右脳開発でお子様の才能を開花
幼児教育とは?家庭で出来ることと幼児教室に通うメリットを紹介
お子さんの健やかな成長を願って、「幼児教育をしたほうがいいのかな」とお考えになる保護者の方は多くいらっしゃいます。そもそも幼児教育とはどんなことをするのか確認してみましょう。
今回は、これからお子さんを幼児教室に通わせるべきか悩んでいる方に向けて、幼児教育の内容や、家庭でできることとの違い、幼児教室に通わせるメリットなどを解説いたします。
これからどのように幼児教育をしようか検討されている保護者の方は、ぜひ参考になさってください。
Contents
幼児教育とは
「幼児教育」という言葉は知っていても、実際どんなことをするのかは知らないという方も多くいらっしゃいます。まずは幼児教育について知っていきましょう。
幼児教育とは生きる力の基礎を養っていく教育のこと
幼児教育とは小学校就学前の幼児に対して、こらから先生きていくうえで必要な生きる力の基礎を養っていくことを指します。
文部科学省によると、「幼児が生活するすべての場において行われる教育を総称したもの」とされており、幼稚園・保育所、家庭、地域社会を含んだ場所で行われる教育のことです。幼児教育=幼児教室に通わなければいけないということではなく、家庭でも幼児教育はできます。
生きる力の基礎は、学力・人間性・思考力・判断力・表現力・健康からなっており、小学校入学前のなんでも吸収する時期に、今後の人生で必要な力を養っていく教育が幼児教育なのです。
幼児教育では挨拶やコミュニケーション能力を身につける
幼児教育という言葉を聞くと、英会話や音楽、スポーツなどの習い事をイメージする方も多いのではないでしょうか。これらは幼児教育の一貫ではありますが、習い事だけが幼児教育ではありません。
幼児教育の基礎ともなるのは、家庭や幼稚園・保育園でのしつけです。挨拶ができる、お礼が言える、謝ることができる、人とコミュニケーションが取れるなど、この先生きていくうえで必要になるものを学ぶことが幼児教育です。
幼児向けの習い事ではスキルを磨くだけでなく、このようなしつけも同時に行われることがほとんどです。協調性を持って学ぶことや、他者との関わり方などを習い事を通して身につけていきます。もちろん習い事でスキルを磨き、心を育てていくことも幼児教育の一つとして考えられます。
幼児教育が注目される理由
学歴社会だった日本も変わりつつあり、勉強ができるかどうかに加えて、地頭の良さも重視されるようになってきました。
企業側も学力ばかりを重視するのではなく、すぐに社会で活躍できる応用力のある人材を評価しています。
- その場に応じて臨機応変に動くことができる
- 頭の回転が早い
- 発想の転換ができる
- 発想力豊かである
など、学力だけでは測れない能力があることが求められているのです。
れらは、勉強ができるだけでは身につけることができません。
これらの能力を身につけ時代に対応していくためには、地頭の良さが求められているのです。
幼児教育では生きる力の基礎を養うとお話ししました。生きる力とは学力・人間性・思考力・判断力・表現力・健康のことであり、幼いうちからこの力を養っていくことが社会でもすぐに対応できる人間力を育てます。
また、幼児のうちはIQが飛躍的に伸びる年齢です。IQといえば勉強ができることをイメージされるかもしれませんが、IQがよいと思考力・記憶力がアップし、それに伴って感性も磨かれていきます。IQや感性を子供のうちにバランスよく伸ばすことは、生きる力をより身につけていくためにも大切なのです。
こういった背景があるため、近年幼児教育に力を入れる保護者の方が増え、より注目されるようになりました。子供の頃に触れたもの、身につけた力は大人になってから思わぬところで発揮されます。
家庭で出来る幼児教育
幼児教育は家庭でも行うことができます。家庭でできる代表的な幼児教育は、しつけやマナーを身につけること、数字や言語の基礎学習を行うこと、遊びを通して感性や知性を身につけることです。
家庭で行われる幼児教育は普段の生活の中で身についていきます。毎日当たり前のように感じる生活の中で学んでいくため、習慣化されやすく実践もしやすいです。
朝の挨拶から始まり、就寝するまでの間に、食事のしつけや、人との接し方、ありがとうやごめんなさいが言えるなど様々なことを見つけることができます。家庭内だけでなく公園で知らないお子さんと交流を図りながら、しつけやマナーをすることも大切です。
