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子育ての知恵ぶろぐ

第185回 果敢に挑戦していく姿勢が未来を拓く

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ヘーグルの教室もある
中東経済のハブ(中心地)として発展する
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ。

2020年には中東初の
国際博覧会(万博)を開く予定です。

それに向けた開発ラッシュが続きます。

野心的な成長戦略のもとで、
世界中のイノベーション(技術革新)を集める
「未来都市」はどんどん発展しています。

砂ぼこりが吹き荒れる広大な砂地の一角が
万博会場の建設予定地です。

2020年10月に開幕する万博には
日本を含む200以上の国、
国際機関などが参加し、
来場者数は前回ミラノ万博(2200万人)を
上回る2500万人を見込みます。

ドバイは、
万博でインフラ開発を加速させるほか、
日本を含む世界中の起業家から
技術とアイデアを募り、
ドバイでの実用化を条件に
資金援助する国家プロジェクトを
進めています。

ドバイが誇るのは、
「世界一」「世界初」であり、
「未来都市」の創造です。

昨年は空飛ぶドローンタクシーのテストを
開始しました。

また、現在開発中の次世代高速鉄道は、
気圧を下げて真空状態にした
巨大チューブの中を車両が走る仕組みで、
リニアを上回る
時速1,000キロでの走行が可能です。

現在、ドバイとUAEの首都アブダビの間は
車で2間かかりますが、
わずか12分に短縮するといいます。

2016年には世界初の3Dプリンター建築物が
完成しました。

2030年までに新規建築物の25%を
3Dプリンターで造る目標を掲げています。

電気自動車の普及を目指す中、
車に電力を直接供給する
特殊道路の開発も計画され、
人工知能(AI)を搭載した
ロボット警官の配備も進めています。

都市開発や技術革新に突き進み、
世界一の高層ビルなど
いたるところに
「世界一」、「世界初」がある
ドバイですが、
問題もあります。

2009年のドバイ・ショックで積み上がった
公的債務の縮小は進んでおらず、
財政状況は悪いままです。

無税国家として知られてきたが、
今年は付加価値税を初めて導入しました。

ただ、ドバイに見る積極姿勢には
注目すべき点がたくさんあります。

「脱・石油依存」を掲げ、
いち早く改革を続けています。
それに対し日本はどうでしょうか。

2017年度の日本の名目GDPは549兆円で、
6年連続で増加しています。

しかし、世界のGDPに占める日本の割合は
1994年時点で17.7%でしたが、
2017年時点では6.1%にとどまっています。

日本の一人当たりの名目GDPでは、
OECD加盟国の中では
1993年の2位から25位にまで低下しています。

国際的なグローバル競争の波に
乗り切れていないのが現状です。

14日に内閣府が発表した
2018年7~9月期のGDP速報値では、
年率換算では1.2%減となり
マイナス成長が2四半期ぶりとなりました。
このような
世界的な大変革期に来ている時代には、
積極的な攻めの姿勢が大事です。

子育てにおいても、
子どものマイナス面を見ていくのではなく、
これからの時代にどう生き抜き、
どう活躍していくのかを
その子の個性を中心に考えていくことが
必要です。

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