右脳開発でお子様の才能を開花
【幼児教育の豆知識】幼児期にコミュニケーション能力を伸ばすには…そのポイントについて徹底解説!
「人間形成の基礎」が作られる重要な時期といわれる幼児期。この時期に育みたい能力のひとつが「コミュニケーション能力」です。
子どもが友だちとおしゃべりしない、家族以外と会話できないなど、「うちの子はコミュニケーション能力が低いのかしら」と心配している親御さんもいるかもしれません。でも、よくおしゃべりするだけがコミュニケーションなのでしょうか。
その本来の意味から、家庭で取り組めるコミュニケーション能力の伸ばし方までをご紹介。すぐできることばかりなので、ぜひ実践してみてくださいね。
Contents
コミュニケーション能力とは
「おしゃべりな子」=「コミュニケーション能力が高い」というのは間違い。一方的に自分ばかり話しているのであれば、相手との意思疎通ができているとは言えません。
コミュニケーションとは、「意志や感情などを伝え合うこと」。ここで大切なのは、「伝え合う」という点です。
・自分の意思や感情を言葉などでわかりやすく表す
ということだけではなく、
・相手が伝えたいことが何かをきちんと理解できる
その両方ができて初めて、「コミュニケーション能力がある」と言えるのです。
コミュニケーション能力の重要性
就職活動において企業が重視する選考ポイントの1位は、ここ10年ほどずっと「コミュニケーション能力」です。友だちが多い、話好き、といった単純なことではありません。社会には実に多種多様な人がいて、自分とかけ離れた考え・価値観を持っていることが当たり前です。どんな相手であってもその要望や考えを推し量り理解し、自分の(もしくは自社の)考えや要望をうまく伝えることができる。このように優れたコミュニケーション能力を持っている人には情報が集まり、あらゆる分野において活躍するベースができていくのです。
学校教育でも注目されるコミュニケーション能力
昨今の小中高校の授業も、コミュニケーション能力を育てる内容へと国指導で移行しています。ただ知識を記憶する受け身の学習方法ではなく、自分で考えてそれを発表する、複数人でディベート(議論)をするといった能動的な学びを行う「アクティブ・ラーニング」が多くの教科で取り入れられるように。将来、変化の激しい国際社会で活躍していくためには、高いコミュニケーション能力が必要とされている、ということです。
幼児期におけるコミュニケーションの発達
人生において重要なコミュニケーション能力ですが、一朝一夕に身につくわけではありません。幼いころから少しずつ、周囲との関係の中で築かれていくもの。まずは、その過程を見ていきましょう。
1歳~2歳半
1歳から2歳にかけては自我の芽生えの時期。自分なりに「あれがほしい」「こうしたい」などの思いが出てきて、2語文、3語文と少しずつ言葉で表現するようになります。
他人が見ているものを自分も見る、注目を引きたいものをゆび指すなど、「共同注意」も見られるように。親をはじめとした周囲の表情やリアクションを理解することで、ものごとの認識を深めていきます。
2歳半~3歳
語彙が一層増えて、親にとっても意思疎通がしやすくなります。しかし、聞かれたことにはある程度答えられますが、会話のキャッチボールまではまだ遠い段階です。主観のみで話していることが多く、すぐに話がそれてしまうことも。
ルールを守ること、善悪の判断も徐々に身についてきます。おやつがほしいときに「食べていい?」と確認したり、遊具で遊ぶときに順番を守って並んだりもできるように。
3~4歳
質問されたことに対し2,3語程度で答えられるように。4歳になると、子どもによってはかなり流ちょうに会話ができるようになります。ただ、まだ難しい言葉や長い説明などは理解できない場合も。
幼稚園に入って集団で行動したり遊んだりする機会が増加。友だちとの接し方は最初は「自分中心」ですが、一緒に遊ぶことの楽しさを感じる中で、少しずつ友だちに合わせることもできるようになっていきます。
5~6歳
絵本の登場人物に共感するなど、他者の気持ちを想像し、その立場で考えられるようになる時期。「友だちはこの遊びは好きか」「あの子も一緒にできる遊びはなにか」など、相手にも問いかけながら楽しく遊ぶ方法を探るようになります。やりたいことを我慢するといった自分の感情のコントロールも上手に。
このように、家族をはじめ周囲とのコミュニケーションの仕方を少しずつ学んでいく幼児期。幼稚園、保育園といった環境も大きく影響しますが、家庭でもコミュニケーション能力を伸ばす働き掛けは可能。具体的にどのようなことを取り入れていけばいいかを説明していきます。
幼児期にコミュニケーション能力を伸ばす5つのポイント
子どものコミュニケーション能力を伸ばすために、家庭でできる工夫を5つにまとめました。日々の会話で心がけてみましょう。
日々の「あいさつ」を親子で習慣づける
コミュニケーションの基本であるあいさつ。子どもにも「あいさつはきちんとね」と教えている人が多いと思いますが、ご自身はできているか今一度振り返ってみてください。近所の人に会ったとき、お店でサービスを受けたとき、習い事のとき…。まずは親が大きな声と笑顔ではっきりあいさつをしましょう。子どもはその姿をみて育ちます。
教えても、恥ずかしがるなどすぐあいさつできないこともあるでしょう。そのときは怒ったり無理やり言わせたりしないこと。「一緒に言おう」とうながす、「次に会ったときはがんばってみようか」とやさしく教えてあげるなど根気よく指導を。そして、言えたらきちんとほめてあげましょう。
会話のキャッチボールを意識させ、「聞く」力を高める
幼いときは、自分の言いたいことだけ言って相手の話を聞けないことも。そんな場合は、「会話は交互に話して聞き合うキャッチボールであること」を、わかりやすく教えてあげることが大切です。
