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幼児教育の豆知識

2歳児の育て方で発達が変わる? イヤイヤ期の接し方と”しつけ”について解説!

2歳児の育て方で発達が変わる? イヤイヤ気の接し方とトレーニング方法について解説!
2歳児はイヤイヤ期とも呼ばれ、親の言うことを聞かない場面が増えてきます。
しかし、ここで甘やかしすぎたり頭ごなしに怒ったりすると、良くない影響を与えます。
褒めるべきときには褒め、叱る時はきちんと理由を説明しましょう。
ここでは、2歳児の育て方や、”しつけ”について具体的に解説します。

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Contents

2歳児の育て方はその子の人生を大きく変える

2歳はその子の人生にとって大きな部分が決まる時期

2歳児になると少しずつ自我が芽生え、自己主張を覚え出し、親の言うことを聞きにくくなってきます。
「イヤイヤ期」とも呼ばれるこの時期は、物事の感じ方の基礎や人とのコミュニケーションのとり方の土台など、その子の人生にとって大きな部分が決まる時期です。
親としては、2歳児の育て方がその子の人生を大きく変える、と自覚しておいたほうがよいでしょう。
この時期に甘やかしすぎず、しかし愛情をたっぷりかけてしっかりと育てると、傲慢になったりせず、自分に対する良い意味での「自信」を持った良い子に育つ可能性が大きく高まります。

自信をもった人間に育てるチャンス

逆に言えば、自我が芽生え出すこの時期は大きなチャンスでもあります。
2歳児が何かにチャレンジしてすぐ諦めそうになるときは、励ましたりして声をかけてあげましょう。
この頃のチャレンジする態度は、一見わがままに見えることもあるかもしれませんが、成長のためには必要なことです。
親がマメに声をかけ、安心した気持ちでさまざまなことにチャレンジすることが、今後のプラスに繋がっていきます。
子どもの発達の度合に応じて、できそうなことであれば自分でやるように促してみたり,子どもが自ら何かをやろうとしている場合には、そっと見守ってあげて、上手くいけば褒めたりご褒美を与えることが重要です。
自分でチャレンジして取り組んだことがうまくいけば,それは小さな成功体験となって自信へとつながり、そして、それは更なる自立心・自発性の発達にもつながっていきます。

 

2歳ごろの子どもの特徴~イヤイヤ期のはじまり~

2歳児
前述のとおり、それまで何でも親の言うことを聞いてきた子でも、2歳児になると自己主張を覚え、何でも自分でやりたがったりします。
いわゆる「イヤイヤ期」のはじまりです。
ここでは、「イヤイヤ期」によく見られる2歳頃の子どもの特徴について見ていきましょう。

1. 言葉能力が高まり自分の意見を言えるようになる

2歳児は言語能力が非常に高まる時期です。
自分で自分の名前が言えるようになる時期でもあります。
また、短い言葉も身についてきて、2単語・3単語の文章で自分の意見を言えたりするときもあります。

2. 好奇心旺盛で何にでも興味を示す

見るもの何もかも新鮮なので、2歳児はさまざまなものに興味を示します。
触れてほしくないこと、開けてほしくない場所はロックをかけるなど対応して、できるだけ自由に動けるように環境を整えましょう。
質問をしてくるようなことがあれば、一つひとつ丁寧に対応しましょう。
答えるのに疲れてきたら、逆に質問し返すなどして、2歳児に考える時間をとらせるのも良いかもしれません。

3. 数の認識ができはじめる

2歳は数の認識ができはじめる頃です。
小さい数は少しずつ覚え始めますので、一緒に数を数えるなどして概念を伝えていくことをお勧めします。
数え唄などを聞かせたり、一緒に歌ったりして、楽しみながら数の概念に慣れさせていくのも効果的です。

4. 体力がつき遊びのバリエーションが広がる

2歳児になると、体力がつき、本格的な遊びも増えてきます。
たとえば砂遊びでも、ただ砂を触るだけでなく、スコップですくって山を作るなど、子どもなりの工夫が見られるようになります。
水を使わせると砂遊びのバリエーションが増えるため、バケツと水を使わせてみても良いでしょう。
また、2歳児は歩くだけでなく、ジャンプなどもできるようになります。
思い切り運動できる安全な場所を探しておくと良いでしょう。

5. 手先が器用になり生活力が上がる

スプーンなどで食事を摂ったりすることができるようになるなど、手先が少しずつ器用になってきます。
クレヨンで線を書いたり、お絵描き遊びができるようにもなってくるので、画用紙などを与えても良いでしょう。
指先を動かす遊びは2歳児の発育に役立ち、生活力の向上にもつながりますので、積極的にチャレンジさせましょう。

