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幼児教育の豆知識

【幼児教育の豆知識】子どもの創造力を高めるには? 親がすべきことについて徹底解説!

子どもの創造力を高めるには

これからの時代に求められる能力の一つ、「創造力」。それは一朝一夕に学べるものではなく、子どものころからはぐくむことで身についていくものなのです。
今回は、「子どもの創造力を高めたい」という親にむけて、家庭でできること、おすすめの遊びなどを紹介していきます。

「創造力」とは?

はじめに「創造力」とは何かを確認しておきましょう。「想像力」「発想力」との違い、子どものころから高めていく必要性についても解説します。

そもそも「創造力」って?

創造力とは簡単に言うと、「ものごとを新たに生み出す力」です。リアルなものに限らず、ものごとの概念や考え方、問題を乗り越える方法などを新たに作り出すことも、創造力といえます。
経済産業省が2006年に提唱した「社会人基礎力」(※)においても、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な」12の能力要素のひとつとして、創造力=「新たな価値を生み出す力」があげられています。
変化の激しいこれからの時代、既存の考え方や方法に頼るだけでは流れに飲み込まれてしまうかもしれません。求められるのは、枠にはまらない新たな価値を生み出せる、創造力ゆたかな人物像なのです。

(※)経済産業省「社会人基礎力」
https://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/

「創造力」と「想像力」、「発想力」はどう違う?

創造力とよく混同されるのが「想像力」。想像力は、「ものごとを思い描く力」といえます。見たことのないもの、今は現実にないものなどを考え出したり、自分以外の人の感情を推し量ったりする力です。
「発想力」も似ている言葉の一つ。持っている知識、情報から新しい考えやアイデアをつむぎ出す力、と表現できるでしょう。
いずれも社会において求められる能力です。ただ、想像力や発想力だけでは、「頭の中で思い描くだけ」で終わってしまうかもしれません。それを実際に形にするためには、高い創造力が必要なのです。

子どものころから創造力を高めるべき理由とは

考え方が柔軟

幼少期はまだ思考のパターンも定まっておらず、柔軟な考え方ができるとき。幼いころから創造力を磨いていくことで、固定観念にとらわれず常に自分なりの考え方を生み出す、というよいクセづけができるでしょう。
他者の作った概念やルールに乗ることを基本として成長してしまうと、後々自分で考え出すということがより困難になってしまうかもしれません。

    

忍耐強く取り組む姿勢がはぐくまれる

ただ思い描くだけではなく、「創造力を持ってアイデアを形にする」ということはときに忍耐が必要となります。頭の中で考えていたとおりにいかないのはよくあること。それでも試行錯誤してあきらめずに取り組めるのが創造力のある子どもです。その忍耐力は、学習や習い事などあらゆるシーンでよい結果につながるでしょう。

ものごとに対して積極的になれる

自分なりのアイデアや考えを形にすることができれば、それは子どもの自信につながります。そうすれば、さらに新たなことを考え、自分で実現していこうという積極性が身についていくでしょう。
たとえうまくいかないときでも、「どうすれば解決できるか」と思考を巡らせ、チャレンジしていくことにやりがいを感じられるようになります。

このように、幼少期から創造力を育てていくことにはさまざまなメリットがあります。創造力を早期に身につけた子どもは得られる知識や経験も多くなり、さらによいアイデアや考えを創造できるようになる、という好循環が生まれるのです。

 

子どもの創造力を高めるために親がすべき7つのポイント

子どものころから育てていきたい創造力。そのためには家庭での日常の取り組みが欠かせません。親はどのような点を意識すればいいのか、7つのポイントで解説します。

好奇心のおもむくままに遊べる時間・場を与える

創造力は、子どもが好きなことに没頭し、集中してそれと向き合う中で生まれてきます。ふと気が付くと、子どもが一人でもくもくと遊んでいる、ということがあるでしょう。工作やごっこ遊び、お絵描き、ブロック遊びなど、周囲のことを忘れて自分の世界に没頭しているような状態です。そんなとき大人が、
「遊んでいないで勉強して」
「だれかお友だちと遊んできたら」
などと、その集中状態をさえぎってしまうのはNGです。遊びに没頭している子どもは、小さな頭の中で自分だけのストーリーやアイデアが目まぐるしくめぐっています。それを試し、形にしようとする大切な時間なのです。
危険がなければできるだけそっとしておき、子どもが納得できるまでやり切れるようにしてあげましょう。

