右脳開発でお子様の才能を開花
子育ての知恵ぶろぐ 第349回 これからの時代に必要な教育とは
2022年生まれの
子どもたちが17年後、
高校を卒業する2040年には、
「大学全入時代」が
到来します。
2022年に生まれた子どもは
77万0747人です。
大学進学率は
およそ60%ですので、
出生数が100万人を
超えていたころは60万人が
大学進学していましたが、
46万人に減ってしまうのです。
また、
ブラック職場化している
学校の教員不足も
深刻化しています。
こなさなければならない
業務が膨大で、
それらの業務があまりにも
旧態依然であり、
効率化が一向に進みません。
本来ならば
教育の中枢を担う学校教育が
時代の変化に取り残されて
ガラパゴス化しています。
そんな中で、
ChatGPTなどの登場により
時代は大きく変わり、
「学びの形」が変わって
きています。
知識があることに
価値があったものが、
思考力や想像力、
創造性の方に
重きを変えています。
世の中が変われば、
教育も変化しなければ
なりません。
未来ある子どもたちに
授ける教育とは、
個性を損なわれることがなく、
探求心旺盛に学び、
それぞれの特質に基づいた
能力を発揮させることです。
1973年にアメリカの認知学者
ベンジャミン・ブルームの
研究チームによって
作成されたのが
「ブルーム・タキソノミー」
です。
従来の日本の学校教育は、
「知識」「理解」「応用」
までをカバーしてきました。
しかしこれからは、
その上で物事を分類、
構造的に理解し、
予測を立てる「分析」の能力、
その上で仮説を立てて
新たな構想をし、
自分なりの価値観や
哲学、信念を持って
自己決定する「評価」の能力と
さらに何かを生み出す
「創造」の能力が
必要なのです。
「知識」「理解」「応用」
までは正解のある
低次思考であり、
「分析」「評価」「創造」
は正解のない
高次思考なのです。
高次思考は、
正解のない問いについて
知識を基に自由に思考し、
論理的、多角的にとらえ、
個別の具体的な事象の認知と
メタ的俯瞰的な認知とを
常に融合するのです。
ヘーグル教育は、
まさに低次思考から
高次思考までの全領域を
育む教育であり、
さらに宇宙意識と融合する
新次元教育なのです。