 

2歳児が「イヤイヤ期」と呼ばれるのは自己主張を覚えるから

2歳ごろになると、これらの力がつくことで、自己主張する力もついてきて、親の言うことを聞かない場面が出てきます。まさに2歳児が「イヤイヤ期」と呼ばれる所以です。
しかし、仮に親の言うことを聞かないときがあっても、頭ごなしに怒るのは、子どもにとって良くありません。
なぜ怒られたのかを理解できず、自分の存在が否定されたような気になってしまいます。
感情的に怒るのではなく、理由を説明するとともに、叱るクセを親としてしっかりと身につけることが大切です。
ダメなことはダメと叱りながらも、いろいろなことを自分でやりたいという気持ちに寄り添い、子どもを大きく受け止めてあげましょう。

感情表現が豊かになったから「イヤイヤ」をする

2歳ころになると、感情表現も豊かになると言われています。
嬉しい時には全身で嬉しい気持ちを表現するようになりますし、イヤなことにも過剰に反応するようになります。
「何でもイヤ」「自分でやりたい」というのも、感情が細分化されるようになったために見られる行動です。
また、イヤイヤだけでなく、何でもないものをすごく怖がるような反応をすることもありますが、感情が豊かになったために様々な表現をするようになっているのが原因です。

それでも言葉はまだ未熟。うまく表現できない「イヤイヤ」も

3歳頃になると言葉が発達し、言われていることも理解できるようになりますが、2歳頃では、親にダメと言われたところで、まだダメな理由を理解できないことも多いと言われています。
言葉もまだ未熟なため、感情をうまく表現できずに「イヤ!」と泣くことで表現するしかないのです。
ただし,この時期の子どもの言葉の発達には個人差がありますので,発達の度合に応じて対応を変えていくことも大切です。

お昼寝はちゃんとできていますか?

これまでイヤイヤの原因について見てきましたが、やはりそこはまだ2歳児、単純に眠いだけの場合もあります。
2歳頃になると、夜しっかり寝られれば、お昼寝は1時間くらいでも大丈夫な子もいるとは思いますが、上手にお昼寝ができなかった日や、睡眠時間が短い日には、いつもは元気な時間帯でも眠くなってしまう子が多いと思います。
特に、夕方は眠くてぐずってしまう経験がある方も多いのではないでしょうか。
お昼寝の時間にきちんと寝られるよう、子どもが眠りやすい環境にして落ち着かせて上げましょう。

[blogcard url=”https://www.hegl.co.jp/wp/heglnews/travel-tips/2sai/https://www.hegl.co.jp/wp/heglnews/travel-tips/2sai_yonaki/” title=”2歳児の夜泣きの対処方法とは?【幼児教育のプロが語る】” content=”2歳児になると体力がついてくるので、親でも困るようなことをしてしまいがちです。特に多くの親御さんたちが悩んできたのは夜泣きではないでしょうか?産まれてすぐの時も夜泣きで悩みますが、2歳になっても夜泣きで悩んでいる親御さんは多いです。
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イヤイヤ期の接し方7つのポイント

2歳児の育て方で発達が変わる? イヤイヤ気の接し方とトレーニング方法について解説!
ここまで、イヤイヤ期の接し方について、様々な角度から見てきましたが、ここでは
具体的に7つのポイントにまとめました。
これらのポイントをおさえ、メリハリをつけて育てることが大切です。

1. 良いことをしたら認めて褒める

良いことをしたら褒めてもらえるという感覚は、自分が大切にされているという感覚につながります。
良いことをした時はしっかりと認めて褒めることで、子どもに自分に対する自信をつけさせていきましょう。

2. 悪いことをしたら理由を説明しながら叱る

2歳児はまだまだ、何がよいことで何が悪いことかをしっかりと判別することができません。
そんなときに感情的に怒られる経験を重ねると、何をするにも臆病な子になったり、友達にも八つ当たりするようになったりすることがあります。
自分を肯定する気持ちを持ちにくくなり、精神的に不安定なことが増えたり、逆に親の言うことをますます聞かなくなったりするケースもあるでしょう。
悪いことをしたときは感情的に怒るのではなく、なぜ叱られているのか理由をしっかりと認識させ、今後はどのようにすればよいのかを示してあげましょう。
すぐには直らないことも多いですが、根気強く伝えていくのがポイントです。
子ども同士でケンカになった場合でも、なぜケンカになってしまったのか理由をしっかりと聞いてあげましょう。

