右脳開発でお子様の才能を開花
第152回 「心のあり方」は 遺伝子にも影響を与える
先日、ヘーグルの顧問で
筑波大学名誉教授の
村上和雄氏から
成果報告書が届きました。
「思いが遺伝子の働き
(オン・オフ)を変える」
という仮説を
科学的に証明するため立ち上げた
「心と遺伝子研究会」は、
今年で17周年を迎えることが
できました。
この間、私どもは
「笑い」が糖尿病患者の方々の
食後の血糖値の上昇を抑え、
免疫や代謝に関わる
遺伝子のスイッチを
オンにすることを見出しました。
さらに、
「笑うネズミ」の研究では、
幼少期の笑いを伴う遊びが、
ストレス脆弱性の軽減や
学習能力の回復などに
効果を示すことがわかってきました。
そして最近、
「祈り」に科学的アプローチを試みて、
知見を積み重ねております。
昨年は、その第一報として
「祈りと遺伝子」の研究論文を
発表いたしました。
私はすでに
「慈悲心は遺伝子の働きを変えるか」
というタイトルで
「敬虔な祈りは遺伝子のスイッチを
オンにする可能性がある」
と述べています。
これからも、
これらの研究成果を基盤として、
「心と遺伝子の研究」を
発展させていこうと考えております。」
と書いておられます。
村上先生は、
2003年にチベット仏教の最高指導者であり
ノーベル平和賞受賞者のダライ・ラマ14世と
ノーベル物理学賞を受賞した
小柴昌俊・東京大学名誉教授と共に
東京・両国国技館で講演と対話を行いました。
心のあり方が、
遺伝子に影響を与えることは、
科学的に証明されつつあります。
「祈りや瞑想」は、
単なるリラクゼーションや
集中力アップの手段ではなく、
大自然と調和した
一体感の意識状態の変性を
伴うものであり、
遺伝子発現の活性化を
するものなのです。
すべての生き物は、
生命活動に必要な遺伝子情報を
DNA(デオキシリボ核酸)という
化学物質の配列(塩基配列)として
暗号化しています。
この遺伝子情報を遺伝子といいます。
時間や環境の変化に応じて
必要な遺伝子情報を
取り出す仕組みとして、
遺伝子の発現をスイッチのように
オン・オフしながら
調節しています。
すなわち、
「オン」とは遺伝子の発現が
活性化している状態、
「オフ」とは遺伝子の発現が弱まる、
あるいは停止した状態です。
この調節には様々な要因が関与し、
いわゆる「心」の状態も
「オン・オフ」に影響することが
知られています。
「祈りや瞑想」が影響を与えた遺伝子は
いずれも
I型インターフェロン関連遺伝子でした。
I型インターフェロンはウイルスの
増殖を抑えたり、
感染した細胞を
除去したりすることによって
ウイルスから身体を守っている
タンパク質です。
「祈りや瞑想」によって
自然免疫系が活性化されたと
考えられます。
このように考えてくると、
「祈りや瞑想」が身体に及ぼす影響は
大きなものであり、
それをさらに積極的に活用している
「イメージ」の力は
さらに大きな力を発揮するでしょう。
「明るくさらに成功するイメージ」
をもつことは、
非常に大切なことです。
~第344回「志のある人間に」の文章より~
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