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幼児教育の豆知識

【幼児教育の豆知識】子どもの思考力を高めるには? 具体的な方法について徹底解説!

子どもの思考力を高めるには
「知識が豊富なだけではなく、自分で考えて行動できる子どもに」。
昨今ではすでに浸透している、子どもの目指すべき姿ですね。でも、「自分で考えられる子ども」に育てるには、具体的にどうすればいいかすぐには思いつかない保護者も多いかもしれません。
自分で考えられるというのはつまり、「思考力が高い」ということ。この記事では、思考力があればどんなメリットがあるのか、思考力を高めるにはどうしたらいいのかを中心に解説していきます。
やがて社会に出たとき、自分らしく柔軟に人生を歩んでいけるように、幼いころから思考力の土台を築いていきましょう。

「思考力」とは?

そもそも「思考力」って?

子どもたちに身につけてもらいたい「思考力」。ざっくり言うと「考える力」ですが、より具体的に表すと、
 ・論理的思考力(ロジカルシンキング)
 ・批判的思考力(クリティカルシンキング)
この2つに大別されます。それぞれどのようなことを指すのか確認しておきましょう。

論理的思考力(ロジカルシンキング)

論理的思考力とはロジカルシンキングともいい、「ものごとを矛盾のないように筋道を立てて考えられる力」です。これは、日常に欠かせない思考力といえます。
私たちは日々大小の決断をしていますが、その決断を正しくできるのは論理的思考力のおかげです。
例えばTPOや天気に合わせた服装を選べるのも、友人・知人と人間関係を踏まえて適度に付き合えるのも、仕事でのトラブルを適切に解決できるのも、私たちが論理的に考えているから。
ロジカルに考えず、そのときの気分や感情、カンだけで行動していたらどうでしょうか。場にふさわしくない服装をえらんでしまったり、人付き合いでぶつかってしまったり。仕事でも失敗してしまうかもしれません。
論理的思考とは、その場に流されるのではなく、常にものごとを整理し、なにが最適解かを冷静に判断できる力なのです。

批判的思考力(クリティカルシンキング)

思考力を構成するもう一つは、批判的思考力(クリティカルシンキング)です。
批判的、という言葉が表すとおり、ものごとを批判する、言い換えると「疑ってみる考え方」といえます。
他者の意見をうのみにせず、「本当にそうか」と疑い自分なりに考えてみるのはもちろんですが、自身の考えや決断についても過信せず疑ってみる、ということです。
自分では「論理的に筋道を立てて考えた」と思っていても、実は見落としていた点があり結論を誤った、ということも往々にしてあるもの。
「他者から見たらこの判断はどうなのか」「今までの経験だけに頼っていないか」「もっとほかによい解決法はないか」と、自身の考え・決断を客観的に、多角的に見つめることができれば、より正確に、納得できる結論が導き出せるでしょう。

考え方の基盤となる論理的思考力と、それを補いより堅固にする批判的思考力。この両方を身につけた人は、「高い思考力を持っている」といえるでしょう。

子どもの思考力を高めるメリットとは?

日々を生きる上で大切な思考力。そしてそれは、幼いうちから培っていくのがベストといえます。文部科学省の「平成29・30・31年改訂学習指導要領」においても、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の一つとして「思考力の芽生え」が挙げられています(※)。
早期に思考力の基礎を身につけるとどんなメリットがあるのか、7つのポイントで見ていきましょう。

(※)文部科学省「幼稚園教育要領、小・中学校学習指導要領等の改訂のポイント」
https://www.mext.go.jp/content/1421692_1.pdf

就学以降の学習がスムーズになる

小学校に入学すると本格的な学習が始まります。幼稚園とは異なり、問題を自分で読み、頭の中で解き方を考えて答えを導き出す必要があるのです。
問題を正しく理解し、「こういう条件だから、こうなる」というように論理的に考えるには思考力が欠かせません。
もしわからない問題があったとしても、思考力があれば持っている知識を使って冷静に解き方を考えることができるでしょう。

コミュニケーション能力が高まる

幼いうちは自己中心的な考え方をしがちですが、思考力が身についてくると、人の気持ちを考えた言動を取ることができるようになっていきます。
友だちにつらいことがあったなら、その感情を想像し、「優しい言葉をかけてあげよう」「何か手伝えることはないかな」など、その人の立場になって考えることができるのです。
そうすればおのずとコミュニケーション能力は向上。人と円滑に付き合っていくことができます。

