右脳開発でお子様の才能を開花
第90回 子どもが「嘘」をついたら ③
「お母さんだって嘘をつくでしょ。
夜にお菓子を食べちゃいけないって言うくせに、
自分は食べてるじゃない。」なんて子どもに言われて、
ドキッとすることがないですか?
子どもは、大人の言動や行動を見ていないようで、
結構よく見ています。
親は、子どもに嘘をつかないのが第一ですが、
子どもに嘘を指摘された後にとる態度の方がより重要です。
もし、子どもに嘘を見抜かれたら、
親としてどんな態度をとるべきでしょう。
- 言い訳がましいことを言わない。
- 素直に謝る。
特に、この②が大切で、
言っていることとやっていることが食い違っていたら、
相手がいくら子どもであっても、謝らなくてはいけません。
子どもが素直な子に育つか、そうでないかの分かれ目になる、
くらい大切なことだと考えた方がよいと思います。
人間の基本的人生態度は、言われて学ぶのではなく、
人のやっている後ろ姿を見て学ぶものだからです。
例えば、「お父さんは大人だからいいの」とか、
「お母さんは忙しいんだからしょうがないでしょ」
という言い訳は最低です。
子どもは結構、論理的に考えていますから、
「じゃあ、大人になれば嘘をついてもいいんだ」とか、
「忙しければ、約束を破ってもいいんだ」
などと解釈しかねません。
それが何度も繰り返されれば、曲がった考えを持つようになり、
やがては人の言うことを聞かない、
もしくは曲解する人間になってしまいます。
「この子は、素直じゃないなあ」と思ったら、
まずは親としての自分の言動を
もう一度冷静に考えてみてください。
子どもは、親の行動や言動の過誤については、
かなり厳しく感情をともなって指摘します。
そんなとき、親もどうしても感情的になってしまいがちです。
「ここで下手に出てしまうと、
あとで取り返しがつかなくなる」とか、
「ここで一本取られると後がやりにくくなる」などと、
親の面子を優先させて考えてしまうからです。
そのような考え方は、
「取り引き、駆け引き、勝ち負け」の思考法です。
これでは、「愛」に基づいた人間関係は構築できません。
家庭そして子育ての基本は、「愛」で成り立っています。
ですから、このような思考法を用いてしまうと、
お互いが「愛」の上には立てなくなってしまいます。
「愛」の原点は、あるがままに受け入れ、
報いを求めない献身的な行動です。
ですから、「謝るときには、
相手が誰であろうと素直に謝る」というのが、
愛のある潔い人間のとる行動です。
きっぱりと子どもに謝れる親に育てられた子どもが、
悪い子になってしまうというのをあなたは想像できますか?
逆に、子どもに素直に謝れない親に育てられた子どもは、
将来どのような人間に育っていくと思いますか?
これが答えです。
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