右脳開発でお子様の才能を開花
【幼児教育の豆知識】幼児教育とはどんなもの? 内容や意味について徹底解説!
子どもを持つ親御さんなら、「幼児教育」という言葉はたびたび見聞きするのではないでしょうか。言葉そのままにとると、「幼児のための教育」「幼児に行う教育」といった解釈になるでしょう。義務教育が始まる小学校入学以前の子どもたちにも行われるべき教育があり、それは就学後にも影響を与える重要なものなのです。具体的に「幼児教育」とはどんなものなのかを中心に、メリットやデメリットについても見ていきましょう。
Contents
幼児教育とはどんなもの?
「幼児教育」というと、幼稚園や幼児教室などで行われるもの、と考える人もいるかもしれませんね。しかし、それは幼児教育の一部にすぎません。幼児教育が何を指すのかは、「文部科学省」のウェブサイトに記されています。
「幼児教育とは,幼児に対する教育を意味し,幼児が生活するすべての場において行われる教育を総称したものである。 具体的には,幼稚園における教育,保育所等における教育,家庭における教育,地域社会における教育を含み得る」(※)
幼児とは、未就学児に当たる0~6歳の子どもたち。その幼児を取り巻くあらゆる環境においての教育を指す、ということです。つまりは、保育園や幼稚園の教員だけではなく、家庭における親や家族、地域の人々や施設の職員なども教育を施す立場になりうるのです。
ここで押さえておきたいのは、「教育」といっても算数や国語といった勉学に限るものではない、ということです。
例えば家庭では、幼児は生活の基礎となることを学びます。身支度や食事の基本的なマナーなど親が日常的に教えていることや行っているしつけも家庭での「教育」に当たります。愛情と信頼を持った人間関係の構築やコミュニケーションの取り方も主に家庭で学ぶことでしょう。
地域社会においては、屋外での自然との触れ合いや、博物館などそこでしか得られない体験や発見があります。また、家族以外の大人との交流など社会へ踏み出す基礎も学べます。
この「家庭」「地域社会」、そして「幼稚園等施設」の3つがバランスよく教育を行うことが、子どもの成長には欠かせないとされているのです。
※ 出典:文部科学省「第2節 幼児教育の意義及び役割」
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1395402.htm
幼児教育の目的は?
「勉学」というよりもっと幅の広いものである幼児教育。その目的とは何なのでしょうか。
「幼児教育は,目先の結果のみを期待しているのではなく,生涯にわたる学習の基礎をつくること,「後伸びする力」を培うことを重視している」
「幼児の内面に働きかけ,一人一人の持つよさや可能性を見いだし,その芽を伸ばすことをねらいとする」
前出の文部科学省のウェブサイトにおいて、幼児教育の目的は上記のように記されています。求められているのは、子どもたちが人生を歩むために必要な基礎知識を身に付け、学ぶ楽しさや学ぶ姿勢を会得すること。それも画一的ではなく、その子その子の個性に合わせて興味関心を広げて、ものごとへの最適な向き合い方を体得することが大切なのです。
適した幼児教育を受けることができた子どもは、就学後も自ら学び、自ら問題を解決できる力を身に付けられるでしょう。
幼児教育はなぜ日本で注目されているの?
幼児教育の先進国とされるのは北欧をはじめとした欧州諸国ですが、日本でも近年は幼児教育への注目が高まっています。
その一つの要因は少子化。非正規雇用社員の増加など社会的な背景によって日本の未婚率が上昇し、生まれてくる子どもの数は年々減少しています。
一世帯当たりの子どもの数は1〜2人が多く、その結果子ども一人にかけられる教育費は昔に比べて増加し、親御さんの教育への関心も高まっています。
また、昨今のビジネス書ジャンルで脳科学ブームがあり、各国の研究者によるデータとして、幼児教育に投資することが最も費用対効果が高いことなどが証明されつつあることなども後押しして、幼児教育に力を入れる家庭が増えたというのがここ最近の傾向です。
よく聞く「早期教育」とは違うの?
