右脳開発でお子様の才能を開花
第167回 子どもの屁理屈に対抗する方法
子どもが成長していくとき、
反抗期があるというのは
誰でも知っています。
反抗期というのはわかっていても、
どうしても頭にきてしまうことも
多いですね。
子どもの口答えは、
成長の一環でもあります。
ただし、
わがままを押し通すような屁理屈には
閉口します。
あまりに理不尽な屁理屈を
言い出したら、
いい対策法はあるのでしょうか。
一つの対策法として、
「ごはん論法」を用いて
対抗してみましょう。
この「ご飯論法」は、
法政大学の上西充子教授が
ツイッターに投稿して話題となり、
国会審議でも引用されたり、
西日本新聞でも取り上げられました。
とても秀逸にまとめられているので、
子どもが屁理屈を言い出した時に使えば、
いかに屁理屈がばかばかしいかを
悟らせるのに効果的かもしれません。
Q:「朝ごはんは食べなかったんですか?」
A:「ご飯は食べませんでした
(パンは食べましたが、
それは黙っておきます)」
Q:「何も食べなかったんですね?」
A:「何も、と聞かれましても、
どこまでを食事の範囲に入れるかは、
必ずしも明確ではありませんので…」
Q:「では、何か食べたんですか?」
A:「お尋ねの趣旨が必ずしもわかりませんが、
一般論で申し上げますと、
朝食を摂(と)る、というのは
健康のために大切であります」
Q:「いや、一般論を
伺っているんじゃないんです。
あなたが昨日、
朝ごはんを食べたかどうかが、
問題なんですよ」
A:「ですから…」
Q:「じゃあ、聞き方を変えましょう。
ご飯、白米ですね、それは食べましたか」
A:「そのように一つ一つのお尋ねに
こたえていくことになりますと、
私の食生活をすべて開示しなければ
ならないことになりますので、
それはさすがに、
そこまでお答えすることは、
大臣としての業務に支障をきたしますので」
何とも言えない
すり替えのオンパレードです。
もし、
このような会話を子どものころから
しているとなると
末恐ろしいばかりです。
子どもには、
誠実さが大切であることを
教えていかねばなりません。