3. 子どもの言いなりになるのはよくない

気をつけなくてはいけないのは、子どもの言いなりになってしまうことです。
言いなりになってしまうと、わがままに育ってしまう可能性が高まりますので、粘り強く2歳児と向き合いましょう。
また、曖昧な表現で伝えても、一体なぜ叱られているのかが理解できないこともあります。簡潔にわかりやすい言葉で伝えてあげましょう。

4. 「うそ」「いじわる」「欲張り」「わがまま」の4つのカテゴリーで諭す

自我が芽生え、自己主張が強くなってくると、良くない言動や行動が増えてきます。
これらに対しては、「うそ」「いじわる」「欲張り」「わがまま」の4つのカテゴリーで直さなければいけない部分を諭しましょう。
具体的には、「これから○○ちゃんが、『うそ』『いじわる』『欲張り』「わがまま』をしたら、お父さんもお母さんもあなたを叱りますよ」ときちんと宣言するのです。
このとき、子どもが機嫌のいいときや、お母さんもコンディションがよいときを選んで、子どもの目の高さに合わせて、「○○ちゃんは2歳になったから、お母さんとお約束しようね」と言います。
このような約束を4つのカテゴリーで根気強く続けていきます。
例えば、物を買ってくれないと泣きわめく「わがまま」の場合は、「それは○○ちゃんのわがままでしょ。お誕生日に書いましょう。」といったように、子どもの何がいけないのかを伝えることが大切です。
「○○ちゃん、いけません!」とだけ言うと、子どもは自分のことを全否定されたように感じてしまうので、注意してください。

5. 感謝の気持ちを積極的に示す

人に対してありがとうという感謝の気持ちを持つことは、心を豊かにします。
親自身が積極的に感謝の気持ちを示すようにしましょう。
たとえば、子どもが絵などを書いてプレゼントしてくれたときには、言葉はもちろん、「ありがとう」「うれしい」という気持ちをしっかり伝えることが大切です。

6. 人のためになるお手伝いをする

2歳から人のためにお手伝いをするという感覚を持つことは、とても大切です。
お手伝いも少しずつ始めていきましょう。
そのために、まず、お父さん、お母さんの仕事を語ってあげましょう。
このとき、1回だけでいいので、あえて大人に話すように、きちんと話します。
例えば「お父さんは、ITの仕事をしていて、社会では、○○や○○の役に立っているんだよ」とか、「お母さんは、お仕事をしながら、栄養価を考えてあなたのご飯をつくったり、お掃除したりしているの。だから○○ちゃんも、人のためになるようお手伝いしましょう」といった感じです。
このような言い方をしても、2歳児ではまだわからないと思うかもしれませんが、わかるための素地を作るつもりで伝えれば、必ず伝わります。
そのうえで、物をとってきてもらったり、靴を揃えたりという、簡単なお手伝いをお願いすると、「自分も人のために役立ちたい」という気持ちが育まれていきます。
「しつけ」と、人のためのお手伝いを抑えておくと、集団行動を始める場合もスムーズに馴染むことができ、自己肯定感も高まります。

7. 3歳から本格的に始まる学習への準備をする

3歳になると、本格的な学習が始まりますので、スムーズに入れるように、その準備も少しずつ初めていきましょう。
例えば、2歳から鉛筆を持たせて筆圧をつけるようにしておくと、3歳になってからプリントなどの勉強が始まるときにスムーズにできるので、心がけておくと良いでしょう。

 

まとめ

心の教育が重要な時期

ここまで、2歳時のイヤイヤ期の接し方、しつけについて見てきましたが、「2歳はその子の人生にとって大きな部分が決まる時期」ということが、よくおわかりいただけたと思います。
ただ、これは逆に言えば、この時期の育て方を間違えてしまうと、その後の人生に大きな影響が出てしまいかねないということです。
そのようなことにならないように、根幹である「心」の部分をしっかりと育んでいくことがとても大切です。

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幼児教室ヘーグルは、子どもをまっすぐに伸ばすために、心の教育で豊かな心を育み、そして親子でともに成長するということを何よりも大切にしています。
ヘーグルでは「人間学講座」など、豊かな心を育むオリジナルプログラムが充実していることはもちろん、毎週の「レクチャー」や毎授業後の「個別カウンセリング」、年齢別の保護者セミナーや「親と子の共育大学」等を通じて、心をどのように育てるかを学ぶことで、親子で成長できる環境が整えられています。
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