    

説得力のある話し方ができる

思考力があると、自分の意見を整理し、要点を押さえて話すことができます。また、客観的な視点でも考えられるため、相手が納得できるよう説明の仕方や言い方を工夫できるようになるでしょう。
思考力のある子どもの話は周囲に理解されやすく、無駄に他人と衝突しないでスムーズにものごとを進めていくことができます。

    

夢や目標に向かって計画性に行動できる

計画的にものごとを進められるのも、思考力のある子どもの特徴です。
小学校、中学校と進学するにつれ、学習に割く時間も多くなっていきます。どうしたら効率よく勉強できるのか、目標に向かってどんなペースで学習を進めたらいいのか、自分の欲求をコントロールしながら無理なく進めていくことができるでしょう。
勉強だけではなく、部活や習い事など全般において計画的にスキルを磨いていくことができれば、結果としてよい成績を残すことができるはずです。

    

どんなときも冷静に対処できる

まだ人生経験の浅い子どもたちは、学校でもプライベートにおいても体験したことのないことや事態にぶつかることも多いもの。わからないなりに状況を整理して、推測し、解決に向けてトライする。そんな思考のクセがついていれば、常に焦らず冷静に対応することができるでしょう。

情報に惑わされない

SNSなどを中心に、さまざまな情報があふれかえる現代。中には真偽が疑わしいものやAIによって生成されたニュース、投稿もあり玉石混交の状態です。
思考力を高めていれば、それらをきちんと吟味し、自分に必要なものを取捨選択して取り入れることができるでしょう。
青少年期は友人からの影響も大きいもの。友だちが持っているからほしい、友だちがやっているから自分もやる、ということはよくあることです。しかし、常に自分で考えるようにしていれば、他者に迎合しすぎることなく、真に自分の望む方向に迷わず進んでいくことができます。

社会に求められる人材に近づく

これからの社会は、「VUCA」=予測不可能な時代になるといわれています。知識量や単純な計算力だけならAIで十分。未来を担う子どもたちには、過去にとらわれず、柔軟にものごとをとらえて問題の解決法を見出す人間ならではの高い思考力が求められているのです。
名だたる小中高校、そして大学の受験においても、この「思考力」を問う問題が取り入れられるようになってきました。
幼いころから思考する力を身につけていくことで、どんな環境や分野においても道を切り開き、自分らしく輝いて生きていくことができるでしょう。

このように、幼児期から思考力を身につけることを意識していると、その後の学校生活やプライベートにおいてプラスの循環が生まれやすくなるといえます。
では、どうすれば子どもの思考力は高められるのでしょうか。次章で具体的に解説します。

 

子どもの思考力を高める方法7つのポイント

子どもの思考力は、教科書で勉強して身につけるものではなく、日常生活の中で自然と培われていくもの。普段の家族とのコミュニケーションが大切なのです。具体的にどういった点を意識すればいいのか、7つに絞って解説していきます。

家庭内でコミュニケーションを積極的にとる

もっとも簡単で、重要なのが家庭内のコミュニケーションです。子どもは、親や家族との会話の中で相手の話を理解し、自分なりに考え、それをまとめて発言するという思考の一連の流れを繰り返します。
コミュニケーションを取れば取るほど、思考力も鍛えられていきます。食卓はもちろん、園や習い事の送迎時、お風呂の時間などに積極的に会話をするようにしましょう。
子どもが自分の話をしやすい雰囲気づくりをすることも大切ですよ。

読書の内容や日々のニュースについて話し合う

読んだ本の内容や新聞に載っているニュースなど、何かテーマを決めて話してみるのも、思考力を高めるにはいいでしょう。
読んだ本について子どもの感想を聞き、「おもしろかった」と答えたなら、「どんなところが?」「どうしておもしろかったの?」と突っ込んで質問を。子どもが考えるきっかけを作りましょう。
ニュースについては、子どもの年齢に合わせて理解しやすい記事を共有し、家族で自分の意見や感想を話してみても。「子ども新聞」など、子ども向けのわかりやすい新聞も活用できます。

子どもが考えるための時間をとる

子どもに何かを聞いても、なかなか意見が出てこないこともあります。幼児期~低学年は特にそうですね。
そんなとき、すぐに答えを教えてしまったり、別の話題にきりかえてしまったりしては、せっかくの思考の機会をうばうことに。
子どもの思考には時間がかかると心得て、考えをまとめるのをゆったりと見守ってあげましょう。

常に自ら考えるクセをつけさせる

「なぜ?」「どうして?」と子どもはたびたび質問をしてきますが、そのときすぐに答えてしまっては、子どもが自分で考えることをしなくなってしまいます。
聞かれても「〇〇くんはどうしてだと思う?」と、逆に質問してみましょう。「わからない!」と即答だったら、思考を広げるヒントを少し出してあげてもいいですね。
家族や友達と遊んでいるときも、「このゲームはどうしたら勝てると思う?」「お友だちはどうして怒ってしまったのかな」など、子どもが考えるきっかけとなる問いかけを心掛けるといいでしょう。

間違っていても止めず、なるべく親が口出ししない

子どもが失敗しないようにと親はつい先回りしがちです。お膳立てをしてしまったり、「それは違うんじゃない?」と口出しをしてしまったり。
しかし、失敗を体験するのは子どもの思考力を向上させるのに大切なことです。失敗することで原因を考え、次にどうすればいいのかの対策を考えられる。試行錯誤して自らの力で壁を乗りこえたとき、子どもの思考力はぐんと高まることでしょう。
もちろん手放しで何でもやらせればいいのではなく、ケガをする恐れがあるなど危険なことは止めるべきです。「子どもがチャレンジするのを待っている時間がない」「部屋や服が汚れる」など、親にとっては忍耐が必要なことも。しかし、なるべくおおらかな気持ちで見守り、子ども自身が間違いに気づくことを待つようにしていきたいですね。

否定はせずに子どもと対等に向き合う

生まれながらに論理的に話せる子どもはほとんどいないでしょう。幼い子どもの脈絡のない話し方、理屈の通らない主張などは親からしたら拙い思考だと感じることも多いもの。
しかしそこで、「わかっていないわね」「そんなわけないでしょう」とすぐ否定してしまうと、子どもは「どうせ自分は間違ってしまう」と自信をなくし、考えて表現することをやめてしまうかもしれません。
どんなに幼い論理でも、最後までしっかり耳を傾けること。そして、なぜそう考えたのかをたずねて、子どもの思考を理解しようとすることが大切です。
「大人同様にひとりの人間として認められている」「意見を言ったら相手が受け止めてくれる」と感じられれば、積極的に考え、それを伝えるようになっていきます。

考え方の手本を示してあげる

子どもに何かを教えるとき、親が手本を見せてあげるとわかりやすいですよね。思考力についても同様です。
子どもがどう判断したらいいのか行き詰っているとき、どう考えてもよくない結果になる判断をしているときなどには、「何で迷っているの?」「どうしてそう考えたの?」などと声をかけ、子どもの思考の手助けをしてあげましょう。
一緒にひとつずつファクトの積み上げをやってみて、頭の中が整理できるようにサポートを。
注意したいのは、親の考え方を押し付けないことです。あくまで子どもが思考しやすいように手伝ってあげるだけにとどめ、最終的な決断は子どもが下せるようにしてあげましょう。

 

まとめ

子どもの考えを認めることから始めよう

子どもの思考はまだ幼く、そして柔軟です。親とは異なる考え方を持つのも普通のこと。親の価値観でそれを批判したり、否定したりしないよう、まずは心掛けたいですね。
子ども一人ひとりの考え方を尊重し、その子なりの結論を出していることをしっかりと認めてあげましょう。
アドバイスしたいときは、「こうでしょう」と考え方を押し付けるのではなく、「お母さんは〇〇という理由でこう思うよ。あなたはどう?」と、対等な立場として考え方を伝えましょう。
「自分と人は考え方が違って当然」「考えることによって、自分とみんなにとってよりよい方法を探していく」と子どもが認識できれば、おのずと思考力を高めていくことができるでしょう。そして、多様な考え方があふれる社会においても流されることなく、また不要な摩擦を起こすことなく生きていくことができるはずです。

 

逸見理代表
【執筆者】逸見 宙偉子 (へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表

「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。
逸見代表
【執筆者】逸見 宙偉子(へんみ るいこ)
株式会社ヘーグル 代表

「波動読み」を世界で初めて開発。小学校受験 中学受験、高校受験、大学受験生の指導経験もあり、 幅広い経験の中で醸成される幼児からの右脳教育プログラムは、奥が深く、確実に成果の出るものとして絶賛されている。

 

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