幼児教育に関心のある家庭が増えたものの、ともすれば「早期教育」と間違って理解されていることもあります。つまり、「小学校入学前に学校で習う教科の内容を勉強すること」、または「小学校受験のための教育」、というような理解です。このように、知識や技術・技能を先取りで習得することを目的としているのが「早期教育」です。
一方、先に述べたように「幼児教育」では、「生涯にわたる学習の基礎をつくること,『後伸びする力』を培うこと」、そして「一人一人の持つよさや可能性を見いだし,その芽を伸ばすこと」を目的としているので、目指すところが根本的に異なるのです。
幼児教育のメリットとデメリット
次に、実際に幼児教育を行った場合のメリットとデメリットについてお話しします。マイナスに働かないように、ポイントを押さえて取り組んでいきましょう。
幼児教育のメリット
記憶力が生涯を通して最も高く、言語野の発達が著しい幼児期。興味のあることには夢中になり、スポンジが水を吸うかのようにぐんぐんと知識を吸収して、その世界を広げようとします。この時期に得た多彩な体験や知識は脳に大きな刺激を与えるので、そこをうまくサポートしてあげれば学ぶことの楽しさが身に付き、就学後も積極的に勉学やスポーツなどに取り組むことができるようになるでしょう。
また、幼いころから家庭外の地域や施設、教室などでさまざまな人と触れ合うことは子どもの世界を広げ、コミュニケーションの練習にも。人の話を聞く、自分の意見を言うといった基本的なスキルを早期に磨くことができると考えられます。
幼児教育のデメリット
本来はプラスに働くはずの幼児教育ですが、子どもにとって重荷やプレッシャーとなってしまうことも。子どもが嫌がるのに親の希望で無理やり習い事に行かせる、早期教育に夢中になって知識の詰込みを強いてしまう、といった場合です。
そうなると逆に、「学ぶことが楽しくない」「勉強は苦痛」といった苦手意識が芽生えてしまいます。
また、習い事や教室通いが多すぎると、本来遊びの中で培われるべき感性が伸びず、親から与えられたことをこなす受動的な子どもに育ってしまう危険性もあるのです。
幼児教育で注意すべきポイント
幼児教育が逆効果にならないようにするために、親御さんの注意すべきポイントは2つあります。
一つは、親の意向を押し付けないこと。楽しみながら学ぶことが、幼児教育ではなにより大切です。いくら親が「将来役立つから」と思っていても、子どもが嫌がるようであれば強制はしないようにしましょう。「何を学ぶか」よりも、「学ぶことの楽しさ」に気づけることが幼児教育では肝要なのです。
もう一つは、子どもの成長に合わせた教育を行うこと。親としてはレベルが高いものを学ばせようとしてしまいがちですが、難しすぎる内容は子どもが興味をなくす原因にも。子どもの言語能力や理解力、集中力などを把握し、その時期その時期に適した内容の学びを与えてあげましょう。「わかった!」「できた」という達成感の積み重ねが自信につながり、自ら学ぶ姿勢につながります。
幼児期の変化は目を見張るものがあります。親は、わが子が今何ができて何ができないのか、何に興味を持っているのか、どんなことが得意でどんな性格であるのかなどを、日常の中でよく見て知ることが必要です。
幼児教育って、どんなものがあるの?
