右脳開発でお子様の才能を開花

子育て中のママならば、イラっとしない日はないのでは?親が子どもにイライラして怒るのは、子育てにおいては当然のことです。子どもは世の中のルールを学んでいる途中であり、精神も未熟であるとわかっていても、親も人間。ついイラっとしてしまいますよね。その感情を抱くことについては普通のことなのですが、イライラがつのって親自身が悩んだり、子どもに手が出てしまうようになったりするとつらい状況に。
パパに比べ子どもへのイライラを感じやすいというママを中心に、その原因から対処法までを探っていきましょう。
まずは、子どもにイライラしてしまうのはなぜなのか、その原因をひも解いていきます。場合によっては、子どもではなくママに原因がある場合も。自分に置き換えて考えてみてくださいね。
原因を探るために、子どものどういったところにイライラしてしまうのか、よくある例をピックアップしてみましょう。
いかがでしょう。「まだまだある!」と思われる親御さんがほとんどかもしれませんね。
こうした親のイライラの例を見ていると、大きく分けて2つの心理が原因として浮かび上がります。
親が「こうしてほしい」「こうあってほしい」と思っているにもかかわらず、それに反した行動や及ばない行動を子どもがしているときに、イライラは発生します。例でいうと、「遅刻せず登校してほしいのにダラダラ身支度している」「健康のために食べてほしいのにえり好みする」「習い事が上達してほしいのにできない」といった具合です。
もう1つは、子育てのために自分の時間や体力・気力が消耗されてしまうという気持ち。日々こまごました家事のタスクを抱えているママ。仕事をしているならなおさらで、子どもがいつまでも登校準備をしなかったら、「自分の通勤時間が短くなる」「家事をする時間が無くなっちゃう」…。焦りやペースを乱されることでイライラしてしまいます。子どもが寝たあとに録画視聴や趣味を楽しむなど息抜きの時間も持ちたいのに、宿題を見るのにいつまでも手を取られたら? やはりイライラがつのるでしょう。
この2つの原因のいずれか、もしくは両方を感じたとき、子どもに対してイライラしてしまうと考えられます。
子育てにおいてイライラは普通のことではありますが、親の状況によってはよりイライラしやすくなってしまいます。
たとえば、2歳ごろまでの時期。夜間授乳や夜泣きをあやすためにママは寝不足になりがちに。疲労が解消されないため、精神的に追い詰められてイライラの感情が増幅してしまうことも。
ワンオペ、つまりパパやほかの家族の協力が得にくく、家事も育児も一人で抱え込んでいるママも要注意です。自分の時間を確保しにくく、「なぜ私ばかり」というストレスがたまり、子どもの行動に対してより怒りを感じてしまうのです。
育休中などで大人と接する機会が少ない、という状況も一因に。一日中会話の通じない乳幼児の相手をしていると社会と断絶されているような孤独を感じ、子どもへのイライラへとつながってしまう場合も。育休の間に仕事についていけなくなるのでは、という不安・焦りもあるかもしれません。
上記のような状況は、一人では変えるのが難しいもの。夫婦間で状況を共有し助け合うほか、外部の手も上手に借りて緩和できるようにしていきましょう。
また、ママ自身の考え方が子どもへのイライラにつながってしまうパターンもあります。その中のいくつかを挙げてみましょう。
今まで仕事もプライベートも自分で「こうしたい」と考え、実行してきて、子育てについても理想をしっかり描いてきた…。そんな完璧主義なママにとって、イライラの原因としてあげた「子どもが自分の期待通りに行動しない」は、自分の思いだけではどうしようもないという大きな壁になります。「子どもがいうことを聞かない」、というだけでなく、それに付随して「掃除もできていない」「自分のやりたいこともできていない」となると、すべてきちんとしておきたいママには大きなストレスとなってしまうのです。
マナー・行儀などを親から厳しくしつけられて育った、また、「人に迷惑をかけてはいけない」と親によく言われていた、という覚えはありませんか。そういったママの場合、わが子にも同様に「自分が責任を持ってしつけなければ」という思いが強いことも。子どもの行儀が悪かったりマナーを守らなかったりすると、周りから非難されないかと焦り、イライラしてしまうのです。
子どもが勉強しない、習い事をおろそかにする、といったことに対してイライラするママの心理の背景には、子の将来に対する大きな不安があるのかもしれません。目まぐるしく移り変わる社会情勢の中、「子どもが幸せになるには学歴や語学、スポーツなどの才能が欠かせない」。そう考え、今やらないと取り返しがつかない…という不安・心配が、イライラにつながってしまうのでしょう。
子どもへのイライラを感じたら、上記のような点が自分に当てはまらないか、一度立ち止まって考えてみましょう。そして、「子どもは自分とは別の人間。思い通りにはいかない」ということを、改めて認識するようにしてみてください。親が子にできることは教えることですが、無理にやらせることはかえってマイナスに。ある程度教えたら、あとは子どもの力を信じて、見守ることも親の仕事なのです。
子どもにイライラしてしまう原因が分かったところで、親のイライラが子どもにどのような影響を及ぼすのかを次章でお話します。
親がイライラすることで、「子どもにいい影響がある」と思っているママはあまりいないかもしれませんね。そのとおり、子どもを思ってのはずなのに、親のイライラはマイナスに働いてしまうのです。
親がイライラしていることが多い子どもは、主に次のような特徴を持つといわれています。
常に小言を言われ、「ああしなさい」「こうしなさい」と親から指示されていると、いつしか「どうせ何をやっても叱られる」と思うように。そして、子ども自らが「こうしたい」「やってみよう」と考える自主性の芽が育たない、指示待ちの思考を作ってしまうのです。