言葉でわかりづらいようであれば、実際に「キャッチボール」をしながら会話をするのも一案。ボールや風船を用意して、それを持っている人が話す、というルールにして、交互に話します。持っていないときは相手の話を聞く時間、ということが実感としてわかるでしょう。
相手の立場で考えるための質問をする
会話をするときは子どもに積極的に質問をしていきましょう。日々の出来事において、子ども自身がどう感じたかを聞くことも大切ですが、合わせて行いたいのが他人の気持ちを考えさせる質問。
「友だちの●●くんがおもちゃを取った」というのであれば、「悲しかったね。でも、どうして●●くんはあなたのおもちゃを取ったのかな」と問いかけてみてください。「ふたりで取り合いになったとき、どうしたらよかったのかな」など、相手への適切なリアクションも考えられるといいですね。
絵本を読むときにもこれらの質問は活用できます。登場人物はどうしてこう言ったのか、自分だったらどうするか。こうした問いかけを通じて、子どもは自分とは異なる考えを持つ人がいることを理解し、相手の立場で考えることを覚えていくでしょう。
読書などを積極的にさせ、気持ちを伝える語彙力を養う
自分の気持ちや考えを伝える力は、そもそもそれを表現する語彙力がないと育ちません。うれしい、楽しい、悲しい、悔しい、さびしい、など、今自分が感じている気持ちはなんというのかを子ども自身が気づき、理解する必要があります。そして、それを相手に伝える言葉の使い方を知ることで、上手に表現できるようになります。
語彙の習得に役立つのは読書。たくさんの本を読んであげる、自分で読めるような環境を整えてあげることから始めましょう。良質なテレビ番組や映画も学びの助けになるはずです。
家族間の会話を増やし、言葉以外のコミュニケーションも大切にする
何より効果的なのは、家族がよく会話をすること。食事どきをはじめ、園や習い事の送迎中、お風呂の時間など、子どもに質問したりその意見を聞いたり、話をさせる機会を増やしていきます。親子にかぎらず、夫婦、またはほかの家族間の会話も密にしていきましょう。
また、にこやかな表情や、抱きしめるなど言葉以外のスキンシップも重要。ふれあいで伝わる愛情は、子どもの精神にとてもよい影響を与えます。
子どものコミュニケーション能力を伸ばすために注意すべきこと
家庭で取り組める工夫を紹介しましたが、逆に家族の接し方により子どもがコミュニケーションに消極的になってしまう場合も。親が知っておくべき注意点をピックアップしました。
頭ごなしに否定したり、怒ったりしない
子どもが駄々をこねる、言うことを聞かない、といったとき、頭ごなしに叱りつけていませんか。大人から見たら単なるワガママかもしれませんが、子どもなりに思いがあってやっていること。「どうしてこう思うの」「なんでイヤなのかな」とまずは言い分を聞いて、その気持ちを受け止めてあげましょう。それから、「なぜダメなのか」をやさしく教えてあげてください。大切なのは、子どもが「自分の思いが伝わった」と感じること。そうすれば、落ち着いて相手の話も聞けるでしょう。
話を遮らずに、きちんと聞いてあげる
子どもがうまく話せなかったり、親が時間かなかったりすると、つい途中で「こういうことよね」と先回りして話してしまうことも。そうすると、子どもは話そうとする努力をせず、自ら発信することにも消極的になってしまいます。
親は子どもが話し終わるまでしっかり耳を傾けて。言葉に詰まったらはじめて、「こういうことかな」と手助けをしてあげてください。自分のペースで話してもいいとわかれば、安心して会話ができるようになるでしょう。
たくさんほめて、自己肯定感を高める
臆することなく素直に自分を表現することができる人は、「自分は自分でいい」という自己肯定感を持っています。子どもの自己肯定感を高めるために親ができるのは、たくさんほめてあげること。でも、「すごいね」「かしこいね」といったように適当な言葉を使っていては、何がすごいのか子どもには伝わりません。ほめる場合は具体的に言いましょう。大げさではなく、素直に「いいな」と思った点をクローズアップして伝えてあげてください。結果だけではなくその過程を見て、工夫したところ、努力した点をピックアップするのもポイントです。
ほめられることで自信が付けば、コミュニケーションの上達にもつながるでしょう。
夫婦関係の影響も大きい
子どもは、パパとママの関係性もよく見ています。ふたりがどんな表情や声のトーンで話しているのか、そこから夫婦の関係性を敏感に察知しているのです。大好きなパパとママがほとんど話さない、話しても必要最低限で目も合わせない…といったことがもしあれば、子どもは精神的に不安になってしまうでしょう。夫婦がなんでも話し合い、笑顔で接しているのが、コミュニケーションのなによりのお手本となります。
まとめ
普段の生活の中でしかコミュニケーション能力は育たない
子どものコミュニケーション能力の土台は、家庭で育まれるもの。お話ししたポイントは、いずれも特別なことではありません。親が率先して人との会話を楽しむこと、家族間でのコミュニケーションを大切にすること。それを心がけていれば、子どもの話す力、聞く力も自然と高まっていくはずです。
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幼児教室ヘーグルでは、これからの時代に特に必要とされる「コミュニケーション能力」の基盤づくりにも力入れています。例えば、「国語力」も同時に鍛えるために、子どもたちに5つの読み方を教えています。
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株式会社ヘーグル 代表
「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。
【執筆者】逸見 宙偉子(へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表
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