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幼児教育の豆知識

【幼児教育の豆知識】おっぱいはいつまであげればいい?卒乳時期の目安について徹底解説!

おっぱいはいつまであげればいい

「卒乳」は、母乳育児をしているお母さんたちの大きな関心事。
「いつまでおっぱいをあげればいいの?」「やめるべき時期はある?」「やめるときの注意点は?」。そんな疑問をまるごと解消できるようにわかりやすく説明していきます。
のちに振り返ったとき、幸せな授乳期間だったと思えるように、後悔のない卒乳を目指しましょう!

おっぱいはいつまであげればいい?

WHO(世界保健機関)とユニセフによると、母乳には優れた効果があるとされ、「生後6カ月間は母乳のみで育てることを推奨」「生後6カ月から、乳児は2 歳まで、あるいはそれ以降も母乳を飲み続けながら、安全で適切な補助食品を食べ始める必要がある」(※)、となっています。
ただ、これは発展途上国も含め栄養が十分に取れない状態の乳幼児を想定してのことなので、絶対に2歳まで母乳でなくてはならない、ということはないようです。
では、日本においておっぱいはいつまであげればいいのでしょうか。おっぱいのメリット、一般的な卒乳の時期などを見ていきましょう。

(※)WHO ―Breastfeeding—
https://www.who.int/health-topics/breastfeeding#tab=tab_2

おっぱいをあげることのメリット

まずは、母乳をあげることのメリットを解説していきます。子どもの栄養面だけではなく、母体の回復を助け、母子の絆をはぐくむ大切な時間でもあるのです。

母乳にはたくさんの栄養と免疫物質が含まれている

赤ちゃんにとっての一番のメリットは、豊富な栄養が得られる、ということです。母乳は、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン類、カルシウムやミネラル、オリゴ糖など赤ちゃんの成長に必要な成分をほぼ網羅しています。
さらに、母乳ならではの成分であるホルモン、抗ウイルス因子、抗アレルギー因子、酵素などは、赤ちゃんの免疫力を高めて感染症やアレルギーにかからないようにしてくれます。
生まれてすぐの初乳、2~3週目の移行乳、4週目以降の成乳と、赤ちゃんの成長に合わせて成分も変化していく母乳。〝スーパーフード〟と言われるのもうなずけますね。

子どものあごの発達が促される

生まれたときから自然とおっぱいを飲むことができる赤ちゃん。実は、お母さんの乳首を歯茎でくわえ、舌で押して母乳を出す、ということを本能で行っているのです。出産後すぐに母乳が十分に出ないことも少なくなく、赤ちゃんは小さいながらがんばって口を動かして飲もうとします。それが結果的にあごの発達につながり、噛む力を育て、離乳食、幼児食へとスムーズに移行できるのです。
一方、哺乳瓶はお母さんのおっぱいに比べるとミルクが出やすく、あごを使うことが少ないので、場合によってはあごの骨が十分に発達しないケースもあるようです。

産後のママの健康が整えられる

母乳育児には、妊娠・出産によって負荷がかかった母体を修復する役割もあります。赤ちゃんがおっぱいを吸うことでオキシトシンというホルモンが放出。それが子宮の収縮を促し、早期回復の助けとなります。
また、母乳育児を行うことで子宮がんや乳がんにかかりにくくなるという研究結果も。授乳によるホルモンの変化や乳管を母乳が通ることなどが影響しているようです。
さらに、妊娠で増えた体重をもとに戻すといううれしい効果も。母乳は母親の血液をもとに作られますが、血液を母乳に変えるには通常の必須カロリーに加え約350㎉ものエネルギーが必要とされています。授乳期には母親もしっかり栄養を摂る必要がありますが、食べすぎなければ自然ともとのスタイルに戻っていくでしょう。

親子の絆を深める

授乳中に幸せを感じる、子どもがいっそうかわいく感じる、といった経験のあるお母さんもいるでしょう。子どもに授乳すると、母親の脳からはオキシトシン、いわゆる「幸せホルモン」が放出されます。それにより子どもをより愛おしく感じるようになります。一方、赤ちゃんもお母さんと触れ合って見つめ合うことでオキシトシンが分泌され、お母さんを特別な存在として認識するようになります。
このように、授乳をすることで心の結びつきである「愛着形成」が促され、親子の深い絆ができていくのです。

おっぱいのやめ方には「卒乳」と「断乳」がある

「卒乳」と「断乳」を混同している人もいるかもしれませんが、一般的に「母親の意思で母乳をあげるのをやめる」のを「断乳」と呼んでいます。一方で、自然に任せて赤ちゃんのほうからおっぱいを飲まなくなることを「卒乳」といいます。
卒乳は断乳よりも長くかかることが多いですが、母子が触れ合う幸せな時間も長くなるということです。ただ、昨今は子どもが1歳前後で職場復帰するお母さんも多数。そのほかお母さんの体調不良などで状況的に断乳せざるを得ないこともあるでしょう。赤ちゃんがまだ「おっぱいがほしい」と感じている断乳の場合は、母子で葛藤が起こることもあります。

1歳〜1歳半まででやめるケースが一般的には多い

平成27年度の厚生労働省の調査によると、離乳の完了時期は「13~15カ月」が最も多いという結果に(※)。一般的には1歳~1歳半までに卒乳、断乳するケースが多いようです。この時期は赤ちゃんの離乳食が1日3回となり、食べることにも慣れて食事への興味も高まる時期。離乳食で栄養が十分に取れるようになると、自然と卒乳、断乳できることもあります。
(※)厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

