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子育ての知恵ぶろぐ

第135回 0歳児の2割、ほぼ毎日スマホの現実

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0歳児の20%がほぼ毎日スマホで
動画や写真を見ている――。

民間シンクタンクの
ベネッセ教育総合研究所が
育児中の母親を対象とした調査で、
こんな結果が出ました。

4年前の前回調査から約6倍に増え、
親が手を離せない時などに
幼児期にスマホで遊ばせる
「スマホ育児」が急速に浸透している
ようです。

2017年3月に
東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏に住む
生後6カ月~6歳児がいる
母親3,400人を対象に
ネットで実施した結果です。

特に、スマホを持っていた92.4%の中で、
「子どもは家庭で1週間あたり
どれぐらい見たり使ったりしているか」
を尋ねたところ、
「ほとんど毎日」と答えた0歳児の親は
20.0%(前回調査3.5%)いた
という事実には驚きます。

NHKの子育て応援サイト
「すくコム」の調査によると、
子育てで
「0歳児にスマホを使用させた経験がある」
と答えた人は71%でした。

5年前の調査からするとほぼ倍増です。

スマホ開始年齢は、
「1歳から」が最も多く、
スマホ使用率は
0歳で71%、2歳で82%、3歳で85%
となっています。

幼少期からのスマホ依存には、
多くの専門家が
悪影響やデメリットを指摘しています。

①視力への悪影響

②心の発達への影響

③知能の低下

などのことが挙げられていますが、
一番の悪影響は、
親がスマホ依存になることによって
子どもと関わる時間が
大幅に減ってしまうという点です。

それを「スマモリ」と言います。

幼児期は、周囲の人からしか
コミュニケーションの方法を
学ぶことができません。

その結果、
無表情で泣かない、笑わない、
感情表現が極めて少ない
「サイレントベビー」になってしまいます。

乳幼児期は、
スキンシップから始まって、
人としての表情を学び、
人間との関わりの原点を作る
重要な時期です。

機械はその代わりをすることは
できません。

そのことを
しっかり認識しなければなりません。

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