何に関しても怒られて親をイラつかせてしまう自分。絶対的存在である親に認められない子どもは、果たして自分をどう思うでしょうか。「自分はだめな子」という思いが強くなり、「自分は自分であってもいい」という自己肯定感を持つことは難しくなります。
子どもに悪影響となる過度なイライラ。まずは、回数を減らすことが第一です。でも、つい「抑えられず怒り過ぎてしまった」「もう知らない!など冷たい言葉を浴びせてしまった」というとき、大切なのはその後のフォローです。
「少しイライラしすぎたな」「言い方がきつかったかな」と思ったら、「ごめん、ちょっと言い過ぎたかもしれない」など、まずはきちんと子どもに謝りましょう。ハグするなどスキンシップも大切です。そしてどうしてそんなに怒ってしまったのかを、理解できるよう説明してあげてください。日ごろから親の愛を十分に感じ、笑顔いっぱいで過ごしている子どもならば、時に叱られたとしても「親の愛」として素直にそれを受け入れられるでしょう。
子どもによくないとわかっても、そう簡単に日々のイライラは減らないかもしれません。そんなときのために、対処法をご紹介します。イライラしそうになったら、試してみてください。
イラっとしてきたら、まずは物理的に子どもと距離を置いてみましょう。パパやほかの家族がいたら代わりに見てもらう、または子どもの安全を確保できる状況であれば、トイレに行く、外の空気を吸いに行くなど、一人になってクールダウンする時間を持つのです。あまり長いと子どもが不安に思うので数分程度がいいでしょう。子どものそばを離れるときには「ママはちょっとトイレに行ってくるね。あとでお話ししようね」と一言声掛けをしてからにしてあげてくださいね。
パパに任せて、カフェでゆっくり過ごすなどの一人時間を持つのもいいでしょう。そして、日ごろイライラすることについて落ち着いて考えてみてください。怒りとは、何かの感情が発露したものとされています。前出の例でいうと、
このように、何かしらその背景に怒りを生み出す心理があるということです。その根本の心理に気づくことができれば、どうすれば解消できるのかがわかるでしょう。上記の例ならば、
といった具合です。場合によっては、そんなに怒る必要がなかった、と気づくこともあるかもしれません。
イライラしがちなママは、つい子どもの「できないこと」に目を向けがちです。そうではなく、子どもの「できること」や「いいところ」に目を向けるよう意識をしてみてください。
食事中なら、「遊び食べしない!」「早く食べて!」と怒ってばかりではなく、「おはしの持ち方が上手になったね」「いただきます、がきちんと言えたね」など、できていることをまずほめてあげましょう。
「友だちの輪に入れない」といった場合も、「消極的」、「引っ込み思案」とマイナスにとらえるのではなく、「慎重派」「自分の世界を持っている」とプラスにとらえてみてはどうでしょうか。自分はいろいろなことができる、いいところがある、という自信を持つことができれば、できていない部分も自ら少しずつ改善していくはずです。
人の心理の中で一番重荷となるのは「怒り」、といいます。イライラする気持ちはため込まずに、誰かに話を聞いてもらうことが大切です。パパはもちろんですが、自分の母親や姉妹、友だちなど、話を聞いてくれそうな人であればどんどん頼ってみてください。地域の子育て相談窓口も活用を。
「このくらいのことで…」と思わず、こまめに話すことをお勧めします。話しているうちに気持ちの整理が付き、どうすればいいかがクリアになることもあります。
成長するにつれ、「このくらいできて当然」「もっとこうしてほしい」など、親から子どもへの期待や要求は増えていきがち。だからイライラしてしまいます。でも、思い出してください。わが子が生まれてきたとき、「私のもとに生まれてきてくれてありがとう」「元気でいてくれるだけで幸せ」。そう感じなかったでしょうか。生まれたての小さな赤ん坊に向かって「どうしてトイレが一人でできないの!」と怒るママはいないでしょう。子どもが成長していっても「生まれてきてくれてありがとう」の感謝の気持ちを忘れなければ、ささいな事で感情に振り回されるイライラは少なくなるのではないでしょうか。
忙しい毎日の中ではついイライラしがちになってしまいますが、できるだけ笑顔で子どもと向き合っていたいもの。そのためにはママ自身が余裕をもち、心身ともに健康であることが大切です。
いつも家事育児に追われ、「あれもこれもできていない」という心理では、余裕も生まれません。料理をする時間がなければお惣菜ですます日があってもいいし、少しくらい部屋が散らかっていても危険なものがなければ明日掃除すればいいのです。まずは、一日育児をがんばった自分をほめてあげましょう。家族や地域の子育て支援サービスを上手に頼って、リフレッシュする時間を確保することも忘れずに。
自分を大切にし、心に余裕ができれば、子どものふるまいも冷静に受け入れることができるでしょう。自分のイライラスイッチをうまくコントロールし、親子とも笑顔で毎日を過ごしてくださいね。
子育てはたしかに大変なことも多く、どうしてもイライラしがちになりますが、 親の態度や考え方が良い方向に変わっただけで、子どもの成長は一気に良い方向に向かっていきます。
また、幼児の教育において大きな成果を出すためには、お父様、お母様の指導内容に対する深い理解が欠かせません。子どもだけが頑張っても成果は出にくいのです。
幼児教室へーグルでは「親と子の共育大学」をはじめとして、親御様に「正しい子育ての知識」を学んでもらう場をたくさん設け、最大限のサポートをしております。子どもと、親御様と、そしてヘーグルの先生の三人四脚で頑張ると、子育てがとても楽しく楽に感じられるばかりか、他ではありえないような成果も出てきます。
もう子育てで悩むことはありません。
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