子育てにおいて、もっとも大事なことと、もっとも避けるべきことをご存じでしょうか?
もっとも大事なことは、
「自信をつけ、やる気を起こさせる」こと
もっとも避けるべきことは
「自信を失うことによってやる気をなくす」こと
つまり、子どもの自信を奪うことは、絶対にあってはならないことであり、子どもの成長を著しく阻害する原因となってしまいます。
当たり前のことですし、多くの方は頭では理解されていることでしょう。
でも、なぜか多くの方が通ってしまう間違った道があります。
それが、
「短所を矯正しようとする」ことです。
無理に短所を直そうとして、結果的に他の分野までやる気を失ってしまう子どもが非常に多いのです。
苦手分野の矯正をしようとしたことで、「自信をなくした」経験がある子どもは少なくありません。
例えば、計算が苦手だった子どものために、母親が算数能力アップのための計算教室に通わせた例があります。
その子は、教室で自分の計算能力が低いことを目の当たりにし、余計に自信をなくしてしまいました。
さらに、大量の課題への焦りや、苦手意識の高まりによってどんどん自信を喪失し、最終的には数字を見ると吐き気をもよおすようになってしまったそうです。
子どものためを想って与えた環境や、よかれと思って行ったことが、悪い結果をもたらしてしまった例です。
一方で、短所を矯正するのではなく、「長所を伸ばして自信を持たせる」ことで良い結果となった例もあります。
42歳でノーベル物理学賞を受賞したアルバート・アインシュタインが、実は劣等生だったことはご存じですか?
彼は、歴史・外国語などの教科が苦手で、「のろま」とあだ名をつけられたり、教師からもまったく期待されていない学生でした。実際に、高校は中退しています。
ところが苦手なことも多くある半面、難しい数式は簡単に解くことができるという極端な長所を持ち合わせていました。
アインシュタインは、この長所を伸ばすことだけを頑張り、その後スイスの大学で圧倒的な才能を開花させることになります。
どんな人でも、得意・不得意があります。
もちろん、短所を直すことも必要ですが、大事なのは順番です。
まず最初に長所(得意)を伸ばし、「自信」をつけさせる。
そのエネルギーで、次に短所(不得意)を改善することに取り組む。
最初に「やれば出来る!」という体験をして、自分への自信を持つことがなにより大切です。
「うちの子は〇〇が苦手で・・・」
「この子は勉強ができなくて・・・」
と、子どもの短所に目が行きがちな保護者の方は、一度頭を切り替えて、その子の長所を見つめてみてください。
そして、長所を伸ばすことから始めてみてください。
きっと、子どものエネルギーや姿勢が変わってくると思います。
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