右脳開発でお子様の才能を開花
子育ての知恵ぶろぐ 第318回 何度もクビ、3度も破産した男とはいったい誰?
何度も会社をクビになり、
3度も破産した男とは、
いったい誰でしょう?
彼は、母親の再婚をきっかけに
10代で家を飛び出しました。
学歴は小学校卒業程度。
機関車の灰さらい、機関士、
路面電車の車掌、ペンキ塗り、
タイヤのセールスマン…と
職を転々としました。
ガスランプの製造販売に
大金をつぎ込みましたが、
時代はガスから電気に切り替わる
真っただ中、彼はこの事業に失敗し
全財産を失いました。
その後、タイヤのセールスマン時代に
知り合った石油代理店の男が
ガソリンスタンドを経営しないかと
彼に話を持ちかけます。
彼は、単にガソリンを入れるだけでなく、
窓ふきやパンクの無料修理などを行い
その店は繁盛しました。
わざわざ遠回りをしてまで来てくれる
お客さんもいました。
ところが、40代になった彼に
悲劇が襲います。
1929年米国の株価暴落をきっかけに
世界的な大恐慌が起こります。
その影響で
彼のガソリンスタンドの経営も悪化し、
再び全財産を失います。
彼はこの事業を立て直そうと
必死に新たなスポンサーを探しました。
そして再び開業しました。
今度の店は今までとは違うところが
一つありました。
それは、お店の中に小さなカフェを
設置したのです。
当時は、今のようにあちらこちらに
飲食店がありません。
長時間運転するドライバーの
お腹を満たすことができると
評判になりました。
カフェと言っても
物置小屋に椅子が6脚と
テーブルが一つという
粗末なものでした。
次第に彼が出す料理は評判になり、
数年のうちにレストランになり、
いくつかの店を出すまでになりました。
50歳になる直前、
夜中に火事でお店が全焼するという
悲劇が起こりました。
さすがの彼も半日は落ち込みました。
しかし、翌日の午前中には立ち直り
焼け跡にトラックを入れて
再建に乗り出しました。
65歳になった時、
第二次世界大戦後のアメリカは
高速道路の建設ラッシュとなりました。
彼のレストランの近くに
高速道路ができました。
すると、今まで国道に流れていた車が
高速道路を通るようになり、
客足が一気になくなりました。
彼の決断が遅れ、資金が底を尽き、
またもや全財産を失いました。
何度も失敗を繰り返した彼ですが、
その原因は彼自身にあるのではなく、
予測不能な社会の変化によって
引き起こされたものでした。
彼は、いつもまじめで一生懸命でした。
窮地に追い込まれた彼は、
評判だった料理のレシピを売ろうと
考えました。
車中泊をしながら田舎の料理のレシピを
売りつけようとする怪しげな老人。
彼は少なくとも1000回は門前払いを
食らったといいます。
70歳に近い彼はそれでもあきらめずに
営業を続けました。
最初の1年間では7件しか
契約を結べませんでしたが、
翌年からは爆発的に
フランチャイズが拡大し、
あっという間に数百店舗に拡大しました。
1980年、店舗数が世界で
6000を超えたころ、
彼は90歳で生涯を終えました。
彼が棺に納められた時、
皆さんが一度は目にしたことのある
白いスーツを着ていたのです。
彼が世界中に広めた料理とは、
『ケンタッキー・フライドチキン』
であり、彼の名は
カーネルサンダースです。
子どもが小さい時に
読んであげてほしいのは、
「偉人伝」です。
これからは予測不可能な時代の連続です。
そんな時代に必要な能力は、
「忍耐力」、「あきらめない心」と
「発想力・創造力」です。
そういった強い子を
育てていきましょう。
これからの時代に適応する力を
ヘーグルの右脳開発と人間学で
育てていきましょう。
今年も夏=PADの季節です。
この大変身するチャンスに
ぜひトライしてください。