やめ時は赤ちゃんとママのタイミングで決まるもの

1歳~1歳半でおっぱいを卒業する赤ちゃんが多いようですが、結論をいうと必ずここまでで卒業しなければならない、という区切りはありません。先述の厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」においても、
「子どもの成長や発達、離乳の進行の程度や家庭環境によって子どもが乳汁を必要としなくなる時期は個人差が出てくる。そのため乳汁を終了する時期を決めることは難しく、いつまで乳汁を継続することが適切かに関しては、母親等の考えを尊重して支援を進める」
と記載されています。
実際、仕事などの都合により1歳までに断乳した人もいれば、子どもが3,4歳になって「もういらない」と言うまで授乳していた人もいます。
子どもとの大切なスキンシップの時間でもある授乳。子どもの気質、そしてお母さんの事情もあるので、周囲に影響されることなく、それぞれの母子のタイミングで決めるものと考えましょう。

 

卒乳・断乳を考える一般的な目安は?

おっぱい卒業を考えたとき、「栄養面で大丈夫か」といった不安が出てくることもありますね。どのような状態であれば卒乳、断乳しても問題がないのか、主なポイントにしぼって紹介します。

3度の食事がすべて離乳食になったとき

授乳をやめたことで、栄養が不足してしまうのは赤ちゃんにとってマイナスです。毎日3度離乳食をしっかりと食べ、母乳以外で十分に栄養がとれるかを考えてみましょう。
食べる量も十分であれば、母乳は先に与えず、離乳食の補助という形で食事の後に授乳するようにしてもいいでしょう。

ママの職場復帰や、保育園への入園のタイミングで

仕事に復帰するとなると、日中は授乳をすることができなくなります。保育園へ預ける場合、搾乳したものを渡すことができる園もありますが、園で与えられるミルクも飲めるように事前に母乳から切り替えるお母さんも。
卒乳しておくと、「胸が張って仕事に支障が出る」という心配もなくなります。

子どもが夜に長く寝られるようになってきたとき

赤ちゃんが夜中にあまり目を覚まさず、長く寝られるようになったら、夜間断乳にチャレンジできます。晩御飯の離乳食を十分に与えて、夜におなかがすかないようにしてあげましょう。
夜間断乳からスタートして、徐々に昼間の授乳回数も減らしていくといいでしょう。

ママが授乳をつらく感じたとき

授乳は子どもへの愛おしさを感じるひと時である一方、お母さんに負担になることもあります。頻回授乳により睡眠不足になったり、乳腺炎などおっぱいのトラブルになったり。授乳中は薬やお酒などの制限がありますし、完全母乳だと赤ちゃんを預けて外出するのも難しくなります。
そういったことでお母さんが精神的につらいと感じ続けると、育児全般にも影響します。母乳からミルクに切り替えることで負担が軽くなり、育児がスムーズに進められそうであれば、断乳を考えてみてもいいでしょう。

 

計画的に卒乳するために

「そろそろおっぱいを卒業」と決めても、いきなり授乳をやめるのではなく、計画的に進めていくことが大切です。どのような点に注意したらいいのかを確認しておきましょう。

おっぱいをやめても栄養や水分が十分にとれているかチェック

3食の離乳食で栄養がバランスよく十分にとれていれば、卒乳しても大丈夫な時期です。「なかなか離乳食を食べない」という子も、卒乳すると食べるようになることも。一般的に離乳食でほとんどの栄養が取れるようになる1歳半前後になっていれば、チャレンジしてみるのもいいでしょう。1歳未満は離乳食だけでは不十分なことも多いので、ミルクを足すのが基本です。
同様に、水分もしっかりとれるように気を付けてあげましょう。ストローつきのマグカップなどで飲めるように、水や麦茶で練習を。
卒乳によって排便、排尿の回数が激減していないか、体重は順調に増えているか、赤ちゃんの様子を見ながら進めてください。

いきなり授乳をやめるのではなく、段階的に進める

断乳を決めたからといって、「明日から一切おっぱいはなし!」とするのは母子ともによくありません。
赤ちゃんからしたら、大好きなお母さんのおっぱいが急にもらえないとなると、精神的に不安定になります。また、突然授乳をやめてもそれまで同様に母乳は作られるので、お母さんは乳腺炎になるといったトラブルも。
そういったことを避けるためにも、徐々に授乳回数を減らし、母子ともに心と体の準備ができた状態でおっぱいを卒業できるようにしていきましょう。

 

まとめ

おっぱいをあげることはママと子どもの最高のスキンシップ

授乳はお母さんと子どもの特別な時間です。栄養をとるということだけではなく、触れ合い見つめ合うことで母子の心の絆を作るのです。
おっぱいを卒業することを決めたなら、その分たっぷりとスキンシップをとることを心掛け、赤ちゃんに愛情が伝わるようにしていきましょう。

やめる時期はあくまでも目安、ママと子どものペースを大切に

一般的なおっぱい卒業の時期や、やめ時の目安を紹介してきましたが、最終的にいつにするかはそれぞれの母子が決めるもの。早くても遅くても、お母さんと子どもが納得できれば問題はありません。
「もっとあげたかった」と後悔しないように、一日一日の授乳タイムを大切にしながら、子どもの様子を見て考えていきましょう。

 

逸見理代表
【執筆者】逸見 宙偉子 (へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表

「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。
逸見代表
【執筆者】逸見 宙偉子(へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表

「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。

 

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