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幼児教育の豆知識

【幼児教育の豆知識】子どもの自立心を育てるには? 親の関わり方について徹底解説!

子どもの自立心を育てるには

「子どもの自立」と聞くと、ひとり暮らしを始めたり社会人になったり、成人前後のことと考える人もいるでしょう。「幼い間はまだまだ…」と思って気にしないのは、実は要注意。きちんと自立した大人になるためには、幼児期から自立心を育てていくことが大切なのです。
そして、子どもの自立心をはぐくむために重要なのは親の関わり方。普段からどのようなことに注意すればよいのかを具体的にまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

自立心とは

「自立心」とは? 自己主張とどう違う?

「自立心」とは、そもそもどのような意味なのでしょうか。辞書で「自立」を引いてみると、「自分の力で独立すること」「他の助けも支配も受けないでひとり立ちすること」といった解説が見られるでしょう。つまり、他者をあてにするのではなく、自分の力で何事にも当たろうとする心構えが「自立心」ということになります。
同音で「自律」がありますが、こちらは「他者にしばられず自分で自分をとりしまること」といった意味合いになり、どちらかというと自己の内側に対する働きかけを指します。
「自己主張」も、「自立心」と混同されやすいワードのひとつ。「うちの子は、あれがやりたい、これはイヤ、と意見がはっきりしているから、自立心がある」と考えるかもしれませんが、それは「自己主張」であるかもしれません。ときに他者のことを考えずに自分の意見を通そうとするのが自己主張であるのに対し、自立は他者に頼らず迷惑もかけず、自分で考え行動していくということなのです。

自立心が芽生えるきっかけは?

自立心が芽生え始めるのは、大体2~3歳と言われています。この時期は「イヤイヤ期」に当たります。親の言葉に従わなかったり、何でも自分でやりたがったりするのは自我が育ってきている証し。そして、その自我が自立心の核となります。
幼いころの自立心はときにわがままや自己主張と入り交じっているように感じられるでしょう。しかし、「できないのにやりたがって困る」と否定的にとらえてはいけません。チャレンジしてできた、という達成感の中から、さらに「自分でやろう」という意欲が生まれてくるのです。親は子どもの思いを受け止め、できるだけチャレンジさせてあげましょう。できないことは理由をわかりやすく伝えてあげます。
そうした関わりの中で少しずつ自立心が育ち、小学校中学年~高学年にはさらに視野が広がって、親への反抗心とともに自立心が本格的に伸びていきます。

自立心は幼児期から育てるもの

平成29年の文部科学省による「幼稚園教育要領」(※)を参考に見ると、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の一項目として以下のとおり自立心をあげています。
 (2) 自立心
身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で,しなければならないことを自覚し,自分の力で行うために考えたり,工夫したりしながら,諦めずにやり遂げることで達成感を味わい,自信をもって行動するようになる。

現代の子どもらが目指すべきは、時代の変化に振り回されず、他者も尊重しながら自分らしく生きていける人物。そのためには、人として生きる力の土台を作るべき幼児期から自立心を養うことが不可欠である、というのが国の方針なのです。

(※)文部科学省「幼稚園教育要領」
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/04/24/1384661_3_2.pdf

自立心が育っていない子どもの特徴

幼児期から育てていきたい自立心ですが、うまく育っていない場合、家庭や集団生活において問題となる言動を取ることも。具体的な例もあげながら、その特徴を見ていきましょう。

 

なんでも人任せにし、自分で判断や行動をしない

自立心がないと、何かを頼まれても「誰かがやるだろう」と思って放置する、など人任せな態度を取りがちに。身支度やお手伝いといったことだけではありません。
例えば、何をして遊ぶかも決められない子どもがいます。幼稚園や保育園で、ヒマなときは先生に「何して遊べばいいの?」と聞き、誰かが遊びに誘ってくれるまではぼんやりしているのです。
「トイレにいったの?」と聞かないとトイレに行かなかったり、「おやつ、出してあるのを食べて」と言わなければ食べなかったり。そうした日常的な行動ですら、他者の指示がないと動けないことも。

責任感がなく、自分の非を認めない

もう一つの特徴としては、ものごとを自分で判断しないため、自身で責任を取るという意識が育ちにくい点があげられます。自分がやってしまったことを兄弟のせいにしたり、お皿を落としたのに謝らず、「ママがこんなところに置いたから悪い」といったり。困ったこと、嫌なことは他者のせい、と考えるようになってしまいます。

いずれも、幼い間は「困ったものね」ですむかもしれません。しかし、そのまま成長してしまうといつまでも「大人」になれず親に依存して、場合によっては「引きこもり」につながってしまう危険性も。子どもの幸せのためにも、幼少期から自立心を育てていくことは大切なのです。

子どもの自立心が育つためには親の関わり方が大切

子どもの自立心は、生まれ持った素質だけではなく家庭環境にも大きく影響されます。特に、親の普段からの接し方が重要です。
何気なくしていることが、子どもの自立心の育ちを邪魔していることも。自立心を育てるためにはどのような関わり方をすればよいのか、次章でみていきましょう。

子どもの自立心を育てる7つのポイント

子どもの自立心を高める家庭は、普段の会話やしつけなどの中で、「自分でやろう」という気持ちを自然とはぐくんでいます。その中から、押さえておきたいポイントを7つに絞り紹介。子どもとのやり取りを想定しながら、読んでみてくださいね。

