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幼児教育の豆知識

【幼児教育の豆知識】中学受験を考えるなら幼児期をどう過ごす? 幼児期の教育が大事な理由について徹底解説!

中学受験を考えるなら幼児期をどう過ごす

2023年、首都圏の中学受験者数は推定5万2000人超、近畿圏は1万7000人超と、右肩上がりの傾向を見せています。今後も高まると思われる〝中受熱〟の中、幼い子を持つ親御さんであれば、「早めに何か対策を始めなくては」と焦りを覚えるかもしれません。
確かに、幼児期からの教育はその後に大きな影響を与えます。ですが、大切なのはその内容。単なる先取り学習ではなく、「本当に効果的な幼児期の教育とはなにか」を解説します。

幼児期から中学受験への準備は必要?

中学校受験の対策と言えば、小学校3~4年生から塾に通うのが定番。しかし、幼児期をどう過ごすかによって、対策本番の年齢になったときの伸びも違ってくるもの。幼児期の準備の重要性を、2つの理由で説明します。

脳の80%が幼児期までに作られる

人間の脳は年齢と比例して成長するのではなく、幼児期の6歳ごろまでに視覚・聴覚・触覚といった感覚や言語理解、運動神経などが著しく発達。成人の約8割が完成するといわれています。
つまり、伸び盛りである幼児期にうまく学びを取り入れることが効果的と言えます。
もちろん、小学校以降に大きく成長する脳の部分もありますし、幼児期ではまだ理解できない高度な知識も吸収できるようになります。ただ、幼児期に脳の基礎がしっかりと育っているかどうかによって、その後の成長度合いに差が出てくるのです。

幼児期に素地となる力をつけておくことで後が楽になる

中学校受験の内容は、いきなり小学校3~4年生から始めようとしても理解が難しく、子どもにとってただつらいだけのものになってしまうことも。
しかし、それまでにさまざまなことに興味を抱き、知識と経験を広げ、「勉強は楽しいもの」と感じられるようになっていれば、難解な問題にも前向きにチャレンジしていけるでしょう。
幼児期はまず、その「前向きに楽しく勉強に取り組む感性、姿勢」を、素地としてはぐくむ時期なのです。

具体的に、「前向きに楽しく勉強に取り組む感性、姿勢」とはどういうものか。それは、次章で紹介する5つの能力に置き換えられます。

 

中学受験を見据えて幼児期に身につけておきたい5つの能力

中学受験を考えるなら幼児期をどう過ごす

幼児期にやるべきは、難しい計算ではありません。いざ中学受験に向き合ったとき、主体的に前向きに取り組める子どもは、幼児期に5つの能力を身につけているのです。

イメージ力

文章を読み、その内容を思い描く「イメージ力」。国語はもちろん、算数においても文章題が足を引っ張る、という子も少なくありません。問題を読んで、頭の中で正しくイメージできなければ、計算までたどり着けないのです。
その他の科目においても、まずは問題を具体的にとらえ、自分のものとするイメージ力が必要不可欠です。

語彙力

中学入試では、一般の小学生よりも高い語彙力が必要と言われています。問題を読解するときだけではなく、自分の考えを表現する解答においても語彙力は欠かせません。
まずは、母語である日本語の語彙を増やしていくことが重要です。今後受験科目として取り入れる学校が増えるだろう英語でも、日本語に置き換えたときのボキャブラリーがなければ、正しい解答を出すことはできないでしょう。

思考力

これからの教育で重視されているひとつが「思考力」。難関と呼ばれる中学校ほど、作文などで思考力を問う問題が多いようです。
単純に答えを暗記すればいい、という問題だけでは合格は望めません。社会問題や時事問題など普段から物事をどうとらえ、考えているかが試されます。自分の経験や知識を総動員して、オリジナルの答えを導き出す思考力が求められているのです。

忍耐力

ひとつひとつの問題をあきらめずに考え抜く「忍耐力」も、中学受験には欠かせません。答えがわからなくても、制限時間ぎりぎりまでトライしてみる粘り強さを持っていれば、確実に実力は高まっていきます。
また、受験勉強では遊びや趣味といった欲求を自らセーブしなくてはなりません。遊びたい盛りの小学生であっても、机に向かう忍耐力が必要となります。

