右脳開発でお子様の才能を開花
第111回 円満夫婦とそうでない夫婦の差は?
人は、自分のことをわかってくれずに
勝手なことを言う人を嫌います。
子どもは、自分の言うことを
聞いてくれる人のところへ自然と行きます。
それは、子どもだけではありません。
大人もまったく同じです。
何が「正しい」のか、何が「間違っているのか」を
探求することも大切ですが、
特に人間関係、コミュニケーションをとる場合には、
その尺度がまったく変わってきます。
そこには、人間特有の「感情」が入ってくるからです。
ある心理学者は、3,000組の夫婦の研究をした結果、
夫婦の会話を3時間
(口論している場面と仲良くしている場面の両方を)
録音し、分析すると、
その夫婦が3~5年後まで連れ添う確率を、
9割以上の確率で予測できるといいます。
3~5年後に81%の確率で自然崩壊する夫婦の共通点は、
「否定語」と「カチン語」を連発している
ということなのです。
相手が何かを言えば、
「そんなのって、おかしいんじゃない」
「ありえないわ」
「またやったの」などの言葉が飛び交います。
例えば、夫が
「こんなのはどう?」と聞いたときに、
「そんなのは無理にきまっているでしょ」
「いつも、話にならない提案ばかりだわね」
などと、一気に「否定」される言葉や、
「もっと人の気持ちを考えた提案をしたら。
あなたは、いつも自分に都合がいいような
提案しかしないんだから!」
というような「カチン」とくる言葉を浴びせられたら、
あなたはどうするでしょうか。
こんなとき、夫はおそらく、
「何だ、その言い方は!
おまえだっていつも自分のことばかり
考えてものを言うじゃないか。
おれは、いつも我慢してるんだぞ」
と切り返すでしょう。
この例の場合で大事なことは、
議論の焦点が、
「夫が提案した事項の是非」
に当てられるのではなく、
「提案に対しての妻の反応の仕方」
に焦点が当てられてしまうということです。
また、こういうときに決して使ってはならない言葉が
「いつも」です。
否定やカチン言葉を
さらにパワーアップさせる言葉がこれです。
「いつも」とは何だ!
と、この言葉だけでも十分にカチン語になります。
夫婦の場合も、子どもの場合も、
また職場の場合も原則は同じです。
長続きする夫婦の共通点は、
「イエス」という言葉が
会話の中にちりばめられているということです。
「そうか、それはいい考えだ」
「なるほど!」
「それは、鋭いね」
など、まずは肯定の反応から始まるのです。
いったん相手の提案する気持ちを受け入れたあとで、
お互いが尊重し合いながら、
「でも、ぼくはこう思うんだけどどうかなあ?」
というように、議論の本題へと入っていくようにするのです。
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