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幼児教育の豆知識

【幼児教育の豆知識】子どもの好き嫌いをなくすには?対処法について徹底解説!

子どもの好き嫌いをなくすには

子どもの好き嫌いが多いと、栄養面が大丈夫かと心配になりますよね。また、料理を作るうえでも、避けなければならない食材が多いとどうしてもメニューがマンネリになりがちに。
「できれば好き嫌いなく何でも食べてほしい」。そう思う親も多いでしょう。
では、どうすれば好き嫌いはなくせるのか、子どもが好き嫌いをする理由から具体的な対処法まで詳しく紹介していきます。

子どもの好き嫌いをなくそうとする前に

まずは、好き嫌いとはどういうことなのかを解説します。偏食との違いや親の思い込みへの注意、成長のひとつとしてのとらえ方など、子どもへの接し方の参考にしてください。

「好き嫌い」と「偏食」

好き嫌いと混同されやすいのが偏食です。好き嫌いは、例えば「ピーマンは好きではないけれどトマトは好き」というように、食材の一部に対して持つし好です。
一方で、偏食は「パンしか食べない」「肉や魚は一切食べない」など、極端に食事内容が偏っているような状態を指します。長期間そのような状態が続くと、体の健康や発達に問題が出てくる危険性もあるため、場合によってはかかりつけ医や保健センターなどに相談してみましょう。

嫌いだと親が思い込んでいる場合も

たまたま子どもが「いらない」と残した食材を、「この子はこれが嫌いなんだ」とすぐに決めつけてしまうのはもったいないこと。子ども心は気まぐれなので、別の機会に出せばすんなり食べることもあります。
「今回は食べなかったな」という事実として受け止めて、その食材を避けることなく料理に使うようにしましょう。
「あなたは〇〇が苦手なのね」「この子は〇〇が嫌いで」といった親の言葉を聞くと、本人も「自分はこれが嫌い」と思い込んでしまうので、避ける方が得策です。

好き嫌いは成長の証でもある

離乳食から1歳ごろまでは味覚が未熟な時期。比較的どんな食事でも受け入れることが多いのですが、2歳に差し掛かると味覚の発達により好き嫌いの個人的な好みが出てきます。
また、「これが好き、これが嫌い」と自分の意思表示をできるようになるのは、自我が成長している証拠。精神の成長の一つと考えてみましょう。

 

子どもはなぜ好き嫌いをするのか?

成長の一つの証しでもある好き嫌いですが、いつごろから好き嫌いは本格化するのか、そして特定の食材を嫌いになる理由を少し詳しく探っていきましょう。

好き嫌いはいつ頃から始まる?

好き嫌いがはっきりしてくるのは2~4歳が多いようですが、このころの年齢は「自分で何でもやりたい、自分の意思を通したい」という気持ちが強くなる反抗期。親のいいなりになんでも食べていた時期から、自分でこれを食べよう、あれはイヤだ、という意思を持ち、表現するようになっていくのです。

子どもが好き嫌いをする理由

子どもはどんなものが「嫌い」なのでしょうか。実は、「嫌い」といってもさまざまに異なる理由があるのです。好き嫌いを克服するには正しく理由を把握することが大切。自分の子の「好き嫌い」にはどの理由が当てはまるか、考えながら読んでみてください。

苦いものや酸っぱいものは本能的に避ける

ゴーヤなど「苦味」を感じる野菜や、酢の物といった「酸味」のある料理が嫌い、という子も多いでしょう。人間は本来、食べ物を食べて「苦い」場合は毒を含む体に有害なもの、「酸っぱい」ものは腐っていて食べられないもの、と本能で判断してきました。つまりは、生物として備わる体を守るためのセンサーが正しく反応しているのです。
味覚にはほかに「甘味」「塩味」「旨味」がありますが、これらは子どもの大好きな味。甘味は母乳やミルクで慣れ親しんだ味であり、生きるために必要なカロリーを効率よく摂ることができる食べ物と認識します。塩味・旨味も体に必要なミネラルやアミノ酸を含むものとして、これまた本能的に「おいしい」と感じるのです。
とはいえ、成長すると苦味、酸味のある料理もおいしく感じられるようになることも多いので、無理に食べさせる必要はありません。

