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子育ての知恵ぶろぐ

子育ての知恵ぶろぐ 第357回 「スマホ育児」の大きな落とし穴

「スマホ育児」の大きな落とし穴比較認知発達科学を専門にする
京都大学の明和政子教授は、
「デジタルの時代に生きる
子どもたちの成育環境は、
ホモサピエンスのそれでは
なくなっています。
20~30年前までに子どもたちを
取り巻いていた環境とは
まったく違うと考えた方がいいと
思います」
と言っています。

ある調査では、
保育園や幼稚園の
先生たちの大半が
「遊び方を知らない
子どもが増えた」

と口をそろえます。

その背景には、
「大人ファースト社会」
の存在があります。

保育園の50代の園長は、
「今は社会全体が、子どもたちが
自由に振る舞うことを
厳しく禁じている時代だと思う。
せっかく親が子どもを
公園に連れて行っても、
『うるさい』とか
『危ない』とか言われて
行動が制限されてしまう」
と言います。

そうすると、
親は子どもを静かにさせることが
重要要件となり、
スマホを与えて動画を見させたり
ゲームなどをさせておけば
目的を容易に達成できることを
覚えます。

ただ、小さい時から
ゲームなどに接していくと
子どもの脳内に大きな変化が
表れてきます。

今の子どもたちが見ている
動画やゲームは、
過激な刺激が満載で、
数秒から数十秒の中で
激しい音と映像が繰り広げられ、
それを半永久的に
見られるようになっています。

そこにはストーリーも感動もなく、
ただ子どもたちにとって
ショッキングな映像だけが
流れているだけです。

このような環境に
置かれ続けていくと、
子どもの心の発達にも
大きな影響を及ぼします。

ゲームは、大企業が
膨大な投資をして仕様を決めた
エンターテイメントであり、
一見能動的に見えても、
大人が決めた筋書き通りに
なっており、
子どもの脳内には
大量のドーパミンが放出され、
リアルでは味わえないような
興奮状態になってしまいます。

こうした経験を
毎日繰り返していると、
感覚マヒに陥って、
普段の生活での小さな刺激では
物足りなくなってしまい、
集中力が欠けた状態になります。

WHO(世界保健機関)では、
1歳未満でのスマホなどの
閲覧はさせるべきではない、
とされており、
1~4歳に関しては
1日1時間未満が望ましいと
されています。

しかし、東北大学の
東北メディカル・
メガバンク機構の調査では、
1歳児のスクリーンタイムが
1時間未満48.5%、
1~2時間未満29.5%、
2~4時間未満17.9%、
4時間以上4.1%となっています。

1歳児が経験した
スクリーンタイムの長さ次第で、
発達の遅れが現れるという
研究結果もあります。

それによれば、
スクリーンタイムが
4時間以上の子どもは、
1時間未満の子どもと比べると、
2歳児の時点で
コミュニケーション領域の
発達に遅れが生じる割合が4.78倍、
問題解決の領域で2.67倍に
なります。

スマホを使用することが
当たり前の時代は
始まったばかりです。

今、明和教授の言葉を
真剣にとらえ、
これからAIも含めて
さらにデジタル化が
進化していく時代には、
『子育て』という観点からの
冷静なる判断力が
求められています。

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