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幼児教育の豆知識

指しゃぶりはいつまで大丈夫?解決のヒントまで徹底解説!

指しゃぶりは親としても矯正させたい子供の行動の一つですよね。そこで気になるのが、いつまでに指しゃぶりを直させたほうがいいのか?ではないでしょうか。今回はいつまでに矯正すべきかや指しゃぶりの原因と解決方法についてお伝えします。

指しゃぶり

子供が指しゃぶりをする原因として考えられるもの

「子供のすることだから指しゃぶりはしょうがない」と思っていても、いくつになっても直らないのも心配です。そこでまずは原因が何であるかを知りましょう。指しゃぶりをする原因は主に3つ考えられます。それぞれ見ていきましょう。

単に癖になってしまっている

生後2~4か月から始まるのが指しゃぶりで1歳くらいまで続くとされています。しかし、2歳以降になっても指しゃぶりを続けてしまう子どももいます。いわゆる癖になってしまい、辞めるに辞めれない状態が続いているのです。

大人でもついついやってしまう癖というものがありますが、子供も同じように意識していないで指しゃぶりをしてしまいがちです。

ストレスを感じている

子どもにとっては指しゃぶりをしていないと落ち着かないという心理が働いていることも考えられます。自分の匂いを嗅いだりすることで安心感を得るのです。人間はストレスを感じた時に安心したい、リラックスしたいという欲求が出てきます。ストレスの発散方法として指をしゃぶることでストレスから無意識的に身を守っているとも言えます。

着目すべきは「潜在意識」

潜在意識とは、人の中に眠っている意識のことを指します。つまり、周りから見てもわからない意識であり、場合によっては自分自身でさえもわからない意識が潜在意識です。癖になっている、ストレスを感じているというのは潜在意識の中に取り込まれたままであることがわかります。

指しゃぶりをしてしまう原因には個人差はありますが、大抵の場合は潜在意識の中に問題があると言えるのです。

指しゃぶりは何歳までなら問題ない?

指しゃぶりは自然と直ることもあれば、意識的に直す必要が出てくる場合もあります。何歳までなら指しゃぶりは問題ないのか見ていきましょう。

指しゃぶりをしなくなる目安の年齢

指しゃぶりは3歳までなら無理に矯正させなくても良いでしょう。日本小児歯科学会でも3歳までであれば問題ないと結論を出しています。つまり、4歳以降の指しゃぶりの場合は問題視したほうが良いでしょう。

3歳頃になると保育園などで集団の生活をし始めます。他の子供たちと生活をしていくことで、新しい刺激がたくさん出てきます。自分と同じくらいの背格好の子供がたくさんいたり、お遊戯を大人数でやったり、友達が出来たりすることで興味が移るからです。

このことからも、4歳の誕生日を迎えるまでは指しゃぶりをしていても問題視しなくていいでしょう。

あまりにも長く続く場合は、専門家に相談をした方が良いケースも

指しゃぶり4歳以降も指しゃぶりを続けている場合は気を付けたほうがいいでしょう。いきなり専門家に相談してもいいですが、これはあくまでも対策をしたのに解決しない場合です。

指しゃぶりで最も気を付けたいのが歯並びや噛み合わせに関することです。指しゃぶりは指の力を使って口をねぶるので、どうしても歯に対して力が加わってしまいます。子供の歯は未熟であり長い期間、力を加えられると出っ歯になったり噛み合わせが悪くなる可能性が出てきます。

極論を言えば乳歯はいつかは抜けるので問題はなくても、永久歯で歯並びや噛み合わせが悪くなると問題が出てきます。対策をしても指しゃぶりを続けている場合は専門家に見てもらいましょう。

指しゃぶりをやめさせる解決策例

指しゃぶりの原因や、いつまでに止めさせた方がいいのかなどをお伝えしました。次に具体的にどのような解決策があるのかをお伝えします。

対象を指以外のものに置き換える

興味の対象に自分の指がある場合、対象を指から別のものにすることで解決することが可能です。ぬいぐるみやおもちゃを与えることで興味の対象が移すことができます。子供が自分でぬいぐるみやおもちゃを手で持っていれば指をしゃぶる暇がないからです。

他の遊びを発見させる

何もしていないと手持ち無沙汰で指しゃぶりをしてしまうのであれば、何か遊びをさせてしまうのも良いでしょう。4歳の子供であれば、楽しいと思えることがあれば率先して遊びます。興味のある遊びを発見させることで自発的になる効果も見込めます。

また、子供が自分で遊びを発見したら、何が出来たのかや楽しかったことを遊び終わったら聞いてみましょう。親子のコミュニケーションにもなりますし、子供自身が考えた遊びを親が聞いてくれることは達成感や承認欲求を満たしてくれます。

スキンシップを取る

寝ようとするときに手持ち無沙汰で指をしゃぶってしまうこともあるでしょう。そんな時、可能であれば添い寝をしてあげて手をつなぐのも効果的です。親がそばにいることの安心感に加えて、手をつなぐことで物理的に阻止することができるためです。子供が寝付いたら、そっと離れてやりたい事をしましょう。

へーグルでお勧めしている「5分間暗示法」

へーグルでお勧めしている「5分間暗示法」

子供の指しゃぶりを止めさせる方法としておすすめしたいのが「5分間暗示法」です。この方法は潜在意識に語りかけて暗示させることで解決に向かわせます。指しゃぶりをしてしまう原因の多くは潜在意識に何かしらの問題があり、それを取り除くために潜在意識に語りかける必要があります。

潜在意識に語りかけて、直すことで子供はストレスを感じることなく、気が付けば指しゃぶりをしなくなった状態に持っていくことが可能です。まず事前段階として子供が寝ていて、レム睡眠中(睡眠後90分から120分後の90分から120分で周期的にレム睡眠中になる)である時に行います。次に示す例を元にレム睡眠中にそっと小さく優しく語りかけるようにいいましょう。

1.「○○ちゃんは今眠っているけれど、頭の中に目覚めているところがあって、これからママの言うことがとてもよくわかり、全部頭の中に入って覚えています。」(鍵の暗示)
2.「○○ちゃんのこと、パパもママも大好きよ。」(愛情の暗示)
3.「○○ちゃんとママの心はいつも一緒よ。ママとお勉強することがすいすいと頭に入っていき、何でも覚えて、いつでも取り出すことができますよ。」(一体化の暗示)
4.「○○ちゃんは、お友達と仲良く遊んでいます。とても楽しいね。」(矯正の支持)

以上の4点を順番に行ってください。ポイントになるのが4番目の矯正の指示になります。矯正したいことをそのまま言いたいことをグッとこらえましょう。ついつい「指しゃぶりをやめることができるようになります。」と言いたくなります。しかし、潜在意識に対してやめさせたい言葉や行動を言うと逆に意識させてしまいます。

この方法のポイントは否定語やマイナスを連想させることを言わないことです。4の例ではお友達と遊ぶことにフォーカスしています。興味の対象をお友達にして、より遊ぶ暗示をかけることによって指しゃぶりをさせる時間を減らすことが目的となります。

子供の興味対象や、して欲しいことに変えても問題ありません。

まとめ

子どもの指しゃぶりについての原因や解決方法について解説しました。指しゃぶりは必ずしも悪いものではありません。親としては気になる気持ちはわかります。すぐに矯正することはありませんので、一つ一つ試しつつ、子供の成長を楽しんでください。
 
 

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