右脳開発でお子様の才能を開花
第37回 子どもの時期の家事手伝いが、脳と人間を育てる
子どもが勉強さえしていれば安心、という親が増えています。
最近の、特に首都圏の子どもは、過熱する中学受験ブームに
巻き込まれて、勉強、勉強と追いまくられています。
「ゆとり教育」の反動でしょうか、
その過熱ぶりは凄まじいものがあります。
そんな中で、子どもの教育にとって大事なものが
次第に忘れ去られてしまっています。
例えば、昔の子どもは家事を手伝うことが当たり前でした。
兄弟が多かったこともあって、お兄ちゃんは風呂当番、
弟は玄関の掃除、妹は配膳の手伝いや食後の食器洗いなど、
分担が決まっていたものでした。
でも、最近は、子どもたちが忙しくなってきて、
家事手伝いをしていると勉強する時間がなくなる
という理由で、だんだんしなくなってきました。
勉強をする動機も、勉強をしないと良い学校に行けず、
自分が苦労するからという自己中心的な発想からです。
家事手伝いもしないとなると、家族のためにとか、
みんなで協力をして、などという意識が希薄になり、
やがて大きくなって行動の自由度が高まってくると、
それぞれが勝手な行動を取り始め、
家族がバラバラになっていきます。
家事手伝いというのは、家族の一員として生きていくのには、
当然の義務です。
お父さんは、外でしっかりと働いてお金を稼いでくる。
お母さんは、家族の健康を考えきちんと家庭を守っていく。
そして、子どもたちは、これから社会へ出て大きな貢献を
するための準備として しっかりと勉学に励み、
お父さん、お母さんの手伝いを少しでも多くやっていくことが、
家族それぞれの役割であるはずです。
そのようなことを通して、子どもは大きく育っていくのです。
「お兄ちゃんは受験だから」といって特別扱いしてはいけません。
受験で家族に迷惑をかけているのだから、逆に
家族のための手伝いを増やすくらいの覚悟をさせたいものです。
本当に優秀な子は、算国理社以外に英語の勉強をしながら、
難関校に合格するのです。
そのくらい余裕のある子だと、将来、使える人間に
成長していきます。
家事手伝いの中で、一番脳を鍛えるのに良いのは料理です。
まず、今晩の献立を考え、食材を整えるために買い物をし、
できるだけすべての料理が同時にあつあつで食べられるように
仕上がる段取りを組むことで、脳は大きく鍛えられます。
せめて、週に1回くらいは、子どもたちだけで料理を
作らせる日があってもいいと思います。
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●前述で、「受験」というワードが上がっていましたが
未来に受験を控えたお子様をもつお母様方 必見の動画を
こちらでご紹介しています。
受験に向けての期間中、陥りやすい状況とは…?
⇒【★中学受験に潜む「育てゲー」の危険】
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