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【幼児教育の豆知識】小学校受験にやはり向き不向きはある? それぞれの特徴、親が注意すべき点について解説!
志願者数が右肩上がりの小学校受験。検討している親御さんは、自分の子が小学校受験に向いているかどうか気になるところですよね。向き・不向きはあるのか、どのような子が向いているのか、親が心がけるべきポイントなどを解説していきます。
小学校受験の現状
受験への向き不向きを知る前に、まずは、小学校受験の志願者数や試験の傾向など、現在の状況を把握しておきましょう。
少子化にもかかわらず志願者数は年々増加
出生率の低下で少子化問題が深刻化している日本。しかし、首都圏の私立小学校の志願者数は増加傾向にあるようです。
特に、コロナ禍に突入した翌2021年の志願者数は大きな伸びが見られ、10倍を超える出願倍率になった学校も複数。オンライン授業などにすぐ対応できなかった公立小学校に比べ、私立小学校では比較的早く学習のための対策が取られたこともあり、「わが子を任せるなら私立に」と進路変更をした親御さんもいたと考えられます。
また、近年は自校の入試情報を公開する学校が増え、より幅広い層が検討しやすくなったのも一因といえるでしょう。
コロナ禍の「お受験」で変わったこと、変わらないこと
コロナ禍では、小学校受験の内容にも変化が起きました。特に目立ったのは集団の中での行動を見る「行動観察」。密を避けるため、従来のように子ども同士で協力して考え動くといったパターンは減少。先生にいわれた通りのことを行う「指示行動」や個人で考えて行動したり制作したりといった課題が増えたのです。
一方、あまり変化がなかった課題もあります。それは、「家庭における日々のしつけや教育」を見る内容です。例えば脱いだ服をたたんでしまう、使ったものをもとどおり片付ける、といったことを確認するもの。また、四季折々の行事や自然についてなどの問いも、多くの学校で例年通り出題されました。
学校生活において身の回りのことを問題なくできるか、私立小学校が重んじる日本の伝統や文化に親しんでいるかは外せない確認事項のようです。
どうしても小学校受験に向き不向きはあるが、それがすべてではない
年々増える出願者数、コロナ禍での試験内容の変化…。
「うちの子はどうやったら受かりやすくなるのだろう」と、不安に思われる親御さんもいるかもしれません。
大まかな出題傾向があるからには、それに向いている子、向いていない子という区別がやはり出てきます。
しかし、小学校にはそれぞれの校風や理念があり、求める児童像も異なります。つまりは、「目指す小学校が求める能力や知識を備えている」
それが最も重要なのです。一般にいわれる「小学校受験に向いている子」という条件だけで判断しない、ということです。
それを踏まえた上で、どのような子が小学校受験に向いているといわれるのか、次の章でお話しします。
小学校受験に向いている子
小学校受験をそつなくこなせる子にはどんな特徴があるのか、主な5つのポイントにしぼって紹介していきます。
好奇心が旺盛な子
まずは、好奇心が旺盛であること。どんなことも楽しんで積極的に自分から行動できる子は、「入学後も自ら学ぶ意欲を保てる」と評価されます。
ものごとに対して「これはどうなっているのだろう」と子どもが疑問を持ったとき、親も調べるのをサポートするなどさらに知識を広げてあげるようにするといいですね。
協調性がある子
集団生活を行う学校においては、級友との協調性も重視されます。子どもは4歳ごろから徐々に友だちと連携して遊ぶことができるようになってきます。家庭内に閉じこもらず、なるべく公園などで多くの友だちと触れ合う機会を設けましょう。
一緒に遊ぶ中で、物の貸し借りや力を合わせて何かを作ること、譲り合いなどのコミュニケーション能力が身についていきます。
素直な子
先生の言うことを聞かず独自路線を走る子どもよりも、素直に意見を聞ける子どもが求められます。叱ってもなかなか「ごめんなさい」と言わない、言い訳をするということは子どもにはよくありますが、自分に非があるときは素直に謝れるように根気よく教えていきましょう。
