右脳開発でお子様の才能を開花
2014年9月21日:「第3回Pre-MEP」を開催しました
2014年9月21日に1、2年生を対象とした左脳の授業Pre-MEPが行われました。今回で第3回目となり、生徒もだんだんと場に慣れてきており、のびのびと授業を受けている様子が見られてきています。
今回の算数の授業では、面積と時についての問題を主に行いました。面積の問題では面積の公式は使わず、面積定規と呼ばれる1cm四方に切られた物を見せ「この面積定規1枚が1平方センチメートルだよ」という根幹の部分だけを教え、それを何枚並べられるかで面積が測れることを学びました。それから面積定規を一人一人に配り、図形の上に置いて実際に面積を調べる取り組みをしました。
その中で、様々な気付きや発見が生まれ、1年生が自分達で四角形の面積を求める公式(縦×横)を発見したり、複雑な形の面積であっても難なく答えることができるようになっていきました。また、2年生では三角形・平行四辺形・台形・ひし形等の面積定規だけでは測れないような形であっても、移動や回転を行うことで形を変え面積を求められることを学びました。また、大人ではなかなか発想できないような面積の求め方も次々と飛び出し、考えることの楽しさや本質を学んでいるようでした。
また、時の問題では、2年生は複雑な時間の計算を行い、1年生は実際の時計を使用しながら時間の概念を学習しました。Pre-MEPの算数は中学の受験問題で出てくるような問題も、計算ではなく実物を使うことで解く事が出来るようになっています。そういった様々な取り組みや問題を通し、時間に関する知識を深めていきました。
国語の授業では、まずは理事長に合わせながら、全員で課題の物語を感情を込めながら朗読しました。文章の持つ深い内容に触れ、それぞれの生徒がそれぞれの感性で感じたことを発表し、問題を解いていきました。また、1、2年生では習わないような漢字やことわざの問題も解きました。難しい問題にもひるまず、果敢に挑戦し、楽しそうに解いている姿が印象的でした。
また、呻吟語という中国古典の学習も行いました。これは大人でも理解が難しい内容ではありますが、あえてその内容に触れさせることで、心の教育につなげます。前回行った呻吟語を前に出て暗唱する生徒もおり、長く難しい文章を堂々と発表していました。1年生はこの発表を20人以上行っており、その記憶力や学習能力の高さを見せてくれました。
理科実験では、本格的な器具を使っての実験を行いました。
1年生は、様々な水溶液をリトマス紙や薬剤に付けて色の変化を調べたり、その結果から分かる水溶液の性質を調べたりしました。
2年生は、物の燃焼実験を行いました。酸素や二酸化炭素を発生させて集気ビンに集める方法を学んだり、集めた気体の中で線香の火の燃え方はどう変化するのかといった、物の燃焼に必要な条件や気体を調べたりしました。
理屈を教えることはせず、理科実験を通して何故こうなるのかといった理由を考えさせ、自分たちで調べさせていきます。こうすることによって、理科に対する興味はもちろんの事、生徒一人一人の好奇心を引き出していきます。
1日を通して、大きな成果があり、また次回へつながる貴重な1日となりました。