右脳開発でお子様の才能を開花
第178回 「器の大きな子」に育てるには?
現代の子どもたちは
「思いやり」に欠けると
よく言われます。
また、他人の気持ちがわからない、
コミュニケーション能力が
うまく育っていないといったことが
起こっています。
この「思いやり」は、
幼少期に親がどんな価値観を植えつけ、
どのように子どもに考えさせていくか
ということに大きく関わってきます。
「認知バイアス」
というのがあります。
これは、
認知心理学や社会心理学の理論です。
人間は、
意思決定や合理的選択を行う場合、
必ず何らかのバイアス=偏りを経て
認識します。
いわゆる偏見と言われるものですが、
この認知バイアスは数多くあります。
そのうちの一つに
「帰属のバイアス」があります。
これは、
「自分をどう評価するか」という問題が
起こったときに、
どこに原因や理由付けを求めるか
ということです。
この帰属のバイアスが
どうなっているのか、ということは
その人間にとっての価値観の大元を
形成していくものであり、
ある意味、
人格形成にも影響を及ぼします。
例えば、ある問題が起こり、
この問題が生じた責任は
他人にあるのか、自分にあるのか
といった場合に
安易に他人にあるとしたり
自分にあるとしたりして、
きちんとした分析をせず
安易に問題を片づけてしまうことが
あります。
このような
偏った問題処理のしかたをしていると、
それが思考の癖として定着してしまい、
やがて、
「思考のショートカット」を
作ってしまうことになります。
子どもの幼少期は、
親の考え方や癖が
その子の人格形成に
大きな影響を与えます。
ですから、
このような時期に
子どもにどう対処するかを
よく考えて接していかなければ
なりません。
来る10月14日(日)には、
「第7回父親セミナー」
を立川本部校で開催します。
テーマは
「器の大きい子に育てる父親学」です。
これからは、
急速に変化していく、
なかなか先が読めない時代です。
そんな時こそ、
「器の大きな人間」に育て、
どんな時代でも対処できる子を
育てることが必要です。
それに大きくかかわっているのは
両親ですが、
父親の役割も重要です。
そのことについて、
今回のセミナーでは深く考えていきます。
ぜひ、ご参加ください。