素直さ

問題の解き方には型があります。それをすんなり受け入れる「素直さ」が、理解の速さのキーになります。
「教えられた通り当然やるだろう」と思うかもしれませんが、中には先生の解説を聞かずに、独自の解き方にこだわってしまう子どもも。そうすると、たとえ一問はうまくいっても行き当たりばったりなので、のちのち解けない問題が増えてしまいます。
「守破離」の言葉にあるように、定型を覚えることで応用が利くようになるのです。

 

5つの能力を身につけるための幼児期の関わり方

中学受験を考えるなら幼児期をどう過ごす

これらの5つの能力を育むには、子どもに最も身近な親の関わり方が重要になってきます。日常の中で親が心かげたいことをまとめました。

好奇心・興味をはぐくみ、思考力を伸ばす

好奇心旺盛な幼児期。スポンジのように、子どもは貪欲に知識を吸収していきます。特に、興味を持ったものに関しては「もっと知りたい!」という意欲で満ちています。
その好奇心の芽を大切に育ててあげることで、「知ることは楽しい」という学びへの前向きな姿勢が身につき、「これはどうなっているのだろう」と自ら考える思考力を伸ばすことができます。
電車、草花や昆虫、工作など子どもの興味に合わせて、図鑑を一緒に見てみたり、屋外で自然観察をしたりと、楽しみながら知識を深めるサポートをしましょう。
博物館に出かける、地域の行事に参加するなど、新たに興味を抱くきっかけ作りも積極的に行うといいですね。

本に親しむことで、語彙力を高める

語彙力を高めるには、読書が最適です。本の中には普段使わない言葉や言い回しもあり、自然と語彙が増えていきます。
また、登場人物に自分を置き換えることで、心情を表す具体的な言葉も学ぶこともできます。寝る前などに読み聞かせを習慣として、たくさんの言葉のシャワーを浴びせてあげましょう。
自分で文字が読めるようになったら、簡単な絵本から与えてあげるといいですね。図書館に連れて行って、おもしろそうな本を一緒に探してあげるのもおすすめ。物語だけではなく科学やアート、歴史などたくさんのジャンルがあるので、何が子どもにヒットするかいろいろと試してみてください。
常に身の回りに新しい本がある状態にしておくことで、いつしか自分でページをめくるようになっていくでしょう。国語辞典を手近に置いておき、わからない言葉を調べる習慣をつけるのも効果的です。

自己肯定感をはぐくみ、素直な心を持たせる

自分のわからないところについて、他者からの教えを素直に受け入れることができるのは「自己肯定感」が高い子どもです。自己肯定感が低いと、解けない自分を認められなかったり、他とは違うやり方をして承認してもらいたい、という欲求が強すぎたりと、素直に学びに向かうことができない場合も。
子どもの自己肯定感を高めるには、親の包み込むような愛情が不可欠です。
「あなたは、あなたのままでいい」という条件なしで受容する姿勢が、子どもの自信となります。常に自分を信じ応援してくれる家族の存在は、失敗を恐れず前向きに生きていく礎(いしずえ)となっていくのです。

日常の中でイメージ力・想像力をはぐくむ

目の前にないものを想像する、イメージする力。それは、日常の中ではぐくむことができます。
ひとつは読書。物語のシーンを思い浮かべたり、展開を考えたりする中で、イメージ力が育ちます。
そのほかにも、絵を描く、粘土や砂場遊びをする、工作をする、といった普段の遊びの中でも想像力は伸びていきます。何かを思い描いて創造する作業が、のちのイメージトレーニングになるのです。型にはめることなく、子どもの発想を認めながらのびのびと遊ばせてあげましょう。
また、普段の会話においてもイメージ力は鍛えられます。何か聞かれたときにすぐに答えず、「どうしてだと思う?」「どうなると思う?」といった、子どもが考えるきっかけとなる問いかけを心がけるといいですね。

