右脳開発でお子様の才能を開花
第89回 子どもが「嘘」をついたら ②
子どもが嘘をついたとき、叱っていい嘘といけない嘘があります。
例えば、家には小さなテレビしかないのに、
「うちには50インチの液晶テレビがあるんだよ」なんて、
お友達に嘘を言っていたら、どうしますか?
こういうときは、その子の気持ちを
受け入れてあげることが大切です。
「大きなテレビがうちにもあるといいわね」などと、
まずその子の心を肯定してから、
「でも、その子が家に来たら、がっかりするんじゃないかな?
お友達ががっかりするようなことを言うのはどうかな?」
とやさしく訊いてみてください。
また、「○時に帰ってくる」という約束を、
毎回のように破る子がいます。
「なんで約束を破ったの?」と訊くと、
「自転車がこわれちゃったから」とか、
「友達がけがをしたから、助けていた」
「帰るときに先生に呼び止められて話をしたから」など、
いろいろな言い訳が出てきます。
このような場合は、嘘をつきたくてついたのではなく、
ごまかすために結果としてついた嘘です。
子どもも、約束の時間に帰りたいと思っているのですが、
ズルズルと引きずられてしまって遅れてしまうのです。
大人でもよくあることですよね。
こんなときには、約束を守るには
どうしたらよいかを親子で一緒に考え、
一段階ずつステップアップしていくことです。
安い腕時計を買ってあげるか、
お母さんのお下がりを貸してあげるなどして、
時間がわかるようにする。
それでも約束に遅れそうな時は、前もって連絡する。
など、いろいろなステップアップの仕方があると思います。
子どもが嘘をついたときというのは、子どもの心の声を
聞いてあげるチャンスでもあるのです。
子どもは、自分の声を聞いてほしくて嘘をつくことがあります。
そんなとき、頭ごなしに叱ってしまうと、せっかく開きかけた
心の扉を閉じてしまうことになります。
小さな嘘は、子どもからの小さなサインかもしれません。
そのサインを見逃さないで理解してあげれば、
大きな嘘を防ぐことができるでしょう。
「わかってもらえた」という経験は、
「雨降って地固まる」のように、
子どもをひとつ成長させるにちがいありません。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
今日のオススメ動画
■必見!「長期記憶能力」壱萬会で身に付く能力
記憶の引き出し方とは…?
大学といわず、大人まで使える
長期記憶能力についてのお話です!!
◼︎動画はこちら⇒【★必見!「長期記憶能力」壱萬会で身に付く能力】