集団で行う行動観察では、子ども同士でもめることもあるかもしれません。そういった場合に素直に謝れる子は試験官にも好印象です。
人の話をきちんと聞いていられる集中力のある子
課題をこなすためには、まずは質問内容をしっかり聞き取る必要があります。元気いっぱい、騒ぎたいさかりの年齢ですが、「誰かが話しているときにはきちんとその人を見て大人しく聞く」。そんなメリハリをつけることが必要です。家庭内でも日ごろから正しく「聞く」習慣をつけるように教えていきましょう。
自分の意見をきちんと話せる子
自分で考える力とともに、それを言葉にして伝える力も試されます。親子で会話するときにも意識をしておくといいでしょう。「〇〇ちゃんはどう思った?」「どうしてそう思ったの?」など、子どもが自分の意見を話すことに慣れるようにするのです。大きな声で、ハキハキ話せるかどうかもポイントですよ。
以上、小学校受験に向いている子のポイントをお話ししました。反対に、「小学校受験に向いていない子」とはどんな子なのでしょう。
小学校受験に向いていない子
「小学校受験に向いていない子」とは「向いている子」の真逆、ということになります。具体的に一つずつ見ていきましょう。
落ち着きがない子
子どもは気になったらすぐやってみたい、と行動に移してしまいがち。よく言えば好奇心が旺盛なのですが、裏を返すと「落ち着きがない」ということになります。じっと座っていられない、指示されたことが全部できない、といったことになると小学校受験では不利に。「普段は元気に遊んでいていいけれど、勉強する時間は椅子から立ち歩かない」など「必要な場合は集中する」ことを習慣づけてあげましょう。
人の話を聞けない子
親子で話をしているとき、お子さんはあなたの顔を見て聞いていますか。話した内容をちゃんと理解できているでしょうか。適当に聞いていて何度も繰り返し言わないとわからないのであれば、受験の際も「課題を理解できない」「詳細を聞きもらして間違ってしまう」という残念な結果になる可能性も。
朝の身支度などで説明や指示する際には、何度も言うことを前提にするのではなく、「一度しか言わないからしっかり聞いてね」と言って話しましょう。聞いておらず間違ってしまったら、もう一度だけ説明を。そしてきちんとできたらほめてあげてください。
一人で遊んでいることが多い子
一人で遊んでばかりいると、行動観察のように複数人の中で立ち振る舞うことに戸惑いを覚えるかもしれません。他の子とどう接していいかわからないと、自分本位で動いてしまい「協調性がない」ということに。好きなことに没頭できる一人遊びは、それはそれで大切な時間です。でも、なるべくほかの子どもとも遊ぶ機会も増やしてあげてください。ごっこ遊びのほか、鬼ごっこやかくれんぼなどルールのもとで一緒に行動する経験をさせてあげるとよいでしょう。
一つのことに熱中しすぎる子
「外で遊ぼう」と誘っても、自分の好きな工作に夢中で黙々とやり続ける。そんな子もいますね。興味のあることにはまり込む集中力は素晴らしいです。ただ、小学校受験はさまざまな分野をバランスよく対策・準備する必要があります。一つのことにこだわり過ぎてしまうと勉強が進まなかったり、次々と違う内容を学ぶことに子ども自身がストレスを感じたり。受験への道は険しくなるかもしれません。
そもそも親が向いてないことが実は最大の要因
以上、「小学校受験に向いていない子」についてお話ししましたが、幼児期というのは親の影響を大きく受ける時期。「向いている子」「向いていない子」いずれにしても、親の関わり方がその大きな要因となります。
・「これをしなさい」「あれはダメ」と干渉しすぎる親→自分で物事を考えられない子に
・勉強指導やしつけが厳しすぎる親→自信がなく委縮してしまう子に
といった具合です。
また、子どもに「規則正しい生活を」と言いつつ自身が夜更かしをしたり朝ごはんを食べなかったりしたらどうでしょう。手本にならない行動があればまず親自身が改めなくてはなりません。
小学校受験は「親の受験」ともいわれます。父親、母親ともに同じ視点を持ち、目標に向かって家族で体制を整えていくことが大切です。