集中する時間を与え、忍耐力をはぐくむ

色鉛筆を持ったらいつまでも絵を描いている、恐竜のことならどんなことでも知っている、など、お子さんは夢中になれる何かを持っているでしょうか。遊びやおもちゃなどどんなことでもいいので、子どもが時間を忘れて集中できるようなものを一緒に見つけてあげましょう。そして、なるべくその時間を中断しないように、好きなだけやらせてあげることです。
好きなこと、楽しいことにはいくらでも努力ができます。そして、夢中になったからこそ得られる成功体験は、人生の糧となります。
そのような体験が多くあると、のちの受験勉強にも集中力、そして忍耐力を持って取り組めるはずです。

 

まとめ

ベースとなる力をしっかり身につけることが何よりも大切

小学1年生から有名塾に通わせるなど、早期化が見られる中学受験対策。しかし、ただ難しい知識を先取りするだけでは、子どもが勉強嫌いになってしまう可能性も。親が焦って、無理やり勉強を押し付けるようなことだけは避けましょう。
また、塾や家庭学習だけに時間を取られ、さまざまなことを体験する機会を逃すのも逆効果に。知識とは、実体験を経て身になるものだからです。
幼児期に身に着けるべきは、学びのベースとなる能力。そしてそれは、「楽しく遊び、多くの経験をする中で育っていくもの」。
親はそのことをよく理解し、愛情を持って子どもを見守り、可能性を広げていくサポートをしていきましょう。

中学受験もラクラク! 受験しなくても「後伸び」可能なヘーグル教育

幼児教室ヘーグルには「中学受験対策講座(MEP)」もあり、たくさんのも大きな成果をあげています。ただ、中学受験期は人間形成においても、とても重要な時期なので、ヘーグルでは受験で無理に引っ張ることはしないで、子どもの伸び方を最優先して、土台となる力をつけていくことに力を注いでいます。
ヘーグルの子どもたちの多くは、中学受験より、さらに高い偏差値の大学に進学しているのも大きな特徴。(通常は、なかなかそういったことを実現するのは難しいですが)
ヘーグルで幼少期から「素地力(土台となる力)」を身につけているので、本人が本気モードになった時に思う存分力を発揮することができるようになっているからです。いわゆる「今伸び」「後伸び」ができるヘーグル教育、ご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

ヘーグルの右脳開発をもっと知りたい方はこちら

[blogcard url=”https://www.hegl.co.jp/wp/heglnews/13926/” title=”1日2時間半コツコツ勉強! 4歳で毎日机に向かう習慣が身についた” content=”お姉ちゃんは、生後7〜8ヶ月から2歳4ヶ月まで市内にある別の幼児教室に通っていましたが、あまり合わないと感じていたので、下の子の出産を機に辞めてしまいました。それから、市内で幼児教室を探しているときにヘーグルをみつけて体験授業を受けてみたら、授業のスピードや情報量が圧倒的に高かったので入室することにしたんです。最初は下の子だけを入れていたのですが、翌月には上の子も通わせることにしました…”] [blogcard url=”https://www.hegl.co.jp/wp/heglnews/13904/” title=”継続は力なり!ヘーグルに通い出してから自立学習するようになった。” content=”産後すぐに、本を速く読めるようになる幼児教室はないかをインターネットで調べていたときにヘーグルに辿りつきました。そのときは赤ちゃんを連れてベビーカーで片道1時間以上かけて通える自信がなかったので、生後5ヶ月から4歳までは地元の大手幼児教室に行って、年齢的にも通えそうだと判断した5歳からヘーグルには通い始めました…”]  
逸見理事長
【執筆者】逸見 浩督 (へんみ ひろただ)
株式会社ヘーグル 理事長

30年以上にわたって、幼児期からの理想的な能力開発と学習環境を追求、独自に開発した「親と子の共育大学のプログラム」など、親子でともに成長できる子育て、教育メソッドは絶大なる人気を誇る。
逸見理事長
【執筆者】逸見 浩督(へんみ ひろただ)
株式会社ヘーグル 理事長

30年以上にわたって、幼児期からの理想的な能力開発と学習環境を追求、独自に開発した「親と子の共育大学のプログラム」など、親子でともに成長できる子育て、教育メソッドは絶大なる人気を誇る。

 

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