右脳開発でお子様の才能を開花
子育ての知恵ぶろぐ 第359回 右脳開発の成果が大きくなって どう活かされるのか PART1
壱萬会生のOBであるS君に
久しぶりに会いました。
彼は、33歳で、
先日立川の北口にある
ショールームでの
個展を開いており、
そのお知らせが来て
代表と理事長が
そこへ行ったのでした。
今回の個展は、
立体的なオブジェが
多数飾ってあり、
すでにホテルなどに
売れてしまっているそうです。
彼がヘーグルに入ったのは
小学生になってからでした。
学習障害を抱えており、
漢字が覚えられないのです。
「何度も書いて覚えなさい」
と言われて、
何度も書くのですが
覚えられません。
お母様はとても悩んでいました。
「この子をどう育てたら
いいんだろう?」
そこで代表はS君に聞きました。
「あなたは何が好きなの?」
そうするとS君は、
「マジック、ミスターマリックが
好き」と答えました。
「じゃあ、みんなで
ミスターマリックのショーを
見に行こう!」
ということになり、
十人くらいで見に行きました。
そして、左脳も大事ですが、
彼の場合は
右脳を発達させることによって
左脳の機能の一部を
補おうということになり、
彼も好きな右脳の取り組みを
始めました。
スプーン曲げにも興味を持ち、
スプーンどころか
フライパンまで曲げ、
竹とんぼをどこまで飛ばせるか
という大会にも出かけて
いきました。
遠くまで飛ぶ竹とんぼを
何度も試作し、
なんとその大会で優勝して
しまったのです。
美術系の大学に進学した彼は、
中国の極寒の地
(気温が-33度にもなる)で
巨大な氷のオブジェを
つくって入賞し、
様々な制作活動を
積極的に行ってきました。
ヘーグルで高校生の時から
大学生まで小学部の補佐などの
アルバイトもしていました。
彼が制作活動をするときに、
多くの作家と違うところがあると
言います。
それは、下描きを全くしないで、
木に一気に鋸を入れる
ということです。
「何で下描きをしないの?」
と聞くと、
「全部見えているから」
と答えます。
彼の頭の中では、
すでに作品が完成されており、
作品の材料となる木材の
どの部分を使えば
木目と調和するかということまで
見えているのです。
彼は、28歳の時に引き抜かれ、
誰もが知っている
大手通信会社の全国の本部長に
最年少で抜擢されました。
仕事も頭の中で
結果が見えているので、
その通りにやれば
うまくいくのだそうです。
今、S君は会社勤務と
制作活動の両方を行っています。
これからの思いや方向性を
熱く語ってくれました。
その思いは、
もう次のステージへ
向かっていたのでした。
右脳開発の成果というのは、
一生の人生プランを支える
確信を生むことができる
ということです。