向いていない子でも小学校受験はできるのか
これまでの説明から「わが子は小学校受験に向いていない」と思った親御さんに向けて、それでもチャレンジするべきか、それともあきらめた方がいいのか、その考え方についてお話しましょう。
小学校受験がすべてではないことが大前提
まずは、どうしても小学校受験をしなくてはならないのかを考えてみましょう。「エスカレーター式でラクに進学できる」「教育環境のよい学校で学べる」など、さまざまなメリットが理由としてあると思います。
しかし、公立小学校のメリットもあります。遠くの私立校に比べ通学時間がさほどかからないので、放課後に遊ぶ時間や塾に使える時間も増えます。子どもの興味や特性に合った習い事で、知識・スキルを高めることもできるでしょう。
また、近隣の子どもたちとともに学び、学校外でも交流を深めることで、卒業してからもずっと続く交友関係が生れます。
また、小学校受験には対策のためかなりの時間が必要です。入学後の通学もたいていが長時間です。子どもによっては、その時間を別のことに使った方が個性が伸びる、自分らしく過ごせる、といったこともあるでしょう。小学校受験だけが進路ではないのです。
向いていなくても小学校受験を目指すなら
受験に向いている子に当てはまらないけれど、やはり「小学校受験がベストな道」と判断するのであれば、目指す小学校に適した子どもになるよう親が導いていく必要があります。
まずは学校が打ち出している教育方針、児童の理想像、校風などの情報を集めて理解を深めてください。家庭でのしつけ・教育を見直すとともに、その学校への合格者を多く出している幼児教室のリサーチも必要です。
とにかく、目標を定めたなら早め早めに対策を始めること。「向いていない」ポイントに当てはまっていても、繰り返し学ぶ中で問題なく対応できるようになる子も多くいます。伸び盛りの幼児は、親が驚くほどの成長を見せてくれるものです。
「お受験」の前にまずは子どもをしっかり見てあげよう
小学校受験はゴールではありません。6年間の、小中一貫校なら9年間の学校生活のスタートなのです。子どもがなじめずつらい思いをする、といったことは避けたいものですが、がんばって合格した私立小学校から転校を考える人もいるようです。
理由としては、「学習レベルが高すぎる」「先生の教育方針が合わない」「塾との両立が難しい」「イベントや行事が多く子どもが疲弊する」など。
そんな不一致を避けるには、わが子の性格や素質をしっかりと把握することが不可欠です。高いレベルの学習やさまざまな行事に意欲を燃やす子もいれば、マイペースにのびのび過ごす中で才能を伸ばしていくのが合っている子もいます。
子ども自身に聞くことも大切です。目指す学校のよいと思う点を説明してあげるとともに、幼稚園時代の同級生とは一緒に学べないということなどデメリットも伝えて、どう思うかを聞いてみましょう。それぞれの進路のメリット、デメリットをわかりやすく伝えるには、まずは親が理解することが必要です。
子どもの意見に耳を傾けたうえで、わが子が本当に輝ける進路はどれかを、親の目で見極めてあげてください。
まとめ
今回は小学校受験に向いている子、向いていない子についてお話ししました。最後に、「受験対策」に取り掛かる前に押さえておきたい心得をお伝えします。
小学校受験に強い子にするのではなく、人として「よい子」に育てることが大事
「受験に向いている子」のポイントを読むと気付くと思いますが、受験で求められる能力や素質は特別なものではありません。「好奇心旺盛」「協調性がある」「人の話をきちんと聞く」など、「一般的に備えるのが望ましい」能力・素質があるかどうかを確認しているのです。
日々の子育てにおいても、受験のためではなく人として「よい子」に育つように導いていきましょう。それが、志望する小学校合格への近道となるはずです。
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【執筆者】逸見 浩督(へんみ ひろただ)
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