知育遊びや知育玩具を使った幼児教育は、保護者の方とお子さんが一緒にできるため、お子さんも安心した環境でリラックスして行うことができます。最近は幼児教育の学習教材も増えているため、保護者の方が一緒になって学ぶことも容易になってきました。
ただ家庭のみでの幼児教育を行うと、基本的に保護者の方や兄弟など狭い人間関係の中で学んでいくことになります。もちろん公園で初めて会うお子さんと交流を持つことで養われるものもありますが、社会に出てからの人との関わり合いや協調性を養うには、より広い人間関係の中で幼児教育を行っていくことがおすすめです。
また、幼児教育を行うことで保護者の方の時間が奪われてしまったり、十分な時間が取れないため幼児教育をしっかり行えないこともあるでしょう。
共働き家庭が増えている今、お子さんの幼児教育をご家庭だけで行うのは、保護者の方の負担がどんどん大きくなってしまうのです。
幼児教室に通うメリット
幼児教室に通って幼児教育を行うメリットを解説いたします。
集団の中でより実践的な生きる力を養うことができる
幼児教室には先生がいて、お友達がいるという家庭とは全く異なる環境があります。もちろんご家庭で幼児教育を行うことも大切なのですが、集団の中で生活すればより社会性や協調性が身につき、実践的な生きる力を養うことが可能です。
幼児教室では先生の話をしっかりと聞くことや、周囲のお友達と協調性を持って接することが求められます。
こういった環境に身を置くことによって、自然と集中力がアップしたり、コミュニケーション能力が身につくのです。
右脳を効率的に鍛える学習ができる
最近はご家庭でも右脳を育てる知育玩具や知育教材も増えてきました。しかし幼児教室なら、幼児教育のプロが正しく右脳に刺激を与える学習を行っていきます。右脳をしっかり働かせることは直感的な思考力を育てるために必要不可欠です。
右脳にしっかり働きかけることができる学習を効率的に行うことで、お子さんの直感的な思考が飛躍的に成長することでしょう。
また右脳だけでなく、この時期に脳全体に刺激を与えることで脳細胞が発達します。どういった方法で脳へ刺激を与えることが脳細胞の発達に繋がるのかをプロは熟知していますから、的確なアプローチができるのです。
将来の可能性を広げてあげることができる
子供は大人では考えられないスピードで、たくさんのことを吸収しています。脳は幼児期にほぼ完成し、そこからほとんど成長しないと言われていますから、この時期にお子さんに学ぶ機会を与えてあげることはとても大切です。
幼児のうちに幼児教室に通うことで、さまざまな分野に触れることができるので、興味・関心の幅も広がります。また、教室で自分とは違う考え方・発想力を持つお友達と触れ合うことで、自然と他の価値観を知ることもでき、伸び代が増えるのです。
子供の頃に体験したことは、将来の夢につながったり、大人になった時の意欲の元になったりします。幼児期に幼児教室に通わせてあげれば、さまざまな将来の可能性を手にすることができるのです。
家庭でできる幼児教育の進め方
前項で幼児教室に通うメリットをご紹介しましたが、ご家庭でも幼児教育をすることは可能です。
具体的には、以下のような教育を年齢に応じて行っていくと良いでしょう。
1歳の幼児教育
1歳児の場合は、見る・聞く・触るなどの感覚を刺激し、脳を活性化させる教育が最適です。
例えば、まわりにある物を指さしながらお子さんに「これは〇〇だよ」と伝える「言葉かけ」など。
1歳児は聴覚が発達してくる時期であるため、親の声を覚えたり、声を聞き分けたりできるようになると言われています。
こうした時期に多くの言葉をかけてあげることによって、早期に言葉を覚えさせ、コミュニケーション能力を育むことが可能に。
絵本の読み聞かせなどは特に有効で、聞いた言葉だけではなく見たイラストなどでお子さんの感覚を刺激することができます。
2~3歳の幼児教育
2~3歳児の教育は、幼児教育においてもっとも重要だと言われています。
2歳頃になると、言うことを聞かないイヤイヤ期に入る子も多いですが、それは自我が芽生えた証。
また、体も知能も大きく成長する時期ですので、この時期の幼児教育が重要だと言われています。
具体的には、手先をたくさん動かす遊びを行い、脳を活性化させると良いでしょう。
