右脳開発でお子様の才能を開花
子育ての知恵ぶろぐ 第360回 変わる高校入試・大学入試でチャンスが増大!
大学入試が大きく
変わってきています。
2023年度私立大学入試では、
一般入試で入学する生徒は42.6%で、
57.4%は総合型選抜・AO入試や
推薦入試等で入学しています。
この総合型選抜・AO入試や
推薦入試が増える傾向は、
年々強くなっており、
現在の幼児が大学に進学する頃には、
一般入試が益々狭き門になると
予想されています。
総合選抜型・AO入試とは、
各大学の教育理念、目的、
特色等に応じて
受験生に求める能力、適性等を
判断するものです。
選抜方法も書類選考・面接・
小論文・プレゼンテーション・
グループディスカッション・
フィールドワーク・資格・
検定試験の成績など
学校独自の多彩な方法があります。
先日、来年度の推薦入試で
慶応義塾大学理工学部に
合格した壱萬会生は、
「ヘーグルに通っていたおかげです」
と喜びの電話をくれました。
高校入試はどうでしょうか。
昨年、東京都では大変動が
起こりました。
東京都は、
保護者が都内在住であれば
都外の私立高校に通学する
生徒も含めて全員高校授業料が
実質的に無料となりました。
従来は年収910万円未満の世帯は
実質無料でしたが、
その枠を撤廃したのです。
これにより、
今までの対象だった生徒数は
6万人でしたが、
一気に10万人増えて16万人と
なりました。
これにより、24年度都立高
(進学指導重点校)入試では、
受検欠席者が急激に増加しました。
日比谷高校では、
前年度と比べると18.4%が22.9%、
戸山高校では14.5%が19.6%、
西高校では11.9%が14.0%と
増加しています。
東京都の国立・私立高の合否は
都立高入試日の前に発表されるため、
「私立の合格校のレベルを鑑みて、
『授業料が実質無料なら
合格した私立に入学を決めて、
都立の受験は欠席しよう』
という選択がなされた可能性が
高いのです。
流れていく高校と言えば、
早稲田大学高等学院や
慶應大学の附属系高校などです。
(ちなみに早慶に入るのに
一番楽と言われているのは
大・高・中・小学入試の中では
高校入試です)
逆に考えると、上位都立高校が
穴場になってきているとも
言えるのです。
日比谷高校の場合、
SSH(スーパーサイエンス
ハイスクール)に指定され、
生徒全員が理数探求基礎という科目で
探求学習をしています。
東京都の公立中学3年生の
生徒数予測では、
2029年が81,030人でピークとなり、
そこから一気に減少していき、
2036年には65,932人と20%近くも
減ります。
大阪府でも26年度以降は、
実質高校の授業料無料化と
なります。
この傾向は、少子化対策として
どんどん広がっていくことでしょう。
中学入試については、1都3県で
2024年度の小学校卒業生数は
前年比5,300人の減少でした。
ところが、中学受験率は
過去最高を記録し、
15.3%となり過熱しています。
まずは、お子さんの適性や個性、
才能の型をよく見て、
様々なチャンスが
用意されていることを
親が冷静に見ていくことが重要です。
世の中にはいろいろな人がいます。
そして人種もあります。
そうした人たちと
分け隔てなく接していける人間を
育てなくてはなりません。
これからの時代、
ヘーグルで培われる『素地力』と
『非認知能力』を育てていくことと、
子どもがやりたいことを
完全燃焼させていくことで
未来は大きく開かれていく
イメージを親が持ち、
親が広い大きな心を持って
リードしていくことが大切です。