五感をフル活用した遊びを行う

視覚、聴覚、触覚など五感を刺激することは脳の活性化につながります。日常の遊びの中でも、さまざまな感覚を使うことを意識するといいでしょう。
おすすめは外遊びです。自然豊かな中では新たなアイデアや発想が湧きやすくなるという実験もあります(※)。公園で遊ぶほか、虫取りをしたり葉っぱや木の実を集めたり。花のにおいをかぎ、水や木に触れて過ごすことは、子どもたちに心地よい刺激を与えてくれるはずです。

(※)「脳波測定による自然体験が寄与する効果の検証」
https://natures.natureservice.jp/2019/05/13/6774/

失敗しそうなときでも、先回りして止めない

まだ幼いと心配で、「失敗しないように」「つらい目に合わないように」と何かと親が先回りしがちに。「~はやめておきなさい」「~はうまくいかないよ」など、子どもが行動する前に指示してしまうこともあるでしょう。
しかし、それを続けていると「失敗はしてはいけないもの」と過度に失敗をおそれる子どもになってしまう可能性も。
大切なのは、子どものチャレンジしようという気持ちです。親はそのチャレンジ精神を尊重し、うまくいかないとわかっていてもなるべくやらせてあげるようにしましょう。
失敗したときは「どうしてうまくいかなかったのかな?考えてまたやってみよう!」といった声掛けをしてあげるといいでしょう。
「失敗してもいい。そこから学んで自分なりのやり方を見つけよう」というメッセージを伝えてあげることが大切です。

むやみにアドバイスせず、子どものアイデアをしっかり聞く

大人からすると、子どもの考えやアイデアは幼く、現実的ではないと感じることもあります。そこですぐに「こうしたらどう」「このほうがもっとうまくいくよ」などとアドバイスするのは、子どもが新しい考えを持つのを阻害してしまうことに。ともすれば、「他人頼み」で自分では考えないようになってしまうかもしれません。
どんなときも、まずは子どもの考えにしっかりと耳を傾けましょう。そして「そう考えたんだね」「おもしろいアイデアだね」など、それを受け止めてあげることが重要です。
そのうえで、「じゃあ、実現するためにはどうしたらいいのかな?」と問いかけてみます。そうすることで、子ども自身が非現実的だと気づいたり、ときには思いもよらない解決法を思いついたりすることもあるのです。

否定ではなく肯定のストロークで接する

創造力の発揮のひとつに工作やアートといった制作があります。子どもが何かを作ったときには、まず「がんばって作ったね」「すてきだね」と肯定的に捉えるように心がけましょう。よくわからないときでも否定的に対応するのではなく、「これはどういうものを作ったの?」「どうしてこうしようと思ったの?」と子どもの意図を聞いてあげるようにします。
子どもの制作物は、その創造性が表現されています。それを親が認めてあげることで、自信を持ってさらに新たなものを作り出していく意欲が生まれるのです。

褒めるときは具体的に褒める

上記のように子どももの工作やアートに対して肯定的に接することが大切なのですが、「すごいね」「きれいだね」といったざっくりした褒め方ではなく、具体的に褒めてあげることがポイントになります。
「細かいところまで作り込んでいてすごいね」「いろんな色を重ね塗りしていてきれいだね」などと伝えることで、子どもは「工夫したところを認めてもらえた」と達成感を感じることができるでしょう。
「自分一人で図鑑をみて作っていたんだよね」「最初は失敗したけれどあきらめずに完成できたね」といったように、完成に至る過程を褒めてあげることも意識して。
自分のがんばりと創造性を褒めてもらえたなら、「もっと新しいものを作ってみよう」とチャレンジする気持ちがわいてくるはずです。