シール貼りやブロック遊びなどが最適です。
3歳になる頃には、10までの数字を覚えさせることや、ひらがなを読む練習をさせるのに良い時期になってきます。
例えば、絵本の時間はただ読み聞かせるだけではなく、お子さんと一緒に声に出して読むことで、お子さんが数字や物の名前を覚えていきます。
簡単なジグソーパズルなどに触れさせるのも良いでしょう。
物の形や組み合わせを考えることで、発想力を育みます。
4~6歳の幼児教育
4歳頃になると、身体能力も身につき、手先も格段に器用になります。
知能と言語の発達も著しく、社会性が向上し、コミュニケーション能力もアップする時期です。
このタイミングに適しているのは、思考力向上を手助けするような遊びや学習です。
ごっこ遊び・折り紙などが挙げられるでしょう。
5~6歳になったら、鉛筆で文字や数字、自分の名前をひらがなで書けるように訓練するのがおすすめです。
もう少しレベルアップを図りたいのであれば、一桁の足し算や引き算にチャレンジさせたり、時計を読めるように練習させてあげたりしましょう。
タブレットを用いたプログラミングに触れさせるなど、小学校入学の準備を始めておくのも有効です。
家庭学習で幼児教育を行う教材5選
ご家庭で幼児教育を行う際は、それ専用の教材を利用することで効率的に学習を進めさせることができます。
おすすめの教材を5つご紹介しますので、参考にされてください。
こどもちゃれんじ
こどもちゃれんじは、看板キャラクターのしまじろうでお馴染み。
毎月、「エデュトイ」というおもちゃとワークが届きます。
エデュトイはただのおもちゃではなく、大手企業が幼児の発達について研究・開発したものであり、安心・安全にこだわりながら、幼児の脳を効率的に刺激します。
学習だけではなく、トイレトレーニングなど、生活習慣も身につけられるようになっている教材です。
ハローキティゼミ
ハローキティゼミは、幼児教育で名高い「こぐま会」教材による幼児通信教育です。
中学受験の名門進学塾の通信教育とも提携しているため、小学校受験にも対応した内容になっています。
教材の内容は、絵本にはじまり、シールや塗り絵とさまざま。
お子さまの思考力や表現力を伸ばす教材となっています。
幼児ポピー
付録などはついておらず、シンプルなワークスタイルの教材です。
その分、料金もお安いのが特徴で、始めやすい教材でしょう。
シンプルとはいえ、イラストなどはふんだんに盛り込まれており、お子さんの興味をひくには十分。
ポピーを発行している新学社は学校へも教材を提供しており、そのノウハウを生かして作られた教材であるだけに、40年以上にわたって各家庭で愛用されている実績豊富な教材です。
まなびwith
「自分で考える力」を育てるため、小学館グループが開発した通信教育です。
幼児向けは3~4歳コース・4~5歳コース・5~6歳コースが用意されており、教材を通して言葉・文字・数・形を学び、体験や知恵を蓄積していきます。
質の高い教材と、楽しみながら学ぶという仕組みで、「学ぶの土台」を作っていく教材としてお馴染みです。
Z会幼児コース
体験型の教材とワーク型の教材で構成されたZ会の幼児コース。
年中になると提出課題もあり、Z会お馴染みの添削指導つきです。
付録やおもちゃはありませんが、イラストや大きな文字でわかりやすい教材で、お子さんも取り組みやすい教材になっています。
お試し教材などもあるので、本格的に申し込む前に試してみることをおすすめします。
ご家庭と幼児教室でバランスよく幼児教育を
幼児教育は幼児教室に通えば完璧にできるというものではありません。
ご家庭でもしっかりしつけやマナーを教え、ご家庭でできないことを幼児教室で触れていくことが理想です。
大切なお子さんの将来性を高めてあげるためにも、ご家庭でできることと幼児教室で補いたいものを考えながら、バランスよく幼児教育の機会を与えてあげましょう。
株式会社ヘーグル 代表
「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。
【執筆者】逸見 宙偉子(へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表
「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。