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子育ての知恵ぶろぐ

第146回 「自力」と「他力」の関係

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人間の力には、
「自力」と「他力」があります。

自分で生きようとする「自力」と
他から生かされる「他力」です。

「自力」と「他力」の関係は、
次のように解釈すると
わかりやすいと思います。
まず、
「自力」と「他力」=10とします。

①「自力」が8であれば、
「他力」は2です。

②「自力」が2であれば、
「他力」は8です。
「PAD高速学習」の授業の時に、
子どもたちに聞きます。

君たちは、
どちらの方がいいですか?と。

すると、
ほとんど全員が①の方がいい
と答えます。
子どもたちは、
直感的に自分が成長するということは
どういうことなのかを知っています。

親は、なるべく子どもを
「自立」させたいと願います。

しかし、
愛情があふれればあふれるほど、
反対の行動をとってしまいがちです。

親、自らが子どもの手足となって、
手取り足取りになってしまうのです。

「手足」だけではなく、
転ばぬ先の「杖」とまで
なってしまいます。

そして、心配あまるあまり、
「本当にできてるの?」
と何度も子どもに聞きます。
ある小学生の子は、
右脳的な能力を発揮していましたが、
あまりにもお母さんが心配して
「本当にできてるの?」
と何度も聞くので、
だんだん取り組みをするのが嫌になり、
そのうち右脳の能力を
発揮しにくくなってしまった、
ということもありました。

親は、
自分がきちんと理解できなかったり、
体験できないことに対して
「疑いの心」を抱きます。

でも、この「疑いの心」が、
子どもにとっては
大きな障壁となってしまうことも
あるのです。
まずは、
子どもが持っている『自力』を
信じることから始めましょう。

そして、
できるだけ「自力」が伸ばせる環境を
作ってあげましょう。

そして、
「他力」を最小限にし、
どうしても必要な時だけ
最小限の「他力」を添えてあげましょう。

子どもにとって、
一番必要な言葉がけは、
「励ましの言葉」です。

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