親がお手本になって創造性を示す

身近にいる親は、子どものなによりの手本です。親が創造性のある言動をしていれば、子どもの創造力も自然と磨かれていくでしょう。
一緒に遊ぶ中で自分なりの遊び方の工夫をして見せるのもひとつ。また、子どもが興味を持ったことや社会のニュースについて、会話のなかで独自の考え方を示すのもよい手本となります。
大切なのは親自身が楽しんでいるということ。新しい遊び方を考えたり、ものごとに対する新たな目線を持ったりするのは楽しいことだ、と子どもが感じられれば、自身も創造力を働かせてみようと思えるでしょう。

 

子どもの創造力を高める具体的トレーニング・遊び5選

より具体的に、どんなトレーニングや遊びをすれば創造力が高まるのか、その例を紹介します。日常の遊びの中に取り入れてみてくださいね。

読書

新たなものを生み出すために欠かせないのは新たな発想。脳生理学者の酒井邦嘉教授は、「創造の前には確かな記憶に基づく想像力こそが基盤となっている」(※)とし、紙の本による読書の必要性を説いています。
読書はさまざまな知識と発想のヒントを得ることができます。幼いうちは親がたくさん読み聞かせをしてあげましょう。少し大きくなったら自分で読めるように、図書館や書店で本を一緒に選んであげるといいですね。
(※)酒井邦嘉「読書は脳の創造力を高める―なぜ「紙の本」が必要なのか―」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/consumercoopstudies/508/0/508_13/_pdf

ごっご遊び

おままごとやお人形あそび、ヒーローごっこなど、いわゆるごっこ遊びは、自分で設定やルールを考えることが必要となります。
複数人でのごっこ遊びなら、想定外の役や展開もあるでしょう。そのときどきでどう演じるか、対応するかに頭をひねることで、新たな視点や考え方を得ることができます。
親が相手をする場合は、関わり方でさらに創造力を高めることもできるでしょう。たとえば、「おなかがすいたから、何かお野菜でおいしいものを作ってほしいな」などままごとで新たな展開を促したり、ヒーローごっこなら「この怪獣は口から火を吐くけど、どう戦う?」と設定を提案して考えさせたり。
親も一緒に楽しむことで、子どものごっこ遊びの世界はより深いものになっていきます。

ものづくり・工作

ものづくりや工作も、創造性を鍛える遊びです。ブロックや粘土、折り紙などを使った創作のほか、空き箱のような廃材を活用した工作もおすすめ。
「これは何に使えるかな」「組み合わせたら何ができるかな」と、自由な発想で新たなものを作り上げることができます。
ものづくりはほかにもお絵描き、砂場遊び、電車の路線作り、簡単な料理などさまざま。子どもの興味関心に合わせてやらせてあげるといいでしょう。

リトミック

曲を聞いて体の動きで表現したり、自分で考えたリズムを楽譜にしたり、音楽の表現力を高めるリトミック。自分はどう感じるか、どう表現するかを考え、実際に動きに落とし込むのという流れは、創造力を高めてくれます。
リトミックの教室はもちろん、自宅で音楽に合わせて自由な発想でダンスをしたり、オリジナルの歌やリズムを考えたりするのも楽しいでしょう。

プログラミング

プログラミングとは、課題解決を目指しどのような方法があるかを考え、試していくというもの。パソコンを使った教室や、ロボットを作るといったプログラミング教室が広まっていますね。自宅で行う通信教育もあります。
プログラミングでは、例えば「こんなゲームを作りたい」など自分で目標を設定することができます。そのためにはどうしたらいいのか、道筋を考えるのも自分。自由な発想が求められるので、おのずと創造力が磨かれていきます。

 

まとめ

「創造力」はこれからの社会を生き抜いていくのにとても重要な能力

子どもたちの未来に待ち受けるのはVUCA(予測不可能)時代。既存の概念は役に立たなくなる可能性も高く、求められるのは「新たな価値と生み出す」=創造力の高い人物なのです。
幼いころから創造力をはぐくんでいくべきなのは、社会で有用な存在になる、という目的のためだけではありません。他者に流されず自分の頭で考え、独自の意見やアイデアを持つことは、自分らしく生きていくためには欠かせないこと。子どもが人生を自らの手で切り開いていけるように、創造力の育成を意識してあげたいですね。

 

逸見理代表
【執筆者】逸見 宙偉子 (へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表

「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。
逸見代表
【執筆者】逸見 宙偉子(へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表

「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。

 

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