子どもの挑戦を応援し、自分で決断させる

子どもは本来、放っておいてもどんどんと新しいことにチャレンジしようとするもの。ときに無謀なことにでも挑戦しようとしますね。そこで、「失敗するから」「あなたには無理だから」と親が止めてしまうと、徐々にその意欲をなくしてしまいます。
身の危険があるときは別ですが、できる限り子どもには何でもやらせてあげるようにしたいもの。どんなことでも親が応援してくれる、と思うと、思い切って取り組むことができるでしょう。
そうしたものごとへの挑戦も含め、「子どもが自分の意思で決断する」ということが重要なのです。たとえ失敗したとしても、自分の意思であれば納得し、一つの学びとして身についていきます。

自分で目標を考えさせる

子どものことはできるだけ子どもに考えさせ、自ら目標を決めさせるようにしましょう。
「毎朝〇時に起きて、〇分までにこれをやるのよ」「帰ってきたらすぐピアノの練習ね」
など、親がすべてを決めてしまうと、子どもはそれに従うのみ、もしくは嫌々やる、ということに。
「朝は何時に起きることにする?」「ピアノの練習はいつやろうか?何回ずつ弾く?」など、子どもに考えさせるのです。自分で決めたことであれば記憶に残りやすく、責任感を持って取り組むことができるでしょう。
親は目標を立てるときのサポート役となり、無理がありすぎないかなど一緒に考えてあげるといいでしょう。

成功体験を積み重ねさせる

成功体験、というと大げさかもしれませんが、何かを「できた!」という体験をできるだけ持たせてあげられるといいですね。そうすれば少しずつ自信が付き、新たなことに挑戦していく気持ちにつながります。
特に幼い子は何でも自分でやりたがります。少し難しいおもちゃ、朝の身支度、掃除や料理といった家事など。危ないことはさせられませんが、失敗しても問題ないことであればどんどんやらせてあげましょう。失敗して、試行錯誤して成功したときの達成感はひとしおです。
そして、どんな小さなことでもできたことについては思い切り褒めてあげましょう。

手出し・口出しは我慢して見守る

子どもがケガをしないように、困らないように、つらい思いをしないように…。そう思ってついつい先回りしていませんか。その「子どものため」の手出し口出しは、自立の育ちを阻害してしまいます。
例えば、遅刻しないようにと朝起こして、着替えを用意し、持ち物も全部準備して、子どもは家を出るばかりにする。これだと、子どもは親に言われるまで動かなくなってしまいます。子どもの年齢や特性を見つつ、教えてできそうなことは自分でやらせるようにしましょう。
よくある子ども同士のけんかも、なるべく口を挟まず見守ります。たたくなど相手を傷つける言動が出そうなときや、相談したいと頼ってきたらサポートを。

責任ある役割を持たせる

家庭の一員として、何らかの役割を持たせるのも自立心を養う方法としておすすめです。家族のカトラリーを配膳する、夕方にカーテンを閉めるなどちょっとしたことからでもOK。きちんと毎日継続して責任を果たすことで、「家族の役に立っている」という自信が付きます。
できていれば、親は褒めて感謝を伝えることを忘れずに。そうすれば、「さらに何かやってみたい」という積極的な姿勢に子どもを導くことができるはずです。

失敗しても決して責めない

経験不足、知識が未熟な子どもたちが失敗するのは当然のこと。できなくても責めてはいけません。「ほら言ったでしょ!」などと、親が後追いで責めることで子どものやる気は一気に萎縮してしまいます。「もう自分から何もしないほうがいい」と思ってしまうかもしれません。
とはいえ、「そんなことで落ち込まないの!」と無理に鼓舞するのも逆効果。子どもが失敗してしまったときは、その心情にまずは寄り添ってあげてください。親が気持ちを受け止めてくれる、と感じられれば、子どもは安心して次のチャレンジへの英気を養うことができるでしょう。

ほかの子どもと比べない

子どもにしっかりしてほしいと、「〇〇ちゃんはこんなことができて偉いわね」といったことをつい言ってしまうかもしれませんが、友だちや兄弟姉妹などと比較するのはNGです。
大切な親に比べられると、「自分は能力が低い」と思い込んで自信をなくしてしまう可能性も。比較されることが続くと、人の目や評価ばかり過剰に気にするようにもなりかねません。
親が注目すべきは他者ではなく、その子自身の成長。成長する速度や時期、得意分野は一人ひとり違うのです。わずかであっても伸びている部分を見逃さずに、ともに喜ぶのがそばにいる親の役割と心得ましょう。

まとめ

自立は、親と子の最終目標

ほとんどの親は、いつかわが子が手を離れても、自分の力で人生を力強く進んでいけるように子育てに取り組んでいるはず。子どもも同様に、成長とともに自然と親離れをしていきます。子どもの自立心が十分に育ち、ひとり立ちしていくその日が、子育ての完了日と言えるでしょう。

あたたかく見守っていくことが大切

大切なわが子にはつい手助けをしたくなります。でも、「かわいい子には旅をさせろ」という言葉にもあるように、自ら試練を乗りこえてこそ自立の心は成長するもの。親は子を信じ、どんなときもあたたかく見守ってあげましょう。

 

逸見理事長
【執筆者】逸見 浩督 (へんみ ひろただ)
株式会社ヘーグル 理事長

30年以上にわたって、幼児期からの理想的な能力開発と学習環境を追求、独自に開発した「親と子の共育大学のプログラム」など、親子でともに成長できる子育て、教育メソッドは絶大なる人気を誇る。
逸見理事長
【執筆者】逸見 浩督(へんみ ひろただ)
株式会社ヘーグル 理事長

30年以上にわたって、幼児期からの理想的な能力開発と学習環境を追求、独自に開発した「親と子の共育大学のプログラム」など、親子でともに成長できる子育て、教育メソッドは絶大なる人気を誇る。

 

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