右脳開発でお子様の才能を開花
第88回 子どもが「嘘」をついたら ①
子どもが嘘をついたとき、あなたはどうしますか?
・とにかく、嘘をついたことは悪いことなので、きちんと叱る
・嘘をつくことは悪いことだと、こんこんと言って聞かせる
・なぜ嘘をついたのか、その理由を追求する
確かに、嘘をつくことは悪いことです。
でも、人間は嘘が言えることによって、知能が伸びていくのです。
例えば「おままごと」。おままごとは、芝居ともいえますが、
見方を変えれば嘘のつき合いっこです。
「僕はお父さんだよ」と言って、お父さんのふりをします。
日頃、お父さんの様子を観察していて、
お父さんに成りきるのですから、かなりの高等技術です。
イメージで、誰かに成りきる。
そのようなことを通して、大きくなっていくわけですから、
嘘がつけるようになったら、
それを成長と捉えて喜んでいいのです。
「嘘」に対して、良くないイメージがあるのも事実です。
「嘘つきは、泥棒の始まり」などと言われると、
この子は、後にとんでもない人間になってしまうのではないか、
と心配してしまいます。
確かに、大人になっての嘘は、社会的にも迷惑をかけますし、
犯罪につながってしまうこともあります。
しかし子どもの頃の嘘は、成長過程の一つとして捉えるほうが、
自然な場合があります。
大袈裟に捉えてしまうと、
かえって心にしこりを残すこともあります。
では、嘘をついても、そのまま放っておくのですか?
そうではありません。
それでは、どう対処したらいいのでしょう?
STEP1
まず、嘘をつくことは悪いことだと教えます。
いろいろな寓話や昔話を用いて、
説いて聞かせるのもよいでしょう。
子どもの心の中に、嘘をつくことは悪いことだという
価値判断を植えるのです。
STEP2
次に、なぜ嘘をついたのかを訊きます。
おそらく子どもは、その理由をまともには答えないでしょう。
ここで大事なのは、なぜ嘘をついたのかという、
はっきりとした答えを導くことが目的ではなく、
子どもがごまかす場合、どうごまかすのかを見届けます。
子どもは、見え透いた嘘をつきます。
たいていは、初めから嘘だとわかる嘘をつくものです。
STEP3
なぜ嘘をつかなければならなかったのか?ということを、
子どもと一緒に考えます。
嘘をついたことが悪いことであると認識していても、
あえて嘘をつく場合があります。
そうなってしまう背景を分析する必要があります。
例えば、友達をかばう為の嘘だったり、
友達に強要された場合など、年齢に応じて
様々なケースが考えられます。
一方的な解釈をして、対処してしまわないことが大切です。
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