右脳開発でお子様の才能を開花
第232回 幼児教育を通じて「自分に自信のある子」に育てる方法②
今回は、前回の続編です。
まず、なぜ今の時代は
「自己肯定感」ということがどこでも
言われるようになったのでしょうか。
私たち親世代が子どものときは、
「自己肯定感」などという言葉を
ほとんど意識したこともなかったと
思います。
当時は、経済成長が第一で
「豊かになるためには?」
「高度経済成長まっしぐら」
「均一大量生産」の時代でした。
金太郎あめのように、
均質化された人間を大量に
作らなければならない時代だったのです。
ところが、これからの時代は、
「新しい独創性」や
「高度な思考や技術」が必要となり、
社会が求めて来るものが変わっています。
そして、今までは
日本国内を考えていれば事足りた
⇒人口が増加していく時代
⇒国内の消費量が自然に増えてきた時代
だったのが、今では
日本の人口減
⇒国内の消費量が減少
⇒海外へのビジネスチャンスを
考えなければならない時代
へと大変化しているのです。
そうなると、今までとは違って、
積極的に外に出ていくという
挑戦的な気持ちが大事になってきます。
その時に必要になってくるのが、
失敗してもいいから
どんどんトライするという行動です。
うまくいかなかった時に、
自分で自分を励ますのです。
その力の大元になるのが、
「自己肯定感」なのです。
島国である日本では、海外に出るには
必ず海を渡っていかなければならないので、
大変だという感覚がありますが、
大陸に住む人間にとっては
とても自然なことです。
異文化が混とんとして存在する
ということが日常です。
それぞれの人の考え方が違うということが
当たり前です。
私たち親世代の考え方に共通しているのは、
「予定調和」「暗黙の了解」などです。
「予定通り行って当たり前」、
「言わないでもわかるのが当たり前なのに、
なんで言わなければいけないの?」
という感覚が根底にあります。
そういった私たち親世代の中の潜在意識に
こびりついている考え方を
一度見直していくことが、
子どもを「自己肯定感の高い子」に育てる
第一歩のような気がします。
「トライ&エラー」を楽しめる子に
育てていくというのが、
「自己肯定感」の極意です。