右脳開発でお子様の才能を開花
第20回 よい幼児教育と悪い幼児教育②
誰もが、子どもによかれと思ってやるのが「教育」です。
しかし、その方向が正しければ良いのですが、そうでない場合に、
かえって子どもの負担になってしまう場合があります。
特に幼児教育の場合は、
ほぼ100%親が主導権を握ってしまうので、
親の理解度や考え方が直接的に影響を及ぼします。
① 攻撃的なタイプで、何でも勝ち負けとして
とらえがちなタイプ
② いつも他人の動向が気になり、周りの人が何かに飛びつくと、
自分も流されてしまうタイプ
③ 夫婦仲があまり良くなく、
どうしても子どもに過度の期待をかけ、
強い関心がいってしまうタイプ
④ 人よりも先んずることを求め、
何としてでもわが子を優秀児に仕立てたいタイプ
このような人は、幼児教育を始めると、
行き過ぎてしまうことがよくあります。
確かに、人間の脳は刺激によって育ちます。
その刺激が多ければ、脳細胞と脳細胞をつなぐ
多くのシナプスが形成されます。
学びが多くある豊かな環境作りが、教育の基本です。
幼児教育は、子どもの才能を豊かに育むチャンスを
与えてくれることに間違いはありません。
しかし、その環境が生かされるのは、子どもが楽しく
学ぶという前提の上に成り立つのです。
心と心が通い、適度な量を楽しみながら取り組むことが重要です。
学ぶという前提の上に成り立つのです。
心と心が通い、適度な量を楽しみながら取り組むことが重要です。
「もっとやりたいよ、ママ」
こう言っているうちに、やめることが秘訣です。
「もうたくさん」「もうやりたくない」と言わせてはいけません。
幼児教育で行ったことは、熟成する時間が必要です。
まるで、時間をかけて潜在意識に次第に沈んでいくように、
徐々に染みこむように育んでいくのです。
親のちょっとした配慮が、善し悪しを分けてしまうことも
少なくありません。