右脳開発でお子様の才能を開花
【幼児教育の豆知識】3歳までにやるべきことは? 子どもの能力の土台を作る大切な時期の過ごし方
「子どもには早期教育が大切」。なんとなくそれは知っている方が多いと思います。特に「0~3歳の時期が重要」と言われ、「早めに語学を習わせなきゃ」など勉強をスタートさせなくてはならない、と思っている方もいるかもしれません。一般的な教育に限らず、3歳までに親が本当にやるべきことはなんなのか、今回はそれをご説明します。
子どもが最も成長する「3歳まで」という時期
3歳までに脳は約80%完成する
人間の一生の中で3歳までというと、あっという間な気がしますね。その間に「脳の80%以上が完成する」というのは驚きです。中には90%という学者もいます。
生後すぐから視覚や聴覚、触覚といった感覚に加え、言語の理解をつかさどる部分が発達を始めます。3歳ごろからは体を動かす運動野の発達もより活発に。シナプスがどんどん増え、神経細胞のネットワークが構築されていく幼児期の脳。ただ、どのような刺激を受け取るのか、その多少や種類により、発達具合は異なってきます。
そのカギを握るのは、もちろん親。子どもの脳の発達のため何をすべきなのか、順にみていきましょう。
3歳までに何をすべきかを考える前提として
とにかく何でも体験させてみる
「何をさせればよいのか…」と難しく考えるのではなく、まずは「何でも体験させてみよう!」と考えれば、少し気がラクになりませんか。幼児の脳は、新しい刺激を受けることで発達していきます。できるだけ多くのことを見聞きし、触れて、五感で体験する。それがいわば脳のための養分となるのです。
「では、動物園や博物館などに連れて行こう」
「たくさん習い事をさせよう」
もちろん、それらは悪いことではありません。特別なところでしか出会えないものや、家庭では教えられないスポーツ、学びもあるでしょう。でも、それだけではなく「日々の生活の中で体験することをまず大切にする」。それを念頭に置きたいものです。
子どもは好奇心のかたまり。おもちゃだけではなく、あらゆるものに手を伸ばしていきます。「どうなっているの?」「やってみたい!」というその気持ちを尊重し、危険ではない限り体験させてあげましょう。つい親が先回りしてやってしまう、「面倒で時間がかかる」「これはまだ難しいから」と禁止ばかりする、というのはNGです。「脳が成長するチャンス!」ととらえ、子どもの体験をつぶさないよう見守る姿勢を持ちたいですね。
子どもが何に興味を持つかしっかり見ておく
もう一つ、親が忘れてはならないのが「子どもが特に夢中になるものを見極める」こと。幼いころは、嫌いなことや苦手なものを無理にやらせても続きません。好きなもの、得意なことなら環境を整えてあげれば、新芽のように才能がぐんぐん伸びていくもの。そのためには、「親が子どもをどれだけよく見ているか」が重要になってきます。
習い事ならわかりやすいですね。楽しそうにレッスンを受けているか、いつもイヤイヤ通うのか。それは日常の遊びの中でも同じ。子どもをよく見ていれば、その「好き嫌い」がわかってきます。
「絵を描くときは無言で集中している」
「テレビ番組の歌が流れるといつもノリノリでダンスをする」
「楽器のおもちゃは毎日触りたがる」
など。
もっと注意深く見ていれば、絵を描くにしても
「創造力を膨らませて自由に描くのが好き」なのか、
「何かお手本を見ながら描くのが得意」なのか、
「ストーリーを作りながら描く」のか。
その子の指向がわかってくるでしょう。
遊んでいるときの子どもの表情や反応に注目し、何をしたら楽しそうなのか、何が得意なのかを拾っていくことを意識しておきましょう。
夫婦でしっかり意識を共有しておくことはとても大事
上記のような心構えを夫婦どちらかだけが意識して行っていても、子どもへの対応がちぐはぐになってしまうかもしれません。ママが「これはやってもいい」と言っていたことをパパは「やったらダメ」と言ってしまうなど。
両親が意識を共有し、それぞれが気づいた子どもの反応などを伝え合うことで、子どもの特性をよりつかみやすくなります。「絵が好きだから絵画教室に通わせようか」「ダンスレッスンを受けさせてみる?」など、子どもの「好き」のどこに力を入れて伸ばしていくのかも、相談しやすくなるでしょう。
心構えがわかったところで、具体的にどんなことに取り組めばよいのかを次章でお話しします。
3歳までに具体的にやるべきこと
言葉に関して
まずは言葉の成長を正しくサポートすること。3歳までの期間は、言葉が目覚ましい発達を見せる時期。1歳ごろには単語が話せるようになり、2歳ごろからは二語文・三語文が出てきます。3歳にもなれば会話もかなりスムーズに。
そのとき子どもがどんな内容を話し、自分の思いや考えをどう伝えるかは、インプットしてきた言葉の数や質に左右されます。スポンジのように大人の言葉を吸収していく幼児期の脳。豊かな語彙と表現をシャワーのように浴びた子は、そのような会話ができるようになるのです。
コミュニケーション力をつくる「読み聞かせ」はやはり大事
絵本の読み聞かせは、良質な言葉のシャワーを浴びせるのにオススメの方法。日常で使う以上の語彙を吸収できるので、自分の思いや状況をうまく説明することができるようにもなるでしょう。また、登場人物の「うれしい」「悲しい」「楽しい」「寂しい」といった感情を理解することで、他人の心情を思いやるというコミュニケーションの基礎ができていきます。
図書館を活用するなどして、できるだけ多彩なジャンルの本を読んであげてください。さまざまな世界に触れることで想像力が刺激され、より多くの言葉を学ぶこともできます。
子どもの言動を認めてあげる
子どもの言葉の発達を促すために、親が会話で気を付けなくてはならないこと。その1つは、子どもが言おうとしていることを先回りして言ってしまったり、代弁したりすることです。
3歳ごろまでは、まだうまく話せなくて会話に詰まったり質問に答えられなかったりする場合も。そんなとき、待ちきれずに「こういうことよね?」と先に言ってしまうのは、子どもの話す力と感情を伝える力の成長を妨げてしまいます。わかりにくくても時間がかかっても、子ども自身が話すのをなるべく待ってあげる。言葉に完全に詰まってしまったら初めて、「〇〇ということかな?」とやさしく聞いてあげましょう。子どもが話している途中でさえぎって親が話す、話しかけているのにスマホを見て目を合わせない、なども避けたい行動です。
しつけのために「~してはダメ!」「~しないで!」と否定形の言葉を頻繁に使うのも要注意。2歳前後になるとイヤイヤ期で、気になる言動が増えますね。でもそれは、子どもが「ものごとを試して学んでいる」という過程でもあります。そのたびに「ダメ!」と言って叱っていると、子どもは物事に対し消極的になり、新たに試すということをやめてしまいます。つまり、学ばない子になってしまう恐れがあるのです。
本当に禁止すべきことなのか、少しチャレンジさせてあげてもいいことかをまず考えましょう。危険、などの理由で止めた方がいいときは、否定の言葉を発する代わりに「~がしたかったんだね」といったん受け止めます。「でもそれはケガをしやすいから、~した方がいいよ」「~しようね」など、理由とどうすべきかを具体的に話してあげれば、子どもも理解しやすくなります。
できていることやできそうなことをほめるという方法も。
「ごはんがまだ残っているじゃない!早く食べて!」というのではなく、
「おかずは食べられたしごはんも減っているね。あと少し、パクパク食べられるね」といった具合。それにより子どもは「自分はここまでできた。あと少し食べればいい」という状況が理解できます。そして、親からの肯定的な言葉がけにより「自分はできる」と自己肯定することができるのです。
身体・運動に関して
言葉の成長とともに、心身の成長もしっかりサポートしていきましょう。まずは身体の成長についてです。水泳や体操クラブに通わせるのもよい経験ではありますが、毎日の中で意識して体を動かすことも大切です。
日常の外遊びで運動能力を高める
子どもの身体の成長に欠かせないのが「外遊び」です。公園ではいろいろな遊具にチャレンジすることで、体の使い方を徐々に覚えていきます。ただし、子どもの能力を超えた遊具に親が補助して乗せる、ということは避けて。例えば、まだ一人ではうまく登れないジャングルジムに親が抱っこして乗せてあげる。子どもはつかまることはできても、一人で登れないものは一人で降りられません。よかれと思ったことが危険になります。子どもが自力でやろうとすること、少しずつステップアップしていくことを見守りましょう。
遊具を使わなくても、鬼ごっこをしたり、段差によじ登ったり飛び降りたり。散歩でたくさん歩くのもいいですね。さまざまな体の動きを体験することによって、必要な基礎体力と運動神経が伸びていきます。
脳を育てる手の運動も忘れずに
全身を使う運動のほかに、意識したいのが手や指先を使う遊び。手指は「第二の脳」ともいわれ、指先からの感覚は脳を刺激し、その発達を促すのです。
乳幼児期には、積み木など手指を使うおもちゃを厳選して与えてあげてください。粘土遊びや紙を破ったりのりで貼り付けたり、といったこともいいでしょう。3歳ごろになれば、洋服のボタンの留め掛けにチャレンジするなど、身の回りのことを自分の手でやらせるようにしてみるといいですね。
心に関して
最後に心の成長のサポートについてです。自我が芽生えるこの3歳までの時期に、自分、そして他人を大切にする健やかな心を育てること。それが、今後の人間関係を上手に結んでいけるかどうかに影響してきます。
深い愛情をもって触れ合うことがまず第一
他を思いやる心は、自分を大切にできることから生まれます。つまりは、あるがままの自分を受け入れる「自己肯定感」があるかどうか。そしてそれは、親の深い愛情によって育まれるものなのです。
ダイレクトに愛情が感じられるのがスキンシップ。抱っこする、ハグするといった肌の触れ合いから、子どもは親に愛されていることを感じ取ります。2歳、3歳と成長するにつれ、「甘えさせすぎるのはよくない」「抱き癖がつかないように」と抱っこをせがまれても断ってしまうことがあるかもしれません。しかし、この時期はまだまだ甘えることが必要な歳。親に十分に甘えることで子どもは満たされ、次の新しいことにチャレンジすることができるのです。
ひざに乗せて絵本を読んであげる、歌に合わせてふれあい遊びをする、久しぶりにベビーマッサージをしてあげるのもいいですね。親子ふたりの親密な、リラックスできる時間を持ちましょう。
子どもに対する親の態度・姿勢も大事
自我の芽生えとともに、なんでも自分でやってみたいという気持ちが大きくなります。そのとき大切なのは、先にもお話しした通り「親の見守る姿勢」です。子どもが話をしようとしたら途中で遮らず最後までしっかり聞く、聞かれたことに対してはごまかさずきちんと答える。子どもが何かを行おうとしていたら先回りしてやらない、禁止ばかりしてチャレンジの芽をつまない。つまりは、「ひとりの人間として耳を傾け、その自主性を尊ぶ」ということです。親が自分の言動を尊重してくれることで、子どもも自らを尊重するようになっていきます。
まとめ
3歳までに何をやってきたかで子どもの人生は大きく変わる
脳の80%が完成するという3歳までの期間。親にとっては育児に手がかかる時期ではあります。でも、何も特別なことをする必要はないのです。お話ししてきたのはいずれも日常の暮らしや遊びの中ですぐ取り入れられることばかり。常に愛情を持って子どもをしっかりと見つめ、その成長を正しくサポートしていく。そうすれば、その後の基礎となる能力の土台は確固たるものになっていくはずです。
ヘーグルの右脳開発をスタートさせるには最も適した時期
3歳までのこの時期は、右脳開発をスタートさせるには最も適した時期です。幼児教室ヘーグルの将来、どんな道に進んだとしても最大の成果が挙げられるように、独自のプログラムを用意。30年以上に渡り右脳開発に携わってきたヘーグルの質の高い授業は、週一回通ってもらうだけで飛躍的に能力がアップする仕組みになっているので、成果の出方が違います。
ご興味がありましたら、是非、お気軽にお問い合わせ下さい。
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30年以上にわたって、幼児期からの理想的な能力開発と学習環境を追求、独自に開発した「親と子の共育大学のプログラム」など、親子でともに成長できる子育て、教育メソッドは絶大なる人気を誇る。
【執筆者】逸見 浩督(へんみ ひろただ)
株式会社ヘーグル 理事長
30年以上にわたって、幼児期からの理想的な能力開発と学習環境を追求、独自に開発した「親と子の共育大学のプログラム」など、親子でともに成長できる子育て、教育メソッドは絶大なる人気を誇る。