幼児教育の中でも、方針や手法が確立されて広く知られているものがあります。海外、および国内で生まれたメジャーな幼児教育のいくつかをピックアップして紹介します。
モンテッソーリ教育
ビルゲイツやマークザッカーバーグ、日本では藤井聡太さんなど著名人が多く学んだということで知られる「モンテッソーリ教育」。イタリアの医学博士、マリア・モンテッソーリによって100年以上前につくられた教育法で、日本でも「モンテッソーリ教育」を掲げる幼稚園や保育園は多数あります。「子どもたちの『自ら成長する力』を引き出す」ことを主眼に置き、子どもたちが個々にやりたいことを選んで取り組む時間を設けています。
シュタイナー教育
1919年、オーストリア生まれの哲学者、ルドルフ・シュタイナーがドイツに初の「シュタイナー学校」を開校。現在では世界に1000校以上のシュタイナー教育実践校があります。目指すのは、「それぞれの子どもの持つ個性や能力を引き出し、自ら人生を切り開ける人間を育てる」こと。0~21歳までを7歳周期で区切ってカリキュラムが考えられており、7歳までは遊びを通して想像力と健康な身体をはぐくみ、「意志の力」を育てることを目的としています。
ピラミッドメソッド
国際的に見ても学力が上位であるオランダの子どもたち。世界最大の教育評価機関であるオランダ政府教育機構Cito(チト)が開発した「ピラミッドメソッド」がその土台を作ったとして関心を集めるように。重視するのは、「自ら考えて物事を判断できる子どもを育てる」こと。学びたい、認められたい、といった「子どもの自主性」、適切な保育環境や発達を促す遊びの提供といった「保育者の自主性」、保育者が子どもに愛情を持って「寄り添うこと」、まだ見ぬ世界や抽象的な概念に触れる「距離を置くこと」という4つの概念を基本としています。
七田式教育
日本の教育研究家、七田眞(まこと)が提唱した教育法。60年以上前から、人が生まれ持った能力を最大限に発揮するために幼児期の教育の重要性を説いてきました。「認めてほめて愛して育てる」という「心の教育」をテーマとし、「学力だけではなく優れた人間性と大きな志を持った子どもを育てる」ことを目指しています。右脳を活性化させるフラッシュカードを取り入れたことでも有名。
ヘーグル教育
日本において約30年の歴史を持ち、勉強、スポーツ、芸術などあらゆる分野において子どもが本来持つ才能を笑顔で引き出すことを目的とした幼児教育を行っています。脳科学に基づいた独自の「右脳開発」プログラムにより、短時間で物事を処理する「高効率学習の力」を身に付けます。ショーを見ているような楽しい授業が人気となり、日本国内にとどまらずマレーシア、シンガポール、タイ、中国、インドネシア、UAE、インドなど世界で40校以上を開校。国際的な広がりを見せています。
国内外の主な幼児教育についてわかったところで、実際に幼児教育を実践するにはどうしたらいいのかを見ていきましょう。
幼児教育はどこで行うのがいいの?
まずは、幼児教育を行う場を考えてみます。幼稚園などの施設を除いた場合、家庭もしくは幼児教室が主な場になるでしょう。
家庭で行う
前述したように、家庭は幼児の生活の基礎となります。さまざまなしつけや日常の生活習慣、基本的なコミュニケーションの土台を築く大切な場所。それらも重要な幼児教育ではあるのですが、それ以上に脳に刺激を与え可能性を引き出す、という積極的なアプローチは意図的に行わないと難しいかもしれません。市販の幼児教育の教材や通信教材を活用するなど、日常+αの働きかけを取り入れるとよりいいでしょう。
子どもたちにとっても、日常の延長線で家族といっしょに取り組めるので、ハードルが低くなります。ただ、いつもの環境では緊張感を欠いて中途半場な結果に終わってしまう、逆に親が指導するためプレッシャーを与えすぎてしまうといった危険性もあります。先生となる親は、十分にその指導法や取り組み方を理解しておく必要があるのです。
幼児教育に通う
幼児教育を掲げる民間企業は多数あり、各教室によって力を入れていることもさまざまです。
幼稚園や小学校のお受験を目的としたところや、小学校で学習することを前倒しで学ぶ学習塾に近いタイプの教室は、いわゆる「早期教育」にあたる教室です。そのほか、遊びの中にスポーツや音楽などの要素を取り込むなど芸術分野に特化した教育を行う教室や、対人スキルやコミュニケーションスキル、人間力を上げる道徳的な内容を取り入れた教室など幼児教育の目的に沿ったところもあります。
最近注目されているのは、右脳教育などを行う勉強法です。
義務教育に代表される左脳型の学習スタイルではなく、イメージ力を中心とした右脳開発に特化した専門教育を行うことで、右脳と左脳をバランスよく使うことができるようになります。
いずれも専門知識を持った指導員により、効果的なカリキュラムが組まれている点は非常に頼りになるでしょう。ただ、通う時間や費用、宿題を見るなど親にいくらかの負担はかかってきます。
教室選びはどうやってすればいいの?