苦手な食感やにおいのものは避ける

大人と同様、子どもも苦手な食感のものは避けようとします。とくに、感覚が繊細で敏感な子どもは食感についても強く反応します。子どもによって苦手と感じる食感はバラバラで、納豆やオクラのようにネバネバしている食材、ナスのムニュッとした食感など。味以前に口の中が不快になってしまうのです。
噛み切る力が弱い幼児にとってはキノコや繊維質が多い青菜なども苦手食材。調理の工夫が必要です。
また、食感と同様、においも好き嫌いに影響します。「ピーマンやタマネギのニオイが嫌い」という声もよく聞きますね。

見た目があまりよくないものは避ける

料理の見た目で判断して「嫌い」と避ける場合もあります。なじみのない食材が入っている、色合いが気持ち悪い、なんだか嫌いなものをイメージさせる、など、その子にとって好ましくない見た目の料理は、「食べてもおいしくないのでは」と警戒心を持って、拒否してしまうのです。

食べ方が面倒なものは避ける

骨がある魚が苦手、という子どもも多いもの。まだお箸を上手に使えない子どもにとっては、食べるのに手間がかかる料理はあまり好きではないと感じてしまうのです。種のあるオレンジやブドウなども、うまく出すことが難しくて好まれない場合もあります。
ある程度大きくなるまでは身をほぐしやすい魚にする、大人が骨のないところを取り分けてあげるなどして、なるべく苦手意識を持たないようにしてあげるといいでしょう。

食後に不快な思いをしたことによるトラウマ

食べるとのどの奥がイガイガした、食後に気持ち悪くなってしまったなど、食事でイヤな体験をすると、それがトラウマとなって食べられなくなることもあります。
のどや口に違和感が出る場合は、食物アレルギーの可能性もあるので無理に勧めないようにしましょう。

周囲の環境、状況の影響

家では野菜は食べないけれど、保育園の給食は残さず食べる、というパターンも。これは、経験から「保育園は食べなければならないもの、家は残しても許されるもの」という判断を子どもがしているから。
また、大勢の友だちとレストランでわいわい食事をしていると、案外ぱくぱくと食べてくれることもあります。楽しい気持ちになれば苦手なものから気がそれて、食も進むのでしょう。
このように、周囲の環境や状況も子どもの好き嫌いには影響しています。

 

好き嫌いをなくすために

好き嫌いの理由を正しく把握したら、次はそれに応じた解消方法を試していきましょう。調理法の変更や食事に興味を持たせるなど、さまざまな方法があります。試したからといって必ずしも克服できるとは限りませんが、あきらめずにアプローチし続けることが大切です。

味つけや調理方法、見た目を変えてみる

同じ食材でも、味付けや調理方法を変えれば食べられることもあります。和風、洋風、中華などいろいろと試してみましょう。成功例でよく見られるのは、カレーやチャーハン。多くの子どもが好きな料理であり、野菜なら細かく刻んで入れ込めば食感や見た目が気にならなくなり、子どもが苦手な繊維質も食べやすくなります。
骨がある魚や固い肉の場合は、圧力鍋などを利用して柔らかくすれば子どもにも食べやすい料理に。
ただ、子どもに内緒で混ぜ込んで「何を食べたかわからない」という状態では、本当に克服したことにはなりません。追々は、苦手食材を子どもが認識したうえで食べられるように、メニューの工夫をしていきましょう。
また、野菜を型抜きしたり、ごはんをキャラクターに見立てて飾りつけたり、楽しい見た目も食べようという気持ちを後押ししてくれるでしょう。

別の食材に置き換えてみる

子どもの好き嫌いで栄養面が心配な場合は、別の食材で摂取できないかを考えてみましょう。例えば鉄分が豊富なレバーが苦手という子どもには、アサリやヒジキといった同じく鉄を多く含む食材を使った料理を作ってみるなど。カルシウムが豊富な牛乳を飲めない子どもがいますが、その場合はヨーグルトやチーズなどで食べるという手もあります。
「この食材でなければ取れない栄養」というのはほとんどないので、固執せずに広い視野で考えてみるといいでしょう。

一緒に買い物や料理をするなど食に興味を持たせる

食べるだけではなく、買い物や料理を一緒にすることで、食材や食事そのものに興味を持たせるきっかけになります。
スーパーでは旬の食べ物を教えたり、食材のおいしい見分け方を教えて選んでもらったりしてみましょう。自分で選んだ野菜なら、食べようという気持ちも強くなるはずです。料理では野菜を洗うなど手伝いを通して、手触りや色、匂いを五感で感じることができます。
ミニトマトやピーマンなどプランターで育てやすい野菜を一緒に栽培してみるのもおすすめ。
このようにして食べ物を身近に感じ、さまざまな角度から知識を得ることで、食べてみようという気持ちが自然と湧いてきます。

口うるさくしつこく言わず、食べることを無理強いしない

子どもの嫌いなものが食卓に並んだ場合、「ちょっと食べてみようか」と一言声をかける程度であれば問題はありません。しかし、「おいしいよ。なんで食べないの?」とその気持ちを否定したり、「食べないと大きくなれないよ」などと何度も脅したりするのはNG。同様の対応をしたことがある、または親から言われていた、という人もいるかもしれませんが、これでは「食べよう!」という気持ちにはなりにくいですよね。問い詰められる、責められるような食事は楽しくなく、余計に食べる気をなくしてしまいます。「食べたらデザートをあげる」などご褒美を設定するのも、根本的な解決にはならないので避けたほうがいいでしょう。
まずは「嫌いなものは嫌い」、ということを受け入れてあげましょう。そして、親自身がどうしてそれを食べてほしいのかを落ち着いて考えてみます。栄養面で心配であれば先述のように別の食材に置き換えを。「せっかく苦労して作ったのに」という自身のいらだちがもとにあるのであれば、「食べないのが普通。少しでも食べたらラッキー」と気楽に考えるなど、無理やり押し付けずに済む方法を探してみてください。

メニューは家族で同じものを

家族がみんな同じものを食べていることもポイントです。みんながおいしそうに食べていれば、自分の皿にも箸が伸びやすいもの。子どもと同じメニューだと辛いものなどはあきらめなくてはなりませんが、それもわずかの間です。香辛料のきいた料理は外食で楽しむなどして、家庭ではなるべく全員のメニューをそろえましょう。そして、「これは~という料理だよ」「甘酸っぱくておいしいね」など、会話しながら食事を楽しむといいですね。

楽しい食事の雰囲気を常に心がける

子どもの好き嫌いに親がいら立って、ピリピリした食卓のムードになってしまっては逆効果。子どもが嫌いなものを食べないばかりか、食事自体が「イヤな時間」という認識になりかねません。
スマートフォンやテレビを見ることはいったんやめて、なるべく家族でそろって食卓を囲むように心がけましょう。子どもも含めて会話が弾み、笑顔があふれる食事であれば、いつの間にか苦手なものも克服できるかもしれません。

小さなことでも褒める

残さず食べた、嫌いなものも食べられた、というところまでいかなくても、小さなステップを認めて褒めてあげることが大切です。
例えば、嫌いなニンジンをひとかけらでも食べたら「すごいね、食べられたね」。途中で出してしまっても、「食べようとして偉いね」。自分は苦手なものにチャレンジできた、という自信が、次のステップにつながります。

 

まとめ

好き嫌いは気長に見守る気持ちで

子どもの好き嫌いは一次的なことも多く、友だちが「ピーマンが嫌い」と言っているから自分も嫌い、などと真似をしている場合もあります。親としては気になりますが、「好き嫌いをなくさなければ」と叱ってばかりだと親子ともにつらい気持ちに。
「いつかは食べられるようになるかも」「これが食べられなくても、ほかのもので栄養をとればいい」というように、気長に、気を楽にして見守っていきましょう。
肝心なのは、子どもが食に興味を持ち、食べることを好きだと思えること。そのためには日頃から親も食に関心を持ち、子どもと一緒に楽しむよう心掛けることが大切です。

 

逸見理代表
【執筆者】逸見 宙偉子 (へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表

「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。
逸見代表
【執筆者】逸見 宙偉子(へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表

「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。

 

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