右脳開発でお子様の才能を開花
第7回 「能力をどう活かすか」にもコツがある
記憶力を高めるには、まず記憶できる容量を増やし、
記憶するのに有効な手法(記憶法など)を用いるのが
有効だと前回説明しました。
そのように能力を高めても、実際には記憶しやすい分野と
そうでない分野が出てきます。
例えば、歴史に関する記憶は得意だけれども、理科が苦手だとか、
理科はいいけれども社会は苦手だというような場合です。
人間は、興味のある分野については自分のもっている能力を
発揮しやすいけれども、興味がないもしくは苦手意識を
もっているものに対しては、なかなか取っつきにくいものです。
それは、いわば大きな家(これを容量に例えています)を
建てたけれども、家の中に入るカギ(これを興味に例えています)
がなかなか見つからない状況に似ています。
カギさえ見つかれば、たくさんの大きな部屋を存分に
使えるわけですから、何とも悔しいところです。
そのカギをできるだけ素早く見つけだす方法としては、
①苦手分野の学習を取り組み、実際に覚えられたら
何かの報酬を得られる仕組みを作る。
例えば、1ページ終わった毎にスタンプを押していき、
基準以上貯まったら、家族みんなで食事に出かけるなど。
②苦手な分野の学習をとにかく一番先に始めるように習慣づける。
③できるだけ興味が持てるような環境作りをする。
例えば、その分野に関する博物館や展示会などに出かけるなど。
④ 記憶する時に、できるだけ五感を用いるようにします。
ノートに覚える言葉を書き、声を出して読み、ある意味感情を
入れながら取り組みます。そのあと、テキストを閉じて、
思い出しながら、ノートに書き出してみるのです。
そうすると、覚えるべき情報が海馬から側頭連合野に入り、
記憶が定着していきます。
などといった手法を用いて、苦手分野をできるだけ
放置しないようにします。
一番いけないのは、苦手だからといって後へ後へと回してしまい、
結局時間切れとなってしまうことです。
もう一つは、単に興味が持てないから覚えられないのに、
「あなたは記憶力が悪いんじゃないの?」などと、
あたかも容量そのものが小さいように言ってしまうことです。
そうすると、記憶に対する自信が失われ、せっかく開拓した
容量そのものが本当に小さくなってしまいます。
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