幼いうちは親の興味関心が教育に色濃く反映されるため、その子が将来どのような大人へと成長してもらいたいかを考えながら幼児教室を選ぶことが大切です。
しかし、成長するにつれてお子さんの特性が顕著にわかるようになり、好きなこと、嫌いなことなども出てくるため、子どもが興味のあることは何か、長所を伸ばしていくには何をするのがいいか、といった目線で選ぶといいでしょう。
ある医師の一人が著書で述べていたことなのですが、2〜3歳のうちはまだ遊びと勉強の区別がつかず、好き嫌いがまだ明確にない時期のため、教育をスタートするにはぴったりなのだそうです。
経済的、時間的に余力がある場合は、いくつか習い事としてやってみてから、本人の興味の示し方などを見ながら、少しずつ絞っていくのがいいかもしれません。
幼児教室の金額はいくらぐらいが相場?
幼児教室の金額はいくらぐらいが相場?
教室によって金額はさまざまですが、月謝は20,000円〜30,000円くらいが相場。小学校受験に特化した教室だと40,000円以上と高額になるところが多い印象です。
何を目的に通うのかを考えつつ、実際に通っている人の感想などを聞きながら教室選びをするのがよさそうです。
月謝そのものは安価でも、教室で使う高額の教材費がプラスでかかる教室もあるので注意が必要です。また週1回の授業は50分〜1時間ぐらいで終わったとしても、家庭学習として課される宿題が膨大に出るため、親が疲弊してしまうといった話も聞きます。
共働き世帯などはどれほど家庭教育に時間を割けるのかも考慮しながら、教室選びをしましょう。
まとめ
子どもの人生を幸せにする可能性を最大にするのが幼児教育
幼児教育とは、子どもの個性と本来の能力を引き出し、それぞれの人生を豊かに生きる土台を作るもの。忘れてはならないのは、「子どもが楽しみながら学べるか」ということです。親も子も笑顔で取り組める、そんな幼児教育ならきっと、子どもの将来にとって大きなプレゼントになることでしょう。
文中でご紹介したヘーグル教育にご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
ヘーグルの右脳開発をもっと知りたい方はこちら
[blogcard url=”https://www.hegl.co.jp/wp/heglnews/20191128/” title=”2歳から通室、公立小・中からICU高校を経て早稲田大学基幹理工学部へ進学” content=”業を聞くとほとんど、その場で記憶できるので、特別勉強をした記憶がありません。 覚えた事、見たものは全て頭の中に映像で残っており、その映像で受験・試験問題などを解いておりました。この少し見れば覚えているという力はHEGLで培った大きな力だと思います…”] [blogcard url=”https://www.hegl.co.jp/wp/heglnews/20191129/” title=”受験勉強とは無縁!公立小・中・高から超難関東京大学理学部情報科学科へ 東京都三鷹市から通室 Nさん” content=”1999年に TBS「ウンナンのホントのトコロ」で「高次元読み(波動読み)」を初期に実現した3人の子どもたちの一人、Nさん。 幼少期から高校生まで受験勉強とは無縁だったそうです。彼女のお母様はこう言います。「 幼少期にしっかりとした頭を作ること。これが一番大切…”]株式会社ヘーグル 代表
「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。
【執筆者】逸